千倍王鷹虎蝗合成獣

平成仮面ライダーの感想・考察サイト。衒学的で悪し様で居丈高な語り口のブログにようこそ。

総括!『仮面ライダーオーズ/OOO』

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 『仮面ライダーオーズ/OOO』(以下、『OOO』)の総括です。

■「終わり良ければ全て良し」

 と、『OOO』は言われることが多いが、“終わり良ければ全て良し”と「言われてしまう」のは、終わり以外は良くない(悪い)と思われているからであろう。というわけで、『OOO』の問題(批判)点を12個、挙げてみることにする。

(01)えいじ(おうず)

歴史の頂点に輝く
かの『ミケランジェロ』が言った言葉がある…
『わたしは大理石を彫刻する時…着想を持たない』………
『『石』自体がすでに彫るべき形の限界を定めているからだ……
わたしの手はその形を石の中から取り出してやるだけなのだ』………と
ミケランジェロは「究極の形」は考えてから彫るのではなく
すでに石の中に運命として「内在している」と言っているのだ
彼は彫りながら運命を見ることができた芸術家なんだ
荒木飛呂彦ジョジョの奇妙な冒険』第63巻、スコリッピの台詞より)

 何故いきなり『ジョジョ』第5部「黄金の風」のエピローグ「眠れる奴隷」からの引用やねん!と突っ込まれるかもしれないが、小林靖子はアニメ版『ジョジョ』のシリーズ構成を務めたかつ、彼女の特撮番組でのキャラクター作りは正に、かのミケランジェロのように、演者から「究極の形」を掘り起こす(外側から削っていく)というものだからだ。

靖子 (中略)『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦先生は、キャラクターごとに履歴書をがっつり作るっておっしゃっていましたけど、私は荒木先生みたいに内側から構築していくというよりは、外側から彫刻のように削っていくイメージです。「キャラが勝手に動き出す」ということをおっしゃるかたもいますけど、私の場合は、うーん、どうだろう。「この人はこうは言わないだろう」みたいなのはありますけど。
小林靖子『ヒーロー、ヒロインはこうして生まれる アニメ・特撮脚本術』より)

 ところが、『OOO』の主人公「火野映司」は、小林靖子としては珍しく、履歴書をがっつり作られたキャラクターである。…のは別に良いのだが、如何せん解かり憎いのよね。生い立ちもそうだし(詳細は割愛!)、<無欲>故にオーズに変身できたと思いきや、作中で一番<欲深>な人間だった、というのも。パンツ(≒褌(ふんどし))に妙に固執しているのもなぁ…!

(02)アンク

武部 (中略)あと、メダルは自由に選べるのではなく、何が出るかはわからないスロットみたいな感覚で行こうと決めました。なぜなら主人公に選択権があると「何故それを選択したのか?」という理由付けが必要になってくる。(中略)それで、メダルは何が揃うかはわからないことにして、取りあえずコンボだけは滅多に出せないものと定義しました。(中略)アンクを残したのは、仮面ライダー自身ではないメダルの管理者として必要と考えたからで、彼がどのメダルを投げるかは映司にはわからない。映司にしてみれば、取りあえず出た組み合わせで戦うしかないわけです。これだったらどんなフォームでも出せるし、いつもいつも最強フォームに変身できるとは限らない。
(武部直美『仮面ライダーオーズ/OOO特写写真集OOO』より

 これは、コレクションアイテムを如何に見(魅)せるか?というのを考えた上での、一つの答えなので、これ(アンク)はこれで良いのだけれども、それ故に、映司が<能動的>に動くことはほとんど無いのよね。大抵、他の主要登場人物(アンク、他のグリード、鴻上ファウンデーションの面々)が働きかけて(仕掛けてきて)、初めて動くことになるので、究(極)めて<受動的>な主人公に、映司はなってしまっている。だから話が動かない、動かない!尤も、田崎竜太「ストーリーありきでキャラクターが回ってくるようなことはない」と評するように、それこそが小林靖子(脚本)の特徴なので、仕方が無い(?)と言えば仕方が無いのだが。…これ、アンクの問題点じゃあなくて「えいじ(おうず)」の批判点だな。

