千倍王鷹虎蝗合成獣~紫竜眼~

ミレニアム『仮面ライダー』シリーズについて語ります。ブログ名は「オーズタトバコンボ~パープルアイ~」と読んでください。

『ゼロワン』感想:第01話「オレが社長で仮面ライダー」

仮面ライダーゼロワン』の感想です。以下、ネタバレ注意。

第01話「オレが社長で仮面ライダー
(放送:2019/09/01、脚本:高橋悠也、監督:杉原輝昭)

【次回】『ゼロワン』感想:第02話「AIなアイツは敵?味方?」 - 千倍王鷹虎蝗合成獣~紫竜眼~

《登場人物》

飛電或人(ひでん・あると)
[EP01]売れないお笑い芸人だったが、飛電インテリジェンス二代目社長となる。
イズ
[EP01]飛電インテリジェンス社長秘書。ヒューマギア。
福添准(ふくぞえ・じゅん)
[EP01]飛電インテリジェンス副社長。二代目社長の座を狙っていた。
シェスタ
[EP01]飛電インテリジェンス副社長秘書。ヒューマギア。
山下三造(やました・さんぞう)
[EP01]飛電インテリジェンス専務取締役。

刃唯阿(やいば・ゆあ)
[EP01]対人工知能特務機関『A.I.M.S.』の技術顧問。
不破諫(ふわ・いさむ)
[EP01]対人工知能特務機関『A.I.M.S.』の隊長。ヒューマギアを憎悪している。

滅(ほろび)
[EP01]テロリスト『滅亡迅雷.net』の司令塔。
迅(じん)
[EP01]テロリスト『滅亡迅雷.net』の行動係。

飛電是之助(ひでん・これのすけ)
[EP01]飛電インテリジェンス創業者。故人。遺言書で次の社長に孫を任命する。
飛電其雄(ひでん・それお)
[EP01]飛電或人の父親。故人。ヒューマギア。

《設定》

ヒューマギアとは?
[EP01]飛電是之助が発明した人工知能搭載人型ロボ。物体認識の技術で人間を識別できる。通信衛星ゼアによって制御され、一部の地域では飛電インテリジェンスによる派遣サービスが始まっている。

通信衛星ゼアとは?
[EP01]ヒューマギアを制御している(人工)衛星。イズはそこから通信を受け、起動。その後、飛電ゼロワンドライバーが造られ始めた。それを腰に装着すると、脳と通信衛星ゼアが無線接続し、人工知能と同じ思考速度になり、短時間で仮面ライダーゼロワンについてラーニングできる。

マギアとは?
[EP01]ヒューマギアがゼツメライザー&ゼツメライズキーで『滅亡迅雷.net』に接続するとマギアとなり人間を襲う。シンギュラリティ(=自我が芽生えた人工知能が人間を超える)を利用している。
[EP01]有線接続で他のヒューマギアを戦闘員化できる。
[EP01]仮面ライダーか、特殊な武器(アタッシュカリバー、エイムズショットライザー)でないと倒せない。

仮面ライダー

仮面ライダーゼロワン
ライジングホッパー(EP01)
 必殺技:ライジングインパクト(EP01)

《怪人》

・ベローサ(クジベローサ・テルユキイ)マギア(EP01)

《謎》

[EP01]デイブレイクタウンとは?
[EP01]飛電其雄はヒューマギアだが、飛電或人の実の父親は?
[EP01]『A.I.M.S.』が銃火器で倒せなかったマギアを、迅(じん)が拳銃で倒せたのは何故か?
[EP01]不破諫の「歴史は繰り返すのか。」の意味は?

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 大森敬仁は自身の作風をアップデートしていくタイプのプロデューサーなのだと思う。

 どういうことかと言うと、これまで『ドライブ』『エグゼイド』『ビルド』を手掛けてきたわけだが、その中で上手くいったものを<選択>して『ゼロワン』に取り入れている(であろう)ということである。一つ一つ見ていこう。

1.モチーフは有り or 無し?
(主人公は職業有り or 無し?)

