千倍王鷹虎蝗合成獣

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『ビルド』第40・41話感想

仮面ライダービルド』の感想です。以下、ネタバレ注意。

第40話「終末のレボリューション」(脚本:武藤将吾、監督:諸田敏)
第41話「ベストマッチの真実」(脚本:武藤将吾、監督:諸田敏)

【前回】『ビルド』第36~39話感想 - 千倍王鷹虎蝗合成獣
【次回】『ビルド』第46・47話感想 - 千倍王鷹虎蝗合成獣

 第40・41話の感想記事は第42・43話のそれとまとめて書こうかなと思ったんだけど、溜めていると次書くのが面倒臭くなるし、何より第41話は「総集編」みたいな感じになっていたので、書いちゃいます。…うん、『ビルド』三四半評を第29~41話の区切りにしたのは間違いじゃあなかった!で、ジーニアスフォームなんだけど、

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 能力が「高速移動」と「ネビュラガス中和」って…!

 エグゼイドムテキゲーマー(ワープ&リプログラミング)と被っとるやん!『ビルド』の「三四半評」のコメント欄の読者もカンカンですよ!(幾つか引用させていただきます!)(これ以降も!)

読者2:
 フルボトル60本の成分を含んでいるらしいですがいまいち伝わってこないんですよね。というのもビルドのパワーアップフォームってスパークリングといいラビラビといいクロックアップ(≒加速)でワンパターンなんですよ。ボトルの成分が含まれているならジーニアスボトルのボタンを押すとダイヤモンドの盾が出てきたり、タカの羽が生えたり、専用武器を呼び出す等全てのボトルの能力使って戦うとか…。一応ジーニアスボトルの固有能力としてネビュラガス中和粒子があるにはあるんですが、やってることがエグゼイドのリプログラミングなんですよね。
 追記です。ジーニアスの項でボトルの能力を使っていないという指摘をしましたが、防御にダイヤモンドの盾描写はあったみたいです。
 自分の見落としでした。失礼しました。

(セバオーズ注:見たけれど、ダイヤモンドの盾描写なんてあったかな…?)

読者4:
 ジーニアスフォームは変身するエピソードは「クローズ初変身時に戦兎から言われたことを葛城に諭す」という良い変身エピソードでした。
 ただ、ジーニアスフォームの能力が「高速移動」と「ネビュラガス中和」なんですよ。
 このネビュラガス中和がクセモノでして、いかんせん強さがわかりにくい。
 作中で「ネビュラガスで消えないように中和しないと!」って動きが前々からあった訳ではなくポッと出なので、どうしても強さとしての説得力に欠けるんですよね…!
 そもそもネビュラガス中和って昨年のエグゼイドのリプログラミングと似たり寄ったりなので、新鮮味がないんですよ…!
 これとは別に作中で強いんだったらいいですけど、あまり強い感じしないですからね、ジーニアスフォームは…!

 フォーゼコズミックステイツ(アストロスイッチ)と違い、コレクションアイテムの組み合せの正解は、フルボトルは「ベストマッチ」として決まっているのだから、『フォーゼ』であまり出来なかった<重ね掛け>も容易に出来ると思うのだが…!やらないのは作り手の<怠惰>だね。

■『ビルド』感想:第40話「終末のレボリューション」

石動美空「っていうか、あれ(猿渡一海)どうしたの?」
万丈龍我「ああ…エボルトに三羽ガラスが使ってたロストボトルが奪われちまったんだよ。」
石動美空「ロストボトル?」
桐生戦兎「パンドラボックスのフルボトルとは違う、人間の手によって作られた人工ボトルだ。より好戦的な気質になるらしい。でもなんでそれをエボルトが集め始めたのか…。」
万丈龍我「完全体になったんだからいらねえはずなのにな。」
猿渡一海「やつの目的なんかどうでもいい。あのボトルはな…。あいつらの形見なんだよーっ!」
( 中 略 )
巧の声 「ロストボトルのことが気になってるのか?ロストボトルは僕が作ったんじゃない。」
桐生戦兎「葛城巧か…?」
巧の声 「あれは父さんが開発したものだ。研究データになかったのは、エボルトが削除したからかもしれない。僕に知られないように…。」
桐生戦兎「お前、なんで…?」
( 中 略 )
内海成彰「ここで一体何を?」
エボルト「ロストスマッシュの開発だよ。スマッシュの最終形態だ。ロストボトルを使ってクローンスマッシュと融合させれば、最高の奴隷が出来上がる。」
内海成彰「どうして、今さらそんなことを?」
エボルト「面白いと思わないか?欲にまみれた人間が、同じ人間を恐怖に陥れて食い尽くす。人間同士の共食いで地球は滅びるんだ。」
内海成彰「まさか…仮面ライダーを狙っているのは…!」
エボルト「やつらなら…最高のロストスマッシュになれる。その前に、記念すべきロストスマッシュ第1号の完成だ。」
( 中 略 )
桐生戦兎「父さんの遺品…。」
巧の声 「いくら探してもムダだよ。何も出てこない。」
桐生戦兎「またお前か…。」
巧の声 「ロストボトルは、悪魔のボトルだ。」
桐生戦兎「悪魔のボトル?」
巧の声 「人間を凶暴化させて扱いやすくする。父さんは、なぜそんなものを作ったのか…。」
(第40話「終末のレボリューション」より)

