千倍王鷹虎蝗合成獣

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『キバ』第46・47話感想

仮面ライダーキバ』の感想です。以下、ネタバレ注意。

[2009年01月04日]第46話「終止符・さらば音也」
[2009年01月11日]第47話「ブレイク・ザ・チェーン・我に従え!」
(脚本:井上敏樹、監督:石田秀範)

【前回】『キバ』第44・45話感想 - 千倍王鷹虎蝗合成獣
【次回】『キバ』&『ビルド』最終話感想 - 千倍王鷹虎蝗合成獣

■『ビルド』で一番驚いたこと

 『ビルド』の中間評でコメントを募った際、驚いたのは「紅音也を演じた武田航平に対して肯定的な意見が多かったことである。

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 以前も書いたが、『キバ』は、というか井上敏樹はぶっ叩かれていたかつ、

※関連記事です。

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放送当時は、紅音也も批判の的にされていた(主に「真夜との不倫」が原因で)ので、「おとやん!」「おとやん!」と歓迎ムードになっていたのが意外だったのだ。

■過去キンさん「一般的には音也がやってることってムチャクチャなんで(笑)」

新納 この間も武田航平と話してたんですけど、キングって由緒正しい王侯貴族で「愛することはいけない、人間は邪魔者だ」というファンガイア一族の掟をきちんと守りながらも、実は妻のことを心から愛してるわけでしょ?人間や他の種族を絶滅させるというファンガイアの仕事はきっちりやってるし、妻も愛してるし、実は何一つ悪いことをしてないんですよ。だからキングって本当は超いいヤツなんじゃないかっていう(一同笑)。なのに、キングは最終的に味方もなく孤独に死んでいくんですよ。可哀相なんです。でも僕としてはあくまで悪く演じないと、渡や音也がよく見えないので。一般的には音也がやってることってムチャクチャなんで(笑)、彼を正当化させるためにはキングを相当悪くやらないとダメなんですよ。
新納慎也仮面ライダーキバ 公式読本 KIVA LUNATIC ARCHIVES』より)

 僕は、音也みたいなひどいヤツには共感できない(笑)。それは武田くんも十分承知なんだけど、それでも音也を演じなきゃいけない。人を傷つけるかもしれないけど、自分の人生に信念を持って生きている、というふうに見えなきゃいけない。そういう考えでは僕も一致してたんで、一生懸命撮ってあげました。
(石田秀範『仮面ライダーキバキャラクターヴィジュアルガイド3(Celebrate)』より)

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過去キンさん「俺の奥さん、仮面ライダーと浮気してる」

 まぁ実際、音也は<非常識>なキャラなんだけど(苦笑)。十年も経てば、色々なものが変わるのだな、と思いました(←ざ、ざっくり~!)はい、それでは『キバ』第46話の感想です。

■過去キンさん、おとやん、死す

 キングの最期のシーン(46話『終止符/さらば音也』)は、実は台本では真夜を騙して、「助けてくれ、真夜」って言って、寄ってきたら殺してしまう、本当の悪役として書かれてたんですけど、撮影の日、現場で石田(秀範)監督に最期まで愛をもって死なせてください。急に悪役みたいな死に方するのはイヤですって言ったんです。そしたら監督も、そりゃそうだ、きれいに "愛" として死んでいこうってことになった。セリフも一生地獄に連れて行くっていうのを、一緒に地獄へ逝こうに変えさせてもらったりしました。そのとき、真夜が太牙を抱いているのはわかってますから、つまり3人で家族心中、みたいな状態ですよね。
新納慎也仮面ライダーキバキャラクターヴィジュアルガイド3(Celebrate)』より)

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 まぁ、敗因は息子(太牙)を人質にしたことよね…!

 第46話で、過去キンさん/バットファンガイアを倒した音也/ダークキバ&渡/キバエンペラーフォーム!だがしかし、人間でありながらキバットバットII世に魔皇力を注入された音也は、身体が耐えられず、命を落としてしまう…!この、「音也が死ぬ」流れは、

(1)渡が子供の頃には音也は生きていない。
(2)ダークキバにはアムモンすら敵わない。
(3)過去キンさんに太牙が人質に取られた。
(4)過去キンさんにはイクサでは敵わない。
(5)キバエンペラーフォームでも敵わない。
(6)音也がダークキバになれば勝算がある。
(7)キバの鎧はファンガイアしか纏えない。
(8)常人は魔皇力を注入されただけで死ぬ。
(9)音也は非常識故にダークキバになれる。

と、割かし説得力があるのだ。ポイントは(7)~(9)で、渡はファンガイアの血が流れているからキバに変身でき、ダークキバはファンガイアの王である過去キンさんだからこそ変身でき、普通の人間なら即死なところ、<非常識>な(敢えて<天才>とは書かん!)音也だからこそ闇のキバの鎧を纏えた、というのが臍よね。

 音也の命もあと僅か、というところで渡が過去篇にいられるタイムリミットがやって来る。渡は音也から叱咤激励を受け、現在篇では成長した姿で戻って来る――。

■『キバ』第47話は、

 第42・43話で太牙にサンゲイザーファンガイアにされたかつ殺されたはずの嶋さんが生きていたり、目が見えなくなった名護さんと、メグミンが奮闘したり、太牙が真夜を殺して(実は生きているんだけど)闇に堕ちたり、渡が「僕がファンガイアのキングになる!」と言ったりして……終わりです(オイ)。詳細は下記記事を参照されたし!

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 『キバ』感想もあと第48話で終わりか~!

 『キバ』最終話の感想記事は、2018年8月26日(日)にUPします!

■オマケ:カットシーンについて

 よく「『キバ』はカットシーンが多いから、それも込み込みで見て評価して!」という人がいるけれど、テレビ番組とは「放送されたもの」が完成品なのであり、カットシーンを見ないと評価できない(全容を把握できない)という時点で、その作品は問題有りなのである。だがしかし、それにつけても『キバ』はカットシーンが多いので、『キバ』感想記事ではその回のカットシーンをピックアップしていこうと思う。

 …のだが、『キバ』第46・47話(「石田秀範」監督回)の、カットシーンは

 特に興味を惹かれない

(巨匠、顔晴って撮ったんだな…とは思うけど!)ので、『ビルド』第46・47話感想を書きました。よろしければどうぞ。

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[了]

※はじめましての方はこちらをご一読ください。

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