千倍王鷹虎蝗合成獣

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『エグゼイド』第05・06・07・08話感想

 久々の『エグゼイド』各話感想は第05・06・07・08話の豪華4立て!(とか言いつつ、実際は未更新分の簡易版なんですが…!)

【前回】『エグゼイド』感想:第04話「オペレーションの名はDash!」 - 千倍王鷹虎蝗合成獣
【次回】『エグゼイド』感想:第09話「Dragonをぶっとばせ!」 - 千倍王鷹虎蝗合成獣

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■第05話「全員集結、激突Crash!」(山口恭平×高橋悠也)

パラド「プレーヤーも全員そろったことだし、次のテストプレーを始めるか。」
グラファイト「回りくどい。一気にたたき潰す!仮面ライダーを消し、全人類を乗っ取れば、バグスターが世界の支配者となる!」
パラド「力技じゃパズルは解けない。俺の計画どおりに動け。」
グラファイト「フンッ…。」
パラド「ようこそ、レベル3の世界へ!」
( 中 略 )
飛彩「例の黒いエグゼイドの正体はわかったのか?」
ポッピー「幻夢の社長にも確認したんだけど、わからないって…。」
飛彩「ヤツは2本目のガシャットを使用したと聞いたが…?」
ポッピー「レベル3~!になったんだよ…。」
飛彩「もしヤツに本気を出されたら…。俺たちの命も危ないな。」
(『エグゼイド』第05話「全員集結、激突Crash!」より)

 レベル3になるの早くね!?『ウィザード』だと、4属性ショータイムが第01~07話、ドラゴライズが第08~19話、ドラゴタイマー(一人戦隊)が第20・21話、オールドラゴン(VSフェニックス)が第22・23話と、<基本形態→強化形態→強敵撃破>を2クールかけて見(魅)せたのに対し、『エグゼイド』はレベル1・2が第01~04話、レベル3が第05~08話、来週・再来週が「VSグラファイト」(っぽい)と、1クールに圧縮してるよ…!ちと窮屈に感じるが、サブライダー回やLVUP回を2話かけてやったら、それはそれで「チンタラし過ぎ!」と批判されかねないし、これはこれで良い…のか?『鎧武』以降なんか忙しないよな…!

 ゲーマドライバーへのガシャット2本挿しは、『W』のハーフチェンジというよりは『鎧武』のジンバーが近いね。や、『ゲキトツロボッツ』『ドレミファビート』『ジェットコンバット』『ギリギリチャンバラ』で召喚されるのは「ゲーマ」と呼ばれる存在で、イメージはジンバーと言いつつも、やってることはライドウェアへのアームズ展開か…!(『エグゼイド』の場合、各人の<素体(パワードスーツ)>が「アクション/クエスト/シューティング/レース」ゲーマーということ)ロボットアクションゲーマー、角があるのはガ○ダムっぽいけど、必殺技はマジ○ガーなのね…!(ロケットパンチ

黎斗「患者を救いたい…。ドクターとして当然だ。しかし、私も飛彩くんと同意見だ。犯罪者を救う前に、私たちには、果たすべき使命がある。」
永夢「助けなくていい患者なんて、いるんでしょうか?どんなに悪い人でも、命は命です!苦しんでる患者がいるのに、放っておくなんて、僕には…。」
黎斗「君は水晶のようだな。患者の心を、自分自身の中に映し出し、優しく輝きを放つ。しかし、そんな君が心配でならない。すべての患者が善人とは限らない。もし、悪意を持つ患者によって、君の思いが踏みにじられてしまったら…。水晶の輝きが失われ、跡形もなく、砕け散る危険がある。」
永夢「たとえそうだとしても、患者を救えずに、後悔するよりはマシです!」
(『エグゼイド』第05話「全員集結、激突Crash!」より)

 永夢の闇堕ちフラグが立ち始める…!飯島寛騎くん、すこぶる体調悪そうだけど大丈夫なんだろうか…?)

