千倍王鷹虎蝗合成獣

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『ジオウ』感想:第02話「ベストマッチ2017」

仮面ライダージオウ』の感想です。以下、ネタバレ注意。

第02話「ベストマッチ2017」(脚本:下山健人、監督:田崎竜太

【前回】『ジオウ』感想:第01話「キングダム2068」 - 千倍王鷹虎蝗合成獣
【次回】『ジオウ』感想:第03話「ドクターゲーマー2018」 - 千倍王鷹虎蝗合成獣

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 今のところ「買います!」「買いました!」という報告が二人からしか来てないぞ!?

 チーフP白倉伸一郎パイロット監督田崎竜太奥野壮(演:常磐ソウゴ)・押田岳(演:明光院ゲイツ)・大幡しえり(演:ツクヨミ)のインタビューなど、『ジオウ』に関する情報が盛り沢山ですぞ!ついでに『ビルド』のそれもあるぞ!

 というわけで、

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 もう一度言う!

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※この手の特撮情報誌は、旬が過ぎる(現行作品が放送終了する)とあっと言う間に店頭から姿を消すので、早めに買っておいた方が良いですよ!後に要らなくなったら、売ったり捨てたりすれば良いのだから。

■前回(『ジオウ』第01話)の復習

 突然だが、『ジオウ』感想:第01話「キングダム2068」の、読者コメントを引用させていただく。

sebaooo-tatoba-combo.hatenablog.jp

 …こ、これは客観的な意見を提示したいだけで、べ、別に文字数を稼ぎたいとか、そういうわけじゃあないんだからね!

読者1:
 ジオウ第一話はさすがにディケイド一話よりはインパクトはなかったですね。
 ディケイドの場合は歴代ライダーをぶっ飛ばしていましたから、度肝を抜かれた記憶があります。それに士達がいる世界が滅びてしまうという。設定?そんなもの知るか!それ以上にインパクトが必要だ!って考えだったのでしょう。
 ジオウだとキャラクター紹介だけで終わった感じです。戦兎たちを出すのは来週で良かったのでは?一話はどっかんばっかんとライドウォッチしつつ戦っていた方が良いかなと。ディケイドと違って一年あるわけですし。

読者2:
 どうやら555から乾巧と草加雅人が参戦するようでファンとしては喜ばしい限りである一方、客演に頼れなくなった時に物凄いガス欠に陥りそうで非常に不安なのは否めませんね。(白倉Pは「オリジナルから逃げない」と発言しているそうですが、正直それには最初から期待してません笑)
 客演も出すだけでなくきちんとキャラを活かさねばなりませんし、そういう意味では今回のビルド達はぶっちゃけ微妙でした。(中略)最悪細かい設定なんかは無視してもいいのでキャラ描写だけは「ちゃんとやって欲しい」ですかね。

読者3:
 イマイチ好きになれない主人公が二年続いたので、常磐ソウゴくんに期待せざるをえません。が…案の定ブッ飛んでるなあと思いました。生い立ちなんかが今後語られると思うので、1話で評価するのは早いですかね。
( 中 略 )
 最後に不安な点を言うと、アナザーライダーが思ったよりしょうもないというか、ただ暴れるいつもの怪人という感じがしました。
 これも2話で評価が変わればよいのですが…

読者4:
 ああ、ジオウ、不安!
 2期ライダーすらもリ・イマジ的ポジションにするつもりなのかな?白倉の言葉が本当なら。
 とりあえず、過去作で見た要素(上っ面だけ)でキャッキャするお馬鹿さんが現れないことを祈ります。

読者7:
 1話は「説明すべき事」と「販促すべき事」で、これまでなら1.5話~2話位使ってた事を1話に圧縮したような話でした。
 「1話の時点で、1号のみならず2号ライダーの販促もしなきゃいけない」って言う状況自体が、平成ライダーの中でも相当レアですから致し方ないですけどね(アギト・龍騎・剣位かな?)。
( 中 略 )
 諸々見てると「ディケイドより盛り上がらない(お祭り感が無い)」「下山が書いてるからやっぱダメ」って意見多いですね。
 後者は言うに及ばずなのでスルーするとして、前者はやっぱ良くも悪くもディケイド以降の10年の変遷で、「子供向けヒーロー・ヒロイン作品内におけるオールスター路線」が定着しちゃったのが原因でしょうね。
 まぁこれは最初から分かり切ってる課題なのでジオウならではの事=“+α”のギミックに期待する他ないですけど。

読者8:
 すごく何というか……期待値以上だけれど、話が頭に入ってこない第1話だった印象です。
 最近東映YouTubeオフィシャルで、平成仮面ライダーの第1話、第2話が無料で見られていたので、それを何気なしに見てたんですけど、良作って設定の半分ほど(それも割と重要なこと)を第2話に任せてるんですよね。
 クウガなら五代と一条の接触だったり、初変身ポーズ、龍騎ならドラグレッダーとの契約、ダブルだと亜樹子に変身する過程見せたり地球の本棚だったり。
 だから前後編の2話完結だったっていうのもあるとは思いますが……
 前後編の2話完結なのにジオウはというと……って感じで。
( 中 略 )
 安心して見れる要素が生瀬勝久だけじゃ不安です、な第1話でした。

