千倍王鷹虎蝗合成獣

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『エグゼイド』第25・26話感想

仮面ライダーエグゼイド』の感想です。以下、ネタバレ注意。

第25話「New game 起動!」(脚本:高橋悠也、監督:中澤祥次郎)
第26話「生存を賭けたplayers」(脚本:高橋悠也、監督:中澤祥次郎)

■「シリーズ新展開」ならぬ、

 最近、何気なく『キバ』のムック本を読んでたんだけど、ビショップ役に村田充を起用したのは大森敬仁だったのね…!長らく忘れてました。そういえば、『ドライブ』の仁良光秀を演じた飯田基祐は『キバ』第34・35話に出てるんだけど、その縁(ツテ)で出演することになったのかもしれない。何が言いたいかというと、ベテラン俳優は凄い!ということです(ふ、普通の感想~!)村田充は『ウィザード』でも怪人(レギオン/内藤さん)やってるからな…!

 今回出演することになったのは、仮面ライダー響鬼』のときにお世話になった大森(敬仁)プロデューサーから「村田さんの力を貸してください」とお声を掛けて頂いたからなんですが、そう言われてすっごく!うれしかったですね。『響鬼』のときの仕事が、役に立ってたんだなと思って。それで、『響鬼』のときにいろんな経験させてもらったから、今度は僕が "仮面ライダー" に恩返しをしようと。『キバ』には10代、20代前半の、これからもっともっと魅力的になる若い役者さんたちがたくさんいるから、彼らより長く生きた、芝居の現場を愛する者として、何か残してあげたくて、この半年間できる限りのことをしてきたつもりです。
村田充仮面ライダーキバキャラクターヴィジュアルガイド3(Celebrate)』より)

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 さて、『ドライブ』の「シリーズ急展開」ならぬ、『エグゼイド』も「シリーズ急展開」。視聴率対策(と、俺は睨んでいる)で突然、廃止されたOPも復活ですよ!盛り上げ策の一つが、「濃い」キャラの投入。小手伸也、驚異的なビジュアルね…!(胸囲的にも…!)諏訪部純一の声で女性(第24話ではポッピー)を魅了(洗脳)するという能力もイイネ(笑)『ドライブ』は第25話で視聴率を「7%」まで回復させたので、大森敬仁としては『エグゼイド』でも勝算アリだったのだろう。同じことを、やっているわけだから。

大森 (中略)それ(第25話)までは単発で起きる事件をしっかり描いて、その見心地を重視した分、個々のキャラクターの掘り下げができていなかったという反省がありました。主人公の(泊)進ノ介は進ノ介で、事件を解決するスーパーマンになってしまっていたし……まずは彼に "壁" を作ってやったり、マッハやチェイサーについても単なる仲良しこよしではなく、仮面ライダーであることへの想いが摩擦を起こすであろうというプランのもと、みんなで『ドライブ』を変えるつもりで25話を作ったんです。そしたら、幸運にもあそこで視聴率が7パーセントを超えた。これがすべてだったと思います。
(大森敬仁『「仮面ライダー」超解析 平成ライダー新世紀!』より)

 まぁ、『エグゼイド』第25話の視聴率は「3.5%」だったんだけどね…!