■第06話「鼓動を刻め in the heart!」(山口恭平×高橋悠也)

 音ゲーでRPGとか『ドラッグオンドラグーン』かな?(違う)『エグゼイド』で「ゲーム風の演出をやる!」と聞いて、実際に「HIT」とかの表示を見ても「ほーん」って感じだったけど、今回「おぉ!?」と唸ったのは「MISS」のエフェクトで、音ゲーで失敗する(リズムに乗れない)とダメージを受ける」という戦闘シーンはなるほどなぁ!と感心させられた。第07話の「エグゼイド対チャンバラコラボス」戦も、『ギリギリチャンバラ』が「一太刀でも食らう=死」という仕様(それなんて『ブシドーブレード』…!)から、バグスターが攻撃をミスる度に「永夢がギリギリで避けている!」というのがビシビシ伝わってくる(同時に、永夢が天才ゲーマーという設定も再確認できる)ので、何が言いたいかというと、ゲームで大事なのは「MISS」ですよ「MISS」!ということです。でも、どうせなら「パリィ」にしてほしかったな(笑)

小姫「飛彩。はい、差し入れ。」
飛彩「甘いものは苦手だと言ったはずだ。」
小姫「勉強の疲労回復には糖分が一番だよ?」
飛彩「勉強に集中させてくれ。」
小姫「またそれ?もう限界。2人でいる時ぐらい私の目を見てよ!私がいる意味ないじゃん!」
飛彩「小姫…?」
( 中 略 )
飛彩「小姫!どうして黙ってたんだ!感染症で苦しんでいたなんて、俺はひと言も聞かされてなかった!どうしてだ!?」
小姫「飛彩…。世界で…一番の…ドクターになって…。」
 
飛彩「あのグラファイトというバグスター。5年前、お前が仕留め損ねた相手か。」
大我「てめえには関係ねえだろ。」
飛彩「待て!答えろ!お前には答える義務があるはずだ!」
大我「最近、物忘れがひどくてな。」
飛彩「俺なら小姫を救えた!」
大我「そこまで言うならやってみろ!そうだ。グラファイトがお前の恋人の敵(かたき)だ。」
(『エグゼイド』第06話「鼓動を刻め in the heart!」より)

 グラファイトの必殺技は「激怒竜牙」で、彼自身のモチーフにはドラゴンも入ってるのね。だからこそ、飛彩の宿敵でもあるのか。ドラゴンクエスト』的に考えて。そういえば、以前こんなコメントが投稿されまして。

 ソルティ、リボルが登場人物の台詞からそれぞれ『マイティアクションX』『バンバンシューティング』のキャラクターであることを考えると、アランブラも『タドルクエスト』が出典なんじゃないか、と考えまして。思うに、スペインにあるアルハンブラ宮殿(現地の発音では「アランブラ」が近い)が由来なのではないでしょうか(また、魔法つかいということで「アブラカタブラ」とのダブルミーニングもあるかもしれません。)
 アルハンブラ宮殿イベリア半島イスラム勢力が統治していた頃に建設され、ここの陥落をもってレコンキスタが完成した場所ですし、「剣と魔法」の世界観のベースにある(?)中世ヨーロッパ文化圏から見た「外敵」や「攻略対象」の象徴とも言えます。また、本文での病魔の<侵食>という表現を拝借しますと、<人体=ダンジョン(ステージ)=宮殿><ウィルス=ボス=イスラム王朝><医者=プレイヤー=カトリックという構図も成立しそうです。とはいえ、イスラムをウィルスに喩えるとは色々な意味で攻めたセンスですが…。
 アルハンブラ宮殿を患者の身体のメタファーと書いてしまうとアランブラバグスターが奪還目標みたいでややこしいですね。<人体=ダンジョン(ステージ)=領土>あたりに読み替えてください。ごめんなさい。

 『タドルクエスト』の「タドル」にはコンキスタドール(Conquistador)>なんかも入ってるのかな?なんて考えた時もあったけど、「タドルメグルタドルメグルタドルクエスト~♪」という電子音声から分かるように、普通に「辿る」がネーミングの由来のようね。おそらく『タドクエ』の世界のお姫様は「メグル(巡る)」って名前なんでしょう(←安直)それにしても、別にイチャモンを付けるわけじゃあないけど、上記見解は非常に<西洋史観>的よね。「ヨーロッパは優れていて(文化的)、イスラームは劣っている(野蛮だ)」みたいな。かつてイスラーム圏は古代ギリシャ・ローマ時代の文明を収集・蓄積しており(寧ろ、ヨーロッパ人の方が破壊者だった)、それがあったからこそルネサンス(Renaissance)>が起きたわけで、日本人は「ヨーロッパ>イスラームという固定観念を持つ人が多いけど、自分にもムスリムの友達がいて、その人は善良であるし(羊料理の店を教えてもらった。美味かった。)イスラームの全てが悪ではないのだと、声高に言っておきますよ。