(03)コアメダル

 『OOO』の特徴として、オーズとグリードによる(コア)メダルの<争奪戦>が挙げられる(番組が売りにしている)けれども、相互に奪い合っている感じがしないのよな。何故ならば、グリードが出て来る→オーズにコアメダルを奪われてコンボを食らわされる、というシチュエーションが多いから。「グリードはオーズにコアメダルをあげに来ているようなもの」と言う人もいたな…!あと、

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(↑第12話「ウナギと世界と重力コンボ」より)

 コアメダルを奪う(奪われる)件(くだり)が雑なのよな…!

 第12話(サゴーゾコンボ回)なんて、ガメルにオーズが腹パン→サイ・ゴリラ・ゾウのコアメダルをGET!だからな…。雑過ぎるだろ、米村正二(脚本)&金田治(監督)…!超、好意的に解釈すると、トラアームが大活躍した!と捉えられなくもない。と思って見返したら、トラクローを使っていなかった…!やっぱし雑なだけだった…。

(04)コンボ

 ガタキリバとか、ガタキリバとか、ガタキリバとか!

 もっと見たかったです!(怒)まぁ、インパクトは抜群だったので、変身回数が少ない(テレビ本編だと2回だけ?)とか、その理由(金がかかる)も含めて印象には残るのだけれども。コンボは、初お披露目回のCG演出は派手なんだけど、

第06話「お洋服と契約と最強コンボ」(ガタキリバ回)
第09話「ずぶぬれと過去と灼熱コンボ」(ラトラーター回)
第10話「拳と実験と超バイク」(トライドベンダー回)
第12話「ウナギと世界と重力コンボ」(サゴーゾ回)
第20話「囮と資格と炎のコンボ」(タジャドル回)
第24話「 思い出と恋と海のコンボ」(シャウタ回)
第32話「新グリードと空白と無敵のコンボ」(プトティラ回)

 それ以外は地味だったりするのよな…!トライドベンダーは使用回数が少ないし、シャウタはコンボソング(Shout out)が流れないし(←冬映画2(MEGA MAX)で流れました)。サゴーゾは変身回数が多い方だけど、やられ役になることも多いのよな…!(←「土属性」は不遇のパターン)タジャドルも、冬映画1(CORE)や最終話(アンク「タカ!クジャク!コンドル!」)補正があるから人気だけど、意外と活躍してないよのね…!(←「飛行属性」は不遇のパターン)余談だが、ガタキリバを初めて演出したのはJAE社長、金田治である。劇場版(特に春映画)は兎も角、社長はテレビ本編だとけっこう良い戦闘シーンを撮るよね。

 コンボをどう際立たせるかという部分は、常に悩んでいたところです。最初に金田(治)監督がガタキリバの分身をものすごい量にしたので(笑)、あれに負けないインパクトとは何かということをいつも佛田(洋)特撮監督と話していた気がします。
(武部直美『仮面ライダー 平成 vol.12 仮面ライダーオーズ/OOO』より)

(05)亜種

 流石に「亜種」形態を全部出せ!とまでは言わないが、折角「ヘッド・アーム・レッグ」に(動物)固有の能力が在るのだから、もっと見(魅)せても良かったんじゃあない?とは思う。

タカヘッド  :<探知>
クジャクアーム:<飛行>
コンドルレッグ:<降下>
クワガタヘッド:<放電>
カマキリアーム:<鎌切>
バッタレッグ :<跳躍>
ライオンヘッド:<閃光>
トラアーム  :<鉤爪>
チーターレッグ:<俊足>
サイヘッド  :<刺突>
ゴリラアーム :<剛腕>
ゾウレッグ  :<刺突>
シャチヘッド :<探知>
ウナギアーム :<鞭つ>
タコレッグ  :<吸盤>
プテラヘッド :<飛行>
トリケラアーム:<刺突>
ティラノレッグ:<尻尾>