読者9:
 『ジオウ』ついにはじまりましたね。とはいえ……なんでしょうね、コメントに困る一話でした。設定説明で終わったというか、説明すらやりきれてないというか。
 印象に残るものが少ないような。江戸時代で水に放り込まれる主人公、が一番面白かったかもしれません。全体的に演出が地味で、記念作らしからぬ印象を受けました。今後過去作のパイロットを担当した監督が参加するという話も聞きましたし、派手なのはこれからに期待ですかね。
 ただ、1話から主人公とヒロインの言動、思考が分かりにくいところがあったので過去作に注力するあまり立ち位置がふわふわしたまま進んで行かないかな?と心配です。
 あと気になったのはアナザービルドが全くビルド感のない戦い方だったことですかね。戦闘自体も演出が大人しく、ジオウのお披露目としても敵怪人の特徴付けとしても物足りなさ過ぎました。
( 中 略 )
 再生産について。要するに「戦隊」がやってることですよね、被りを恐れないというのは。でも戦隊はあくまで「モチーフ」を使い回すのであって中身を再利用するわけではないので、『ディケイド』でやったことでも気にしないというのは気になります。ただでさえ設定(モチーフ)にディケイドを思わせる要素が目立つのに、内容まで同じだったらさすがに問題では?と疑問を抱いてしまうのは僕が凡人だからですかね?
 白倉Pのことだからそんなことを言っておいて予想を覆してくれるのを期待します。

読者11:
 ビルド1話が好意的だったのはエグゼイドの反動もあったのかなと思いましたが(自分もその一人ですが…)、ジオウでは冷静な意見が多いですね。
 本当に電王とディケイドで観たような展開で、しかもその被りを恐れないという方針も不安要素があるからでしょうか。
 個人的には冒頭がディケイドに似てはいる物の、いきなり恐竜と出くわしたり江戸時代へ行くのは「タイムトラベル物」として子供にもわかりやすいんじゃないかと思いました(今度は電王の劇場版っぽいけど)。
 ただタイムトラベルして歴代ライダーと出会うのは想像以上に無理があるなと感じました。ビルドの最終回との繋がりはともかく、仮面ライダーが存在していた事やそれにまつわる事件を認識していないのは変です。昭和ライダーだってその辺りガバガバだったかもしれませんが、あまり無茶な設定のぶつかり合いは無いんですよね。平成ライダーはMOVIE大戦でも別世界として割り切ってきたのに、今更繋げてしまう意図とは?と気になりますね。
 今回は初めての敵だから軽い設定にしたのかもしれませんが、あんなどうでも良い偽物を倒すために本物と協力しなくてはならないのは、これから盛り上がるのか?と思ってしまいます。

読者12:
 全体的には不安ですね。
 怪人やレジェンドの扱いの適当さもそうですが、特に主人公のソウゴです。
 現状は「王様になる!(努力描写はない)」「ケンカが終わってよかった!(積極的に仲裁に入らないけど)」と、申し訳ないですが口だけ野郎です。このキャラのどこに期待して次回を待てばいいのか、分からないまま終わった一話でした。
 「王様になる!」発言も今は浮き世離れしたものと捉えられていますが、きちんと相対化されたり補強されたりせずに『ゴースト』以降で顕著な「気付けば特に根拠もなく周囲に認められている」に陥らないか、心配です。

読者13:
 1話だけなら恐らく平成1展開が早い詰め込み1話。高速のヴィジョン見逃すなついてこれるなら…
 王様になりたいと言って憚らない主人公。
 「普通の高校生である主人公」とはいったい。今朝通りがかりの母親集団も話してました、今年のライダー主人公はイタいと。これはレジェンドが登場しても影が薄くならないよう表面的に突飛なキャラクターにしたのかな。
( 中 略 )
 今回のライダーは平成ライダー終幕の記念作品とディケイドの成功体験の再現に徹しているように思える。
 とはいえ、白倉Pは新規を取り込むと言っているので、どう過去作と違いを出して新規に訴求していくのか楽しみ。

 すごく…(みんな)冷静です…

 まとめると↓こんな感じかな?

(壱)『ディケイド』初回(パイロット版)より地味。
(弐)登場人物と世界観と設定の説明しかしていない。
(参)客演が微妙&頼れなくなった時のガス欠が心配。
(肆)主人公、常磐ソウゴが痛い。現状は口だけ野郎。
(伍)アナザー〇〇のオリジナルライダー要素が薄い。
(陸)詰め込み過ぎor展開が早い(従来の1.5~2倍)。
(漆)オールスターモノ自体が飽きられているのでは?
(捌)安心して見られる者が「生瀬勝久」しかいない。
(玖)時間旅行で歴代ライダーに会うのは無理がある。
(拾)『電王』&『ディケイド』の再現だけで良いの?