■第07話「Some lie の極意!」(中澤祥次郎×高橋悠也)

しおり「お父さん!」
誉士夫「あっ…しおり…。なんだ、まだいたのか。お前はもう帰れ。」
しおり「何それ…。ずっとうちの仕事手伝ってきた人にそういう言い方する?」
誉士夫「ああ、するよ。お前がここにいたって、なんの役にも立たねえんだ。」
永夢 「落ち着いてください。ストレスをためると危険です。岡田さんはゲーム病なんです。」
誉士夫&しおり「ゲーム病?」
永夢 「はい。命に関わる、危険な病気です。」
誉士夫「…クビだ。」
しおり「えっ?」
誉士夫「聞こえなかったのか?お前はもう、クビだ。うちの仕事なんてもうしなくていい。」
明日那「岡田さん落ち着いてください。」
誉士夫「悪いが、これは私と娘の問題だ。」
(CRを出ていくしおり)
永夢 「しおりさん…。しおりさん!あっ!うわっ!」
(貴利矢に掴まれる永夢)
貴利矢「バカ正直もここまでくるとあきれるな。ドクターなら、病気の告知には細心の注意を払えよ。」
永夢 「えっ…?」
貴利矢「真実を伝えることが正しいとは限らない。真実が、人の人生を狂わせることだってあるんだよ!」
(『エグゼイド』第07話「Some lie の極意!」より)

 レベル3用のゲーム(ゲーマ)の共通点は何だろう?と考えると、それはきっと<乗物>であるということで、ロボットは乗るものだしモビルスーツは着るものだ!とかそういうのは置いといて)、音楽はリズムに乗るもの(これがホントのビートライダーズ!)、自転車やジェット戦闘機は言わずもがなである。仮面ライダーはバイクに<乗る者>だけど、それが乗物を自らに<乗せる>ことでパワーアップする、というのは実に面白い。では九条貴利矢はどうなのかというと、彼だけがレベル1・2とレベル3のガシャットのコンセプトが逆転している(通常なら、『ギリギリチャンバラ』でレベル1・2に変身し、『爆走バイク』で「三速!」になるはず)これが、貴利矢は<嘘吐き(Liar)>というキャラクターだからそうした、とかだったら上手いな。…大森敬仁はそんなこと考えてないか…!何にせよ、貴利矢の「ようやく人型になれたぜ~!」という台詞は切実で、一番「レベル1→2→3」というLVUPの恩恵に与れているのが、「仮面ライダーレーザー」なのかもしれない。

貴利矢「バグスターウイルス感染症。命に関わる病気だ。衛生省からこっそり手に入れた機密資料と、お前の症状が一致してるんだ。」
淳吾 「ウソだって言ってくれよ…!」
貴利矢「ウソじゃない…。」
淳吾 「イヤだよ…。俺、死にたくねえよ!」
貴利矢「淳吾!」
 
飛彩「確かに5年前、お前は友人を亡くしていた。でも原因はバグスターじゃない。ただの事故死だ。」
永夢「えっ?」
飛彩「俺たちに近づいたのも、新しいガシャットを手に入れるためだろ。こいつの言葉に真実など1つもない。」
永夢「今日の自分に、ウソはないって言いましたよね?本当のあなたはどこにいるんですか?」
 
貴利矢「自分のせいだ…。自分が本当のこと言わなければ…。ごめん淳吾…。」
 
貴利矢「フッ…。ハハハハ…。はぁ…。のせられちゃった?少しは人を疑え。じゃなきゃ、意外なところで足元すくわれるかもよ。」
(『エグゼイド』第07話「Some lie の極意!」より)

 この話、けっこう評判良いよね。やはり、『仮面ライダー』は「人間を描く」のが一番大事なことなのかも。

■第08話「男たちよ、Fly high!」(中澤祥次郎×高橋悠也)