 幾つか被っているな…!(タカ≒シャチ、クジャクプテラ、サイ≒トリケラ)まぁ、属性(火、水、重力、氷)による差異があるから、被っているうちに入らんか。…タカの<視力>強化って強調されたことあったっけ!?(シャチは熱源探知していた記憶がある…。)一番良くわからんのがクワガタによる<放電>である。鍬形虫が雷属性!?クウガをリスペクトしているのかもしれませんね~(←適当)。ウヴァさんは「むし・でんき」タイプだったのか…!クワガノンみたいなもんか(※『サン・ムーン』は2016年発売)。

(06)メダジャリバー

 言うまでもなく、『OOO』のキー(メイン)アイテムは「コアメダル」であり、それを主とするなら「セルメダル」は従(サブ)である。のだが、おい「メダジャリバー」

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(↑第02話「欲望とアイスとプレゼント」より)

 セルメダル3枚でこの切れ味は凄(酷)過ぎるだろ…!

 トラクローやカマキリアームの活躍が霞んでしまうだろ!あと、バースの燃費の悪さが際立ってしまうだろ!それ(オーズやバースの販促に支障が出る)にスタッフが気付いたのか、後半は使用されなくなった気がする…!個人的に、「メダジャリバー」は歴代最低クラスの通常フォーム武器だと思っている。

(07)グリード

 3番目の項にも書いたけど、オーズにコアメダルを奪われることが多いので、グリードは「強い」という印象が無い(抱かれ難い)。かつ、コアメダルを奪われると、グリードは装甲を失うので、その姿(丸裸な部分)が「みすぼらしく」見える。ちなみに、出渕裕が描いたデザイン画では(グリードの)ボディは紫色だったのだが、現場の判断(合成で抜けないという理由)で茶色に塗り直されたとのこと。筋肉組織みたいな赤色にするとか、もう少しどうにかならなかったのか…。…というか、ホウレンソウをしろよ!報告・連絡・相談をよォ~!

――デザイン画では、ボディが茶色じゃなくて紫になっていますが?
出渕 最初、ブレンドマスターさんも、この色で塗ってくれてたんですけど、現場のほうから合成で抜けないって言われたらしくて、現場の判断で茶色に塗り直されてたんですよね。白ヤミーが白い包帯だったので、こっちはツヤのある黒い包帯にしたんですけど、茶色に黒だと目立たないでしょ?もう少し赤っぽい紫なら大丈夫だったと思うし、紫自体が難しくても、筋肉組織みたいな赤にするとかあっただろうし……もし一言、こっちにも相談してくれれば対応も考えられたんですけど。正直、そこは少し残念に思います……言ってよ!(一同笑)
出渕裕仮面ライダーオーズ/OOO 公式読本 ~OOO INFINITY~』より)

(08)ロストアンク

 ロストアンクって何だったの!?

(09)バース

 バースに関しては特に不満は無い。伊達さん(岩永洋昭)の人気が出過ぎて、後藤さん(君嶋麻耶)のバース変身が遅くなってしまった件は、その…ご愁傷様としか言いようがない。さて、ここからは思いっきり感情論になってしまうのだが、

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(↑第34話「親友と利用とその関係」より)

 なんかホモホモしくない!?

 第33・34話(通称、キタムランド回)は毛利亘宏が脚本を書いているので小林靖子のせいじゃあないけれど!これはあれだな、巨匠(石田秀範)の演出のせいだな。

(10)中盤

 『OOO』は<中弛み>が酷い!というのも、(2010)年末最後の回でメズールとガメルが一旦退場してしまうので、復活(第36話「壊れた夢と身体とグリード復活」にて)するまでウヴァとカザリで話を回さないといけなくなり、必然的にマンネリな話になってしまうのだ。というのもあり、私は人に『OOO』を薦める時は、

第16話「終末とグリードと新ライダー」

と、

第29話「姉と博士(ドクター)とアンクの真実」

の間の話は「退屈に感じたら飛ばしてしまって良い」と言い切ることにしている。ただし、第21・22話(田﨑竜太×毛利亘宏)は一押しの回なので見てね!