 もしかして、総括!『仮面ライダービルド』で俺が色々書いたから、みんな<斜に構えて>見るようになってしまったのでは…!?

sebaooo-tatoba-combo.hatenablog.jp

 俺なんて前回、三人の読者から(『ビルド』について)指摘されたわけで…!はぁ~、このブログで一番「モノを見る目が無い」のは、管理人かもしれませんね~!(←自虐)

 『ジオウ』はアニバーサリー(お祭り)作品!祭りだ祭りだワッショイワッショイ!というわけで、盛り上がっていきまっしょい!

■というわけで、『ジオウ』第02話の感想

 やはり、今回も説明だけで終わった感が否めない…!

 今回で二つハッキリしたのは、

(壱)「〇〇アーマー」はフォームチェンジしない。
(弐)「アナザー〇〇」もフォームチェンジしない。

 ということよね。例えば、ゲイツゴーストアーマーがムサシ魂やエジソン魂になったりはしないということ。まぁ、怪人が形態変化しないのは「別物(偽物)だから」という言い訳が成り立つけど、これでは「フォームライドが出来ないディケイド」じゃあないの!

 今後も、ジオウはエグゼイドアーマーに、ゲイツはドライブアーマーにチェンジするわけだが、「レベル1になれないエグゼイド」とか、「タイヤコウカンしないドライブ」になる(にしかなれない)ことは容易に想像できるわけで、それではただのコスプレやん!

 でも、戦闘シーンは第01話より良かったかな。アナザービルドも「水泳選手!弓道!ベストマッチ!」で、地面や壁に敵を沈め、自分は潜りながら射撃するという、原作ではやらなかった美事な攻撃を繰り出していたし、それをゲイツはゴーストの「浮遊」能力で回避していたので素直に感心した。

 ジオウビルドアーマーによるボルテックフィニッシュも、ソウゴが「物理は苦手」ということで、数式が「理解不能!」になっていたのは面白かったwそういえば、『ビルド』のパイロット版を撮ったのも田崎竜太か。

 作品の臍になるであろう台詞や掛合いは以下の通り。

ウォズ「その(ビルド)ウォッチを使うということはビルドの力を引き受けること。この本(『逢魔降臨歴』)によれば、勝利には相応の責任が伴う。その覚悟がおありか?」
( 中 略 )
ウォズ「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者。その名も仮面ライダージオウビルドアーマー。まず1つライダーの力を継承した瞬間である。」
(第02話「ベストマッチ2017」より)

仮面ライダージオウがアナザービルドを倒した後、)
ソウゴ「これ(ウォッチ)、持っててもらえるかな?戦兎。」
戦兎?「戦兎?」
ソウゴ「うん。」
巧  「僕は葛城巧だ。」
ソウゴ「えっ?」
巧  「このデバイスはなんだ?背景技術は?非常に興味深い。」
龍我 「おい巧!」
ゲイツ「おい。何がどうなってんだ?」
ソウゴ「俺がわかるわけないだろ!でもきっと、あれが未来のビルドウォッチになるんだ。歴史が変わっても、戦兎はビルドになる道を選ぶし、龍我はクローズになる道を選ぶ。そんな気がする。」
(第02話「ベストマッチ2017」より)

ゲイツ「アナザービルドを倒しても、なぜか仮面ライダービルドは歴史から消えた。そして常磐ソウゴがビルドウォッチを手に入れた。歴史はオーマジオウに向かって流れている。」
(第02話「ベストマッチ2017」より)

 ジオウが歴代ライダーの力を奪う(敢えてこう書く)と、レジェンドの歴史も奪われる、ということか…?

 『電王』と違って、過去に介入するとガッツリ歴史が変わってしまうのね。『電王』は「時間は記憶」という設定で、過去が目茶苦茶になっても未来の人間の記憶が在れば修復されるので、タイムパラドックスは考えなくてよかったんだけど。

 ラストで桐生戦兎が葛城巧になったのは、歴史が変わったというのを解り易く表現するためかな?変わった世界の葛城巧はイケメン(犬飼貴丈の顔)だったということでしょう(違う?)。

 『ジオウ』のパイロット版、う~ん、「悪くはない」って感じかなぁ…?あんましハネてなかったけどね。

 『ジオウ』のセカンドパイロット版を撮るのは中澤祥次郎。第03・04話は『エグゼイド』編なので順当なセレクトよね。

 『エグゼイド』は「歴代最高傑作」かつ「平成二期の『電王』」なので、来週&再来週は視聴率がドーン!と上がることでしょう。

[了]

※はじめましての方はこちらをご一読ください。

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