 「突如、未確認生命体が出現し、連続殺人を犯した時、人は、警察は、仮面ライダーはどう対処するのか?」

 『クウガ』も『アギト』も上記コンセプトで作られた(尤も、白倉伸一郎にとって、『クウガ』の続編として『アギト』を作る(作らされる)ことは不本意であった)が、両者の違いは、五代雄介は「他人の為(利他的)に戦うことで自らの笑顔が失われた」のに対し、津上翔一は「自分の為(利己的)に戦うことで己の居場所を見つけた」ということだ。これこそが、高寺成紀と白倉伸一郎の明確な違い(差)である。『クウガ』の主題歌の二番目の歌詞には「英雄はただ一人でいい」とあるが、『アギト』で木野薫(アナザーアギト)が「アギトは俺一人でいい」と言って破滅していくのは、白倉伸一郎が(井上敏樹に指示して)高寺成紀を茶化していたのかもしれない。な~んてことを『エグゼイド』第08話の花家大我の台詞仮面ライダーは俺一人で十分だ」を聞いて思い出したのでした。余談だけど、大我役の松本享恭(まつもとうきょう)くんは『MGS』が好きなのね~!

――最近のシリーズはご覧になっていますか?
 『ドライブ』も『ゴースト』も観ていました。『ゴースト』ではアランが大好きなんですよ。僕が3号ライダー役だからというわけではなく、一視聴者としてずっとアランを応援していました。
(中略)
――銃のゲームがお好きとのことですが、どのようなゲームをやられるのでしょうか?
 メタルギアソリッドコール オブ デューティシリーズが大好きです。
(中略)
――最後に冬映画で共演する『ゴースト』チームにメッセージをお願いします。
 アラン様、大ファンです(笑)。映画でも大我はイヤな奴だと思いますが、嫌わないでください。一緒に頑張りましょう!
(松本享恭『宇宙船 vol.154』より)

 俺もアラン様好きだぜ!というわけで、自分の『エグゼイド』の推しメンは「花家大我/スナイプ」になったのでした(オイ)さて、第05~08話の(簡易)感想を書いたので、ここから先は『エグゼイド』の闇について。

■「光明の方に差しのべられようとする血みどろの手」

――『オーズ/OOO』終盤では主人公の映司や敵サイドの真木博士が、メダルの力で少しずつグリードに姿を変え、『鎧武/ガイム』でも登場人物たちが人ならざるものへと変化していきます。この展開は、あえて武部さんが意識して繰り返したのではなく、虚淵さんからのご提案だったんですね。
武部 というより、企画の前提に共通のものがあるので、結末への流れに近いものが生まれたんじゃないでしょうか。仮面ライダーの前提って、1号がショッカーに改造されたように、敵の力で変身するという部分にあると思っています。その要素は大事にしたい、敵と同じ力を使う以上、そういう結末になるのが必然……みたいな意識が、私にも虚淵さんにもあったのかな。そうじゃないライダーを否定はしませんけど、自分はやっぱり、主役ライダーは異形の力、禍々しい力を使って戦う戦士であってほしいんです。
(武部直美『「仮面ライダー」超解析 平成ライダー新世紀!』より)

 白倉伸一郎の猿真似」と言ってしまえばそれまでだけど、平成二期のチーフPの中で、一番「敵の力を使って戦う」という初代『仮面ライダー』の要素を作品内で体現しているのは武部直美だと思う。それに関しては、『ドライブ』の夏映画、『サプライズ・フューチャー』の感想記事の冒頭で触れている。

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 一方、警察や医者など、<子供の憧れ>仮面ライダーの題材にするのが大森敬仁だ。

――『ドライブ』のときは警察、今度は病院、公的な大きい組織が舞台になっています。
大森 フォーマットは確かに好きだと思います。悩んでる人、自分探しをしている人っていうのが仮面ライダーには多いようですが、僕は自分がいくら頑張っても手が届かない人がヒーローになって欲しいっていうのがあります。それが刑事だったりドクターであったりするのかもしれません。『獣電戦隊キョウリュウジャー』のときもすっごい強い人たちだったので、わりと僕はそういう思考なんでしょう。
