千倍王鷹虎蝗合成獣

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『キバ』第40・41話感想

仮面ライダーキバ』の感想です。以下、ネタバレ注意。

[2008年11月16日]第40話「アンコール・名護イクサ爆現」
[2008年11月23日]第41話「ララバイ・心を解き放て」
(脚本:井上敏樹、監督:石田秀範)

【前回】『キバ』第38・39話感想 - 千倍王鷹虎蝗合成獣
【次回】『キバ』第42・43話感想 - 千倍王鷹虎蝗合成獣

■『キバ』第40・41話感想が遅れたのは、

 なんか、面白くなかった印象があって…!

 そうなると、モチベーションが上がらないじゃあないですか…!『ビルド』もツマラナイし(←それもモチベが下がった原因の一つ)。今回のエピソードって、渡にスポットを当てると「渡、引き篭もる」⇒「渡、闇から抜ける」だけの話だし、何より、

名護さん「紅渡、この俺が必ず救ってみせる。必ず。」
(第40話「アンコール・名護イクサ爆現」より)

名護さん「どうした?元気が無いな。」
メグミン「名護くん…!」
名護さん「渡くんのことだろう?だが…どんな深い夜に遭っても、やがて太陽は昇る。どんなに硬い蕾でも、やがて花となって咲き誇る。」
メグミン「はぁ…?何言ってんの?」
名護さん「雲がどんなに厚くても、その向こうには星が光る。どんなに不味い食い物も、やがて血となり、肉となる。」
メグミン「…ねぇ、私を慰めてくれるのは有難いんだけどさ、なんで急に渡くんを庇うの?」
名護さん「野獣の…勘だ。」
(第40話「アンコール・名護イクサ爆現」より)

名護さん「魑魅魍魎跋扈する、この地獄変…名護啓介はここにいる。イクサ、爆現!」
(第40話「アンコール・名護イクサ爆現」より)

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 名護さんの印象の方が強く残るのよな…!

 他にも、過去キンさんに脅されたアムモン達が音也を殺そうとするけど出来なかったり(絡みが少なかったから特に感慨も無し)、結果、過去キンさんに彫像体にされたり(「絶滅寸前の三体だから記念に城に飾ろう」というのは中々上手い理由付け!)、過去キンさんが真夜の不倫に怒って音也を殺そうとしたり、見所はあるにはあるのだけれど、…面白いのはほとんど過去篇だな!現在篇は巨匠が大嶋修一のセットで遊んでばっかしで、やっぱりあんましおもんなかった。

 が、見直して気付いたこともあるので、それは次項に書きます。

■マフラーは渡のテーマ、ライダーの象徴

瀬戸 (中略)マフラーというのは、さっきも言いましたが僕の中では渡のテーマというか、ライダーの象徴っていうか、そういうものだと思って、ずっと身に着けてたアイテムだったんです。それを母親から巻いてもらえるっていうのがすごくいいなぁ、って……その前に名護たちに「もう二度と戦わない」みたいなことを言うんですけど、そのシーンはマフラーをしていないんですよね。
――それは意識して?
瀬戸 そう。観てる人が気づいてくれてるかはわからないですけど。あの回は石田監督で、最初の演出ではマフラーをかけるシーンは無かったんです。でも、最終的に「かけよう」ってことになって、わかってくれてるんだなぁって、あれはすごく嬉しかったです。
瀬戸康史仮面ライダーキバ 公式読本 KIVA LUNATIC ARCHIVES』より)

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 これは初見では気が付かなかったなぁ…!

 …そうか、今まで気にも留めていなかったけど、確かに渡はいつもマフラーしているね!『キバ』は石ノ森章太郎生誕70周年記念作品」!それ故の衣装セレクトだったのかもしれない。…ということは、『ジオウ』は石ノ森章太郎生誕80周年記念作品」ってこと!?(2008年の10年後だから!)

※関連記事です。

sebaooo-tatoba-combo.hatenablog.jp

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 でも、マザーサガークが唐突に感じるのは今も昔も変わらん…!

■オマケ:カットシーンについて

 よく「『キバ』はカットシーンが多いから、それも込み込みで見て評価して!」という人がいるけれど、テレビ番組とは「放送されたもの」が完成品なのであり、カットシーンを見ないと評価できない(全容を把握できない)という時点で、その作品は問題有りなのである。だがしかし、それにつけても『キバ』はカットシーンが多いので、『キバ』感想記事ではその回のカットシーンをピックアップしていこうと思う。

 …のだが、『キバ』第40・41話(「石田秀範」監督回)は、カットシーンが

 特に無い

(無いわけではないが、ほとんど無い!)ので、今回のオマケでは「ジンジンの変身方法」について語っていこうと思う。

■オマケ:ジンジンの変身方法

 ジンジンこと襟立健吾の、イクサナックルを「足」にこすりつける変身方法を考えた人は誰なのか?は2つの説がある。

(説1)竹田道弘説

熊井 まさか自分がライダーになれるとは思ってなかったですね。それまでの人は変身ポーズがわりとシンプルだったじゃないですか。だから、僕は変えたいと思っていろいろ考えてたんだけど、アクション監督の竹田(道弘)さんが「おいクマ(熊井)、足でいけ!」って、あの斬新なポーズを考えてくれたんです。あれは嬉しかったなぁ。
熊井幸平仮面ライダーキバ 公式読本 KIVA LUNATIC ARCHIVES』より)

(説2)武田航平

 そう、変身ポーズにはこだわりましたよ!オリジナルをつくりたいと考えていた時に、(武田)航平さんが「足で変身してみなよ」と言ってくれたのがきっかけで、今のポーズになったんです。健吾の荒れた精神状態を表すように、地面をたたきつけて変身とか、敵を殴りながら変身という案もありましたけど、足を使ったライダーは今までいないので、大満足です。
熊井幸平仮面ライダーキバキャラクターヴィジュアルガイド3(Celebrate)』より)

 どっちのタケダ(竹田/武田)やねん!?

 まぁ、普通に考えると、

武田航平「足で変身してみなよ」

からの

竹田道弘「おいクマ(熊井)、足でいけ!」

という流れだったのでしょう。竹田道弘もこう↓言っているしね。

竹田 (中略)健吾の変身も俺が考えたんだけど、それまでは普通に腕を合わせるポーズばかりだったでしょう。だから「ちょっと変えたいな」って思ったわけ。
――それで「足」ですか。イクサナックルを足にこすりつける変身は、いかにも健吾らしくてインパクトありました。
竹田 あれは過去にやったものをヒントにしたというか、まぁ応用みたいなものだよね。元ネタはわかるかもしれないけれど、それをわからないようにやると(笑)。
(竹田道弘『仮面ライダーキバ 公式読本 KIVA LUNATIC ARCHIVES』より)

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 元ネタって何なんだろう…!?

 物知りな人は教えてください。なんか取り留めない感じになっちゃったけど今日の所はこの辺で!

[了]

※はじめましての方はこちらをご一読ください。

sebaooo-tatoba-combo.hatenablog.jp