 ロストボトルとか出て来た…!

 三羽ガラスのフルボトル(キャッスル、クワガタ、フクロウ)が「ロストボトル」である、という設定って中盤で言及されていたっけ…?「黒くなった状態のこのボトルを10本集めれば、既知の物理法則を超える現象が起きる」とのことだが、パンドラタワーも十分凄いと思うのだが…!破滅の塔がすっかり置き物に…!

読者6:
 あとこれは1話から感じてることなのですが(趣旨から外れていてすみません)ビルドは「アーマードコア」っぽいことをしたかったのかなあと…。
 戦争、三つの勢力、火星、三羽 "烏" 、タンク、日本を支配する影響力を持つ企業と企業に英才教育を施され忠誠を誓う人間たち、破滅の塔、仮面ライダーは兵器であり主人公がその兵器を操って戦う、人類は科学の力で自滅する(≒人は人によって滅びる)…箇条書きマジックっぽいですが!!ACシリーズ未プレイだったらすみません。
 個人的にはタワーが建つ!って辺りはすごくワクワクしてたんですが、結局タワーは何にもならず置物になってしまったのががっかりです。塔が建つと世界は滅ぶとは何だったのか…。

(セバオーズ注:『アーマードコア』シリーズは未プレイなのですスミマセン…!『AC』好きの方どう思われますか?)

■『ビルド』感想:第41話「ベストマッチの真実」

桐生戦兎「何かわかったか?」
万丈龍我「礼香さんに会ってきた。お前の言ってたとおりだ。お前の親父さんは…。生きている。」
石動美空「戦兎のお父さんが生きてたなんて…。」
万丈龍我「つーか、なんで生きてるってわかったんだよ?」
桐生戦兎「確証があったわけじゃない。けど、遺体もなかったし、何よりずっと引っかかってたんだ。パンドラボックスの光を一番近い所で浴びたはずの父さんが、なんで自殺なんてしたんだろう?…って。」
氷室幻徳「確かに、あの光を浴びれば好戦的な気質になる。自殺なんて最も程遠い行為だからな。」
(第41話「ベストマッチの真実」より)

 葛城巧の父(忍)が生きていた!?

 げんとくんの説明は、「帝国のような近代国家の軍人が、自国民を虐殺すると思うか?あれは『呪い』なんだよ」という、某RPGの「悲劇」のオチみたいな興醒め感があるぜ…!(わからなかったらスミマセン…!)

桐生戦兎「さっき、ベストマッチについてわかったって言ったろ?あれは、石動さんの記憶と深く関わってたんだ。」
石動美空「えっ?」
桐生戦兎「ウサギと戦車、タカとガトリング…愛と破壊。ベストマッチはお前との思い出だったんだよ…。」
石動美空「どういうこと?」
桐生戦兎「パンドラボックスにある60本のボトルは、その惑星のエレメントが必要になる…。」
 
エボルト「だから俺は、石動の脳に問いかけたんだ。『お前の好きなものを30挙げろ』ってね。そしたら石動は、自分の記憶をたどって、娘が好きなものを、挙げていった。ウサギ、パンダ、ハリネズミ…。次に、その命を奪うものを挙げさせた。最初は、戦車とかガトリングとか、威勢のいいものが出てきたけど、そのうち、消しゴムとか漫画とか、関係ないものばかり、挙げ始めた。恐らく、娘が大切にしていたものを汚されたくなかったんだろう。結局、締め上げても変な答えしか出なかった。俺はその時初めて人間の、感情ってやつに触れたんだ。人間はなんて不思議で、愚かな生き物なんだろうってね。」
 
桐生戦兎「きっと、美空の好きなものを、どうしても守りたかったんだろうな。」
石動美空「バカだよ…。そんなことのために…。なのに…私はお父さんだって見抜けなかった…。ごめんね…お父さん…。」
(第41話「ベストマッチの真実」より)

 説明がまるで説明になってない…!