※関連記事です。

sebaooo-tatoba-combo.hatenablog.jp

 実は、大森敬仁は一つ「勘違い」していることがあるのだ。それについては、最終話の感想記事に書きますw(遅ッ!)ヒントは、大森敬仁のインタビューの青字の部分です。

■「生存戦略、しましょうか。」

パラド「楽しんでるか?M。ようこそ。究極のゲームの世界へ。『仮面ライダークロニクル』こそが、俺の求めていたゲーム。その夢をゲンムが叶えてくれた。」
永夢 「パラド…このゲームを奪うために…ゲンムを殺したのか?」
パラド「そういうこと。さあ、楽しませてもらうぜ。」
モブ 「あいつも仮面ライダーか?俺がぶっ倒してやる!オリャーッ!」
永夢 「やめろ!そいつに近づいちゃダメだ!ダメだって!」
仮面ライダーパラドクスにKOされ、ゲームオーバーになるライドプレイヤーたち。
モブ 「おいなんだよ?これ。一体どうなってんだよ!?」
PP 「はーい!呼んだ?ポッピーピポパポが、ゲームをナビゲートするよ!もしも、戦いに負けてゲームオーバーになってしまったら、そのプレイヤーは消滅しちゃうの!
モブ 「消…滅…?」
モブ 「嫌だ…。嫌だ!なんだよ!死にたくねえよ!」
モブ達「あっ…あっ…ああーっ!!」
PP 「コンティニューは、できません!1つだけのライフを、大切にね。世界一のヒーローを目指して、レッツゲーム!」
パラド「どうだ?M。こんなエキサイティングなゲーム、他にないだろ?」
永夢 「ひどい…。なんでこんなことを…。」
パラド「許せないんだよ。この世界で一番偉いと思い込んでる人間どもがな。仮面ライダークロニクル』は人間がバグスターを攻略するゲームじゃない。バグスターが人間を攻略して、人類を滅亡させるゲームだ。
永夢 「ふざけるな!」
パラド「フッ…。たっぷり味わえよ。ゲームで攻略される側の気分をな。
(第25話「New game 起動!」より)

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PP 「ドクターの救助行為は、禁止。違反したらお仕置きだよ。」
永夢 「ポッピーは僕たちの仲間だったはずだ…。人の命を救うために、協力してくれてたじゃないか!」
PP 「ん?うーん…。デュクシ!(デコピン)バイバーイ!」
永夢 「ポッピー!」
パラド「無駄だって。」
永夢 「パラド…!」
パラド「彼女のセーブデータ…つまり記憶はリセットされてるからな。」
永夢 「えっ!?」
パラドあいつがお前らCRに協力してたのは、データ収集のためにゲンムがプログラムした、一時的な役目に過ぎない。『仮面ライダークロニクル』が完成した今、ポッピーピポパポはバグスターとしての本来の姿に戻る。
永夢 「そんな…!ポッピーが…。」
パラド「驚くことじゃないだろ。バグスターは人間の体を乗っ取って生まれたんだ。ポッピーピポパポも例外じゃない。」
大我 「こんなふざけたゲームに、なんの意味があるんだ?」
パラド全部お前たち人間が望んだことだろ。娯楽のためにゲームが生まれて、人間のストレス発散のために、敵キャラという存在が生まれた。つまり、バグスターが人間の命を脅かすのも、お前たち、人間が、そうさせたからさ。でも俺たちは、人間どもの駒なんかじゃない。バグスターだってこの世界に生まれた命だ。これはお互いの生存をかけたゲームなんだよ。
(第26話「生存を賭けたplayers」より)

 3クール目から『仮面ライダークロニクル』編に突入。文字通り、「人間はみんなライダーなんだよ!」な世界で、患者(ライドプレイヤー)が医者(仮面ライダー)を襲う…!なかなか心が踊る設定じゃあないの!第26話のパラドの台詞は印象的で、これ、ゲームを『仮面ライダー』(等身大ヒーロー番組)に、敵キャラを怪人に置き換えられるのよね。娯楽はストレス発散のためのもの。だから(かどうかはわからないけど)ゲーム病患者の病因(発症要因)は<ストレス>が多かったのか…!『ドライブ』の「警察編」は終盤の展開を中盤にズラしたもので、「融合進化態」は後付け設定だけど、「クロニクル編」自体は既定路線っぽいね。2クール目に、黎斗がせっせと永夢たちに倒されたバグスターたちを回収していたし(笑)仮面ライダーポッピーも、仮面ライダーチェイサーの時と同じ効果(盛り上がり)を狙った切札だったんやろな~…!ときメモ』のヒロインに変身してチェーンソーで戦うって凄いな…!実は違うゲーム(スクイズ)なんじゃあないの?(笑)

[了]

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