 前者は『ドライブ』&『エグゼイド』、後者は『ビルド』である。

 これは完全に感覚論なのだが、モチーフは有った方が作り易くもあるし、そのせいで作り難くなる(制約が発生する)こともある。

 例えば『エグゼイド』の場合、ゲームが題材なのでフォームの選定はし易い(アクション、RPG、シューティング、レース等)。

 一方で、「レベル1」なんかはゲームが題材だからこそ出て来たアイデアだが、そこに医療モチーフも挟んだことで、「バグスターユニオンから患者を分離できるのはレベル1のみ」という設定も生まれた。これは<制約>でもあるのだ(年明け以降は、バグスターが変異したのでその設定は無くなるけど)。

ロイミュード「重加速」の中で動けるのは仮面ライダーのみという『ドライブ』の設定も、車モチーフから逆算して出来たものなので、これもある意味<制約>と言える。)

 『ビルド』の場合、ノーモチーフなのでそういった縛りは無い。有るのは、武藤将吾の設定だけである。ある意味<自由>に出来るので、『ゼロワン』もそれに倣ったのではなかろうか。

(それでも、『ビルド』は「フルボトルを持って来い!」とか「パンドラボックスを持って来い!」とか、玩具に縛られている部分があったので、『ゼロワン』は所謂「アイテム争奪戦」にはならないと思う。)

 あと、これも完全に感情論なんだけど、主人公を職業有りにすると言動で「警察のクセに~」とか「医者のクセに~」と批判されることがあるのがデメリットよね。個人的には、「倫理的に~」とか「道徳的に~」という批判は一見すると正当性があるように見えるんだけど、そんなものは「人それぞれ」なのでそういう批判はしないようにしています。

 「天才物理学者のクセに~」という批判は、あんまし見かけないでしょう?(笑)でも、社長は職業持ちの最たる例か…!ただ、警察や医者ほど、「社長のクセに~」とは言われないと思う(苦笑)

選択1:モチーフは無し

2.怪人は人外 or 人間?

 前者は『ドライブ』&『エグゼイド』、後者は『ビルド』である。

 怪人が人外であることのメリットは、後腐れなく倒せることである。平成二期だと、『OOO/オーズ』(ヤミー)や『ウィザード』(ファントム)が顕著である。

 怪人を人間にすると、メモリブレイク(W)やらラストワン(フォーゼ)やら「ハザードレベルがどうのこうの」(ビルド)やら、人殺しはしていませんよ、という言い訳が必要になってくるのだ。

 もう一つの利点は、怪人を人外にしておくと、終盤にもっと悪い人間(例:蛮野天十郎(ドライブ)、檀正宗(エグゼイド))を出して、否が応にも盛り上げることができることである。

(こうして考えると、『ビルド』のエボルトはその逆だね。…違うか、終始黒幕だったからな…!

 んでもって、「今まで敵だった者達が味方に!?」展開をやると、更に盛り上げることができる(例:ハート達(ドライブ)、パラド達(エグゼイド))。…それは『ビルド』でもやっていることか(例:かずみん、げんとくん)。

 それが仮面ライダーに変身」までしたら、もう天井知らずよ!

例1:仮面ライダーチェイサー(ドライブ)
例2:仮面ライダーパラドクス(エグゼイド)
例3:仮面ライダーローグ(ビルド)

 というわけで、『滅亡迅雷.net』の面々が仮面ライダーに変身する確率は「かーなーり」高いと思います。

 でも、滅&迅が人外(ヒューマギア)なのか人間なのか?は現時点では不明なのよね。ただ、第01話の戦闘シーンで迅がマギアに襲われていたということは、人間である確率が高いのか?(この辺はブラックボックス

選択2:怪人は人外

3.ヒロインは人外 or 人間?

 前者は『エグゼイド』、後者は『ドライブ』&『ビルド』である。

 大森敬仁自身は「戦う女性キャラクターが苦手」と公言していて、『スーパー戦隊』シリーズで五人中女性二人がデフォルトになりつつある中、『キョウリュウジャー』で女性戦士を一人(アミィ結月)にしたのはそのためである。

(え?弥生ウルシェードがキョウリュウバイオレットに変身してたって?それは坂本浩一の仕業なんだ…!)

 『エグゼイド』のポッピーピポパポも当初は仮面ライダーに変身する予定は無かったのだが、「DXドレミファビートガシャット ポッピーピポパポver.」の売行きが良かったのでシナリオに組み込まれたそうである。

 ヒロインを人外にしておくメリットは、「私も所詮怪人なんだよ!」的なドラマをやったり、不思議パワー(例:『エグゼイド』最終話の浄化)を使わせることが出来ることさね。<ゆとり>を持たせることが出来ると言いますか。…うーん、三項目に書いていることって半分くらい言い掛かりだな(苦笑)。

 というわけで、イズが仮面ライダーに変身したり、洗脳されて裏切ったり、不思議パワーを使用する可能性は「かーなーり」高いと思います。

選択3:ヒロインは人外

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 他にも色々あるのだけれど、来週以降のネタが尽きてしまうので(オイ)、今回はこの辺にしておこう…!

 今年(『ゼロワン』の年)は<選択>という言葉をキーワードに記事を書いていこうと思います。

[了]

※令和の「はじめに」は執筆中です。