 読者の方も仰ってたけど、これ、「ベストマッチの真実」じゃあなくて、「フルボトルの真実」だよね…?

読者2:
 公式からは何故兎と戦車がベストマッチなのか?が明らかになるとアナウンスがあったのですが蓋を開けてみれば
 
1.まずエボルトがマスターの好きなものを30挙げさせた。その好きなものは娘である美空の好きなもの(兎、ハリネズミ、パンダetc)
2.次にその命を奪うものを30挙げさせた。最初は戦車、機関銃を挙げていたがマスターが抵抗し始め漫画や消しゴムなど訳のわからないものを挙げ始めた。
結論…ベストマッチとはマスターの娘が好きなものとそれを破壊するものの組み合わせである。
 
 ベストマッチに対する、おそらく後付け設定だと推測されますが幾ら何でも無茶苦茶だなぁと。もう少しまともな言い訳を聞きたかったのが本音、ですかね…。それと肝心の兎と戦車が何故ベストマッチなのか?の理由が分からないんですよね。これならベストマッチの真実というよりはフルボトルの真実なのでは…?と感じました。

【結論】ベストマッチに意味は無い!

桐生戦兎「完全体になる前に倒す。それが勝利の法則だ。」
(ビルドジーニアスフォーム、エボルブラックホールフォーム(=フェーズ4:完全体)にアタックする。)
エボルト「なんだ?この感覚は…。そうか…そういうことか!戦兎、お前は最高だ!そのボトルに、こんな力まであるとはなあ!お前の発明に免じて、ボトルの回収はまたの機会にしてやる。チャオ!」
( 中 略 )
エボルト「喜び、悲しみ、怒り、驚き…俺にとって人間の感情全ては、想像で演じるしかなかった。だが…。あの時、俺に人間の感情が宿ったんだ!ハハハッ…。こんなに楽しいことはない!ハハッ…。」
( 中 略 )
(ビルドジーニアスフォーム、スタッグロストスマッシュにアタックする。)
桐生戦兎「あなたのネビュラガスを中和しました。もう大丈夫です。父さんの居場所を教えてもらえますか?」
志水恭一「俺は葛城先生の助手だった…。先生は、黒いパンドラパネルを創るために、ロストボトルを…。あっ!あぁーっ…!」
桐生戦兎「志水さん!」
エボルト「ハハハハッ…。残念だねえ…せっかく命が助かったのに。」
桐生戦兎「エボルト…どうして志水さんを!?」
エボルト「俺に本物の感情が芽生えたんだ。だから、怒り狂ったお前を見てワクワクしたくてな。ハハハッ。」
桐生戦兎「なんだと…ふざけるな!」
エボルト「感情を手に入れて改めて思ったよ。人間の感情を操ることなど造作もない。親父が創ったこのボトルで、お前をロストスマッシュにしてやるわ。愛と平和を謳うお前が、この世界を壊すんだ!」
(第41話「ベストマッチの真実」より)

 エボルトって感情が無かったの!?

 第36~39話でも、「戦兎、お前の目の前で仲間を殺してやる~!怒ってるからな~!」(←うろ覚え)とか、「地球が好き!人間に興味津々!」とか言ってたやん!それ以前も、ノリノリで地球人を翻弄していたけど、あれらは全部<演技>だったってことなの…?こういうことのオンパレードだから、『ビルド』は見る気が失せるのよな…!

※関連記事です。

sebaooo-tatoba-combo.hatenablog.jp

読者6:
 そもそもちゃんと倒されるのかも怪しくなってきましたね、ジーニアスの力で感情を植え付ける、みたいな効果があったらしく、エボルト君にも感情が芽生えたみたいです。
 エボルトもといスタークのよさって妙に人間味あふれてるところというか、ちゃんと人間の感情を理解していて、それ故にいろんな人の感情を煽って掌の上で転がしてたところだと思うので、実は感情なんて知りませんでした~って展開にはかなり興ざめしてしまいました。本当にまるで魅力のない悪役に成り下がってしまった…。

■そして最終章へ。…その前に、

内海成彰「お前たちがどれだけ戦っても、エボルトの支配からは逃れられない!いい加減、自分たちが操り人形だと気づいたらどうだ?」
桐生戦兎「俺たちは、操り人形なんかじゃない。人間には心がある!魂がある。誰かを守るために、全てをなげうつ覚悟がある!」
(第40話「終末のレボリューション」より)

 武藤将吾の自虐かな?(笑)

[了]

※はじめましての方はこちらをご一読ください。

sebaooo-tatoba-combo.hatenablog.jp