第21話「バッタと親子と正義の味方」
第22話「チョコと信念と正義の力」

(11)終盤

 その癖、終盤はグリード一掃セールである。第44話でカザリが、第45話でメズールが、第46話でガメルが退場。そこは各々、二話前後編でじっくり描く(撮る)べきだろ!(カザリはギリギリセーフ?)何なのこの目茶苦茶なシリーズ構成は!?ちなみに、第43・44話を手掛けた監督、柴崎貴行はあまりに展開が緩やかだったので、急にするよう武部直美と小林靖子をせっついたという。

――そして最後に担当されたのが、第43・44話。ここから怒涛のクライマックスに突入しますよ!という盛り上がり回でした。
柴崎 最終回まであと3組しかないので、最後の盛り上げのスタートを切るならここで切らないと間に合わないんじゃない?というのは強く意識しました。最初の台本の流れだと、映司とアンクの対立も含めてもう少し展開が緩やかだったんです。で、「盛り上げていくには、この回で何をすべきなのか?やっぱり最終決戦へ向けてのスタートを明確に視聴者に提示しないといけないだろう」ということで、よりアンクと映司の対立を激しくしてもらいました。
(柴崎貴行『仮面ライダーオーズ/OOO 公式読本 ~OOO INFINITY~』より)

(12)最終話

 最終話、アンクのコアメダルでキン、キン、キン♪「タカ!クジャク!コンドル!(CV:三浦涼介)」「タ~ジャ~ド~ル~♪」して『Time judged all』が流れてタジャスピナーに紫のメダルを7枚セットして(←これ、偶然だったらしいw)「ギガスキャン!」してドクター真木(恐竜グリード)を倒す!という展開は熱いんだけどさ、

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(↑第48話「明日のメダルとパンツと掴む腕」より)

 ブラックホールに全てをぶん投げる(葬り去る)ってどうなのよ?

 もう、小林靖子ったら、井上敏樹より豪快(大胆)なんだから…!そういえば、『特命戦隊ゴーバスターズ』でも、最終話で「全てを亜空間に閉じ(封じ)込める」という超展開をやっていたな…!

 はい、散々『OOO』の悪い点を挙げていったので、ここからは良い所(というか、テーマ)を3つ、語っていこうと思います。

■その1:「仮面ライダーに変身したい」も欲望

 平成一期初期は、仮面ライダーになる」ことは<悲劇的>なものとして描かれていた節がある。

(壱)『クウガ』:仮面ライダーになると、暴力を振るい続けねばならない。
(弐)『アギト』:仮面ライダーになると、人間から差別され迫害を受ける。
(参)『龍騎』 :仮面ライダーになると、戦わなければ生き残れなくなる。
(肆)『555』:仮面ライダーになると、人間と怪人の境界に悩まされる。
(伍)『剣』  :仮面ライダーであり続けなければ、友と世界を救えない。

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(↑第36話「壊れた夢と身体とグリード復活」より)

 対し、『OOO』では仮面ライダーに変身したい」という想い(願い)も<欲望>の一つであり、<肯定>されるべき、としている(『OOO』は決して、欲望を<否定的>に捉えてはいない)。これは平成一期の作風へのアンチテーゼであり、そういう意味では『OOO』は実に平成二期らしいと言える。

■その2:手を離すと怪人に、手を繋げば人間に

 ドクター真木も映司も「恐竜グリード」に変わっていくが、両者の違いは、他者からの<手を離した><手を繋いだか>である。

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(↑第19話「赤いメダルと刑事と裏切り」より)

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(↑第30話「王とパンダと炎の記憶」より)

 ドクター真木は、伊達明や白石知世子が差し伸べた手を払いのけてしまった。自ら<境界線>を引いてしまったと言える。『OOO』の世界では、他者を拒絶する(距離を取り続ける)と<怪人>になってしまうのだ。

