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『エグゼイド』感想:第37話「White knightの覚悟!」

仮面ライダーエグゼイド』の感想です。以下、ネタバレ注意。

第37話「White knightの覚悟!」(脚本:高橋悠也、監督:諸田敏)

【前回】『エグゼイド』感想:第36話「完全無敵のGAMER!」 - 千倍王鷹虎蝗合成獣
【次回】『エグゼイド』感想:第38話「涙のperiod」 - 千倍王鷹虎蝗合成獣

 『エグゼイド』も4クール目に突入。3クール目(第25~36話)の所感(三四半評)をUPしたので、宜しければそちらもどうぞ。

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■命七乱月(いのちななつみだれづき)

正宗「よく来てくれたな。君たちも我が社の大事な商品だ。信頼関係を築きたいと思っていたよ。」
永夢「プロトガシャットを返してもらえませんか?」
正宗あれは元々我が社が開発したものだ。君たちに渡す理由はない。
PP「あなたは一体、何を考えているんですか?」
正宗「『仮面ライダークロニクル』を全世界に売り出し、幻夢コーポレーションを、世界一のゲーム会社にする。」
PP「世界…。」
永夢「人の命を脅かすゲームを広めようとするなんて、認められない。」
正宗「ドクターとして当然の意見だ。しかし案ずることはない。」
PP「どういう意味ですか?」
正宗「プレイヤーの人口が減ることは我が社にとっても本意ではない。だから消滅する人間が増えすぎないよう、バグスターをコントロールする。この『仮面ライダークロニクル』のマスターガシャットを使ってね。
(正宗、マスターガシャットを端末に差し込み、エンターキーを押下すると、ソルティが消滅してしまう。)
正宗「言っただろう…。君たち全員の運命は私がジャッジすると。これで患者のゲーム病は治った。ソルティを攻略するのも、再生するのも、私の判断ひとつ。」
永夢「ふざけるな…。ボタン1つで命をもてあそぶなんて…。」
正宗我が社の経営方針に口を出す権利は君にはない。
永夢「だったら力ずくでお前を止める!『仮面ライダークロニクル』を終わらせるために。」
正宗「ほう…。」
(第33話「Company再編!」より)

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 「マスターガシャット」とかあったね…!

 第37話でその単語が出て来るまで、素で忘れてました(オイ)。正宗の『仮面ライダークロニクル』は、変身アイテム兼、バグスターの生殺与奪の権を握る剣(鍵)ということね。魔導鍵エクスレイブですよ(←わかる人にしかわからないネタ)。それにしても、今回も著作権を主張してたけど、政府(衛生省)は取り締まれないんだ…!幻夢を。…この辺は突っ込んでも仕方ないんだろうな…!…もう、考えるのは止めた!(←進ノ介風)

■暗黒騎士かパラディン

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 「レベルは99が最大値(マキシマム)なんじゃあないの!?」という突っ込みはさて置き、疑問なのは、何故、飛彩はレベル100に変身できるのか?ということである。そもそも前半、飛彩が『タドルファンタジー』であまり変身しなかったのはレベル50に体が耐えられなかったからで、大我が『バンバンシュミレーション』で変身しても問題無いのは、彼がゲーム医療にどっぷり浸かっていたからである(この辺、『スナイプ エピソードZERO』で語られてるのだろうが、自分は未視聴なので語れず)(大我の銀髪は後遺症なんだっけ?)。ガシャットは、レベルが高ければ高いほど、含まれる(有する)バグスターウイルスの量が多い、からこその負荷なのだろう。だからこそ、プロト『MAX』を使い続けた黎斗は体を蝕まれたし、『MBXX』は変身すると「常人なら即死」と黎斗に言わしめたのである。それ故に、前半の飛彩は「ガシャットギアデュアルβ」入手後も、『DKHZ』(レベル5)を重用していた。そこは、素直に「上手い!」と感心していたのだ。

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↑個人的に「上手い!」と唸ったのが第24話「大志を抱いて go together!」の戦闘シーン。『エグゼイド』の世界ではレベルは足し算で強くなれるようで(例えば、『MBXX』は永夢(僕)レベル10+M(俺)レベル10で「レベル20」扱い)、分身後のブレイブはレベル5×8、すなわち「レベル40」に相当する、のだと思われる。オペ終了後に「一番レベルの低いガシャットを使ってたのは俺だ。俺の勝ちだ。」と強気な飛彩がイイネ(笑)

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 まぁ、第31話で黎斗がもう一つ「ガシャットギアデュアルβ」を作ってからは、飛彩もバンバン、ファンタジーゲーマーレベル50に変身するようになるんだけどね…!これは、第32話で上級バグスターに挑んだり、第33話でクロノスと一戦交えたり、第34話で仲間と袂を分かち立ち去ったり、第35話で正宗の右腕として立ちはだかる時に、姿形(ビジュアル)がハンターゲーマーレベル5だと「シマラナイ」から、…何より、面倒臭かったのだろう。…レーザーターボもそうだけど(本来、レースゲーマーレベル2はバイク形態)、面倒臭がり過ぎだろ…!レガシーゲーマーレベル100も変身にデメリットが無いのがなぁ…!後に描かれるのかもしれないけど、もし、リスク無しに永夢(マキシマムゲーマーレベル99)やパラド(パーフェクトノックアウトゲーマーレベル99)、そして大我(シミュレーションゲーマーレベル50)より強くなってしまうと、彼らの奮闘(今までの人間ドラマ)は何だったの?ってハナシになって、すこぶる微妙なんだよな…!大我なんて、医師免許を剥奪されてもなお顔晴っているというのに、浮かばれないよなぁ…!第37話では死にかけてるし。死なないだろうけど絶対にw

 それにしても、レベル99とレベル100で、差はたった1レベルなのに、戦闘シーンを見るとブレイブ(レベル100)とパラドクス(レベル99)には歴然とした差があるように見えるな…!百里を行く者は九十九里を半ばとす、みたいな感じなのかしらね?w

■株価は高騰してるのか暴落してるのか?

PP 「ねえねえ貴利矢。」
貴利矢「はーい?」
PP 「なんでわざわざ悪役演じてたの?」
貴利矢「ああ…。これを取り返すためだ。」
永夢 「これは、プロトガシャット…!」
貴利矢「この中には消滅した人たちの大切なデータが入ってるからな。っつうわけで、今日から自分もCRに力貸すぜ。」
(第36話「完全無敵のGAMER!」より)

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 貴利矢復活の弊害は、飛彩の株が下がる、ということである。例えば、黎斗も貴利矢も復活してない状態で、正宗のみが消滅した人間を復活させられる(当然、プロトガシャットも全て正宗が管理している)という状況なら、飛彩が焦る(そして裏切る)のもまだわからんでもないけど、現状は、飛彩が先走ったから小姫が人質に取られた(正宗のバグヴァイザーⅡに吸い込まれた)という有様なので、裏切らなければそんなことにはならなかったんじゃあないの?と思ってしまう…!貴利矢が取り返したケースの中には、プロト『DKHZ』もあるし。おそらく「飛彩の裏切り」は既定路線(企画当初から予定されていた)で、そこに「復ッ活ッ!九条貴利矢復活ッッ!」を捻じ込んだから、こんな事態になってしまったのだろう。まぁ、消滅者のデータにはロックがかかっており、解除するには正宗のマスターガシャットが必要、という設定が付加されたけど。

 「パラドを倒すと永夢が変身不可能になる」という流れ(設定)は、ようやく「M=パラド」を活かせる展開になってきたな、という感じです。

[了]

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