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(↑第32話「新グリードと空白と無敵のコンボ」より)

 一方で、映司は初めてプトティラコンボに変身した際、暴走してしまうものの、泉比奈の働きかけに応え、自我を取り戻した。<境界線>の向こう側に行かずに済んだのだ。恐竜グリードになりつつも最終的に人間に戻った(戻れた)のは、そういう意味(制作者の意図)があったのだと(私的ではあるが)思っている。

■その3:仲間と手を繋ぎ合えば何処までも届く

 映司は、自分の手が目の前しか届かないことを嘆いていたが、他者と手を繋げば(繋いだ相手もまた、別の誰かと繋いでいけば)世界中の何処へでも届く、というアンサーは素晴らしい。「素晴らしいよ里中くん!」(by鴻上会長)

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(↑第10話「拳と実験と超バイク」より)

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(↑第48話「明日のメダルとパンツと掴む腕」より)

 オチ。明日のパンツと僅かな日銭しか持ち歩かなかった男が、もう一つ手にしたのは<携帯電話(端末)>。画面越しの通信は、しばしばディスコミュニケーションの象徴としてネガティブに描かれてきたが(鴻上会長とドクター真木がその例)、使い方次第で「仲間と手を繋ぐ」(ポジディブな)ツールにもなりえるのだ。

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(↑第01話「メダルとパンツと謎の腕」より)

 そういえば、『OOO』の第01話も、比奈ちゃんが手を貸さなかったら(の手を借りなかったら)映司とアンクは出会っていなかったのだな。色々なメタファーに満ち溢れた、田崎竜太らしい始まりと終わりであった。

■実は「その1」と「その3」は、

 自分で導出したものではない!

 他所様のサイトの感想(考察)である。敢えて、場所は明記しないので、各人探してみてください。私はその2つ(の記事)を読んで、『OOO』の評価が変わった(ぶっちゃけそれまでは低かった)という経験をしているので、それが本ブログを立ち上げる切っ掛けの一つでもある。自分に「それ」が出来ているのかは知らん。

渡部秀「歴代 No.1のライダーにします」

――成功の定義は色々あると思います。例えば視聴率であるとか、おもちゃの売れ行きであるとか。あるいは世間の評価は別として「自分としてやれるだけのことはやった」みたいな自負心であるとか。
武部 それはみんなありますよね。プロデューサーなら誰しもが自分で納得できるまで作り込んでいるはずですし、長い準備期間を掛けているから思い入れもあるし。『オーズ/OOO』で言えば、バンダイさんで玩具の賞を頂戴したり、トレンディの10位にランキングされたりとか、そういう評価もひとつの裏付けにはなりました。さらに言うと、夏映画の興行収益が17億円だとかベルトの出荷数が75万個に達しただとか、より具体的な数字が上がってくると、そこで初めてああ、ひとつの成功ではあったんだなあと思えるようになります。
(武部直美『仮面ライダーオーズ/OOO特写写真集OOO』より

 『OOO』の夏映画『WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』の興行収益は17.6億円である。

 これは『ディケイド』の夏映画『オールライダー対大ショッカー』(19億円)を除けば歴代 No.1である。あの『W』の夏映画『FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』ですら「14.7億円」だ。玩具売上も『フォーゼ』と同等(約260億円)なので、<数字>的には歴代 No.1と言っても過言ではない。

 しかし、私は『OOO』を歴代最高傑作とは評さない。何故ならば、『オーズ』はシリーズへの<貢献度>が低いからだ。この、<貢献度>とは何なのか?というのは、今年(『ビルド』の年)に言語化できれば、と思っています。

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(↑第48話「明日のメダルとパンツと掴む腕」より)

 まぁ、ブログの名前やHN(ハンドルネーム)の由来にするくらいには、『オーズ』は気に入っています。

[了]

※はじめましての方はこちらをご一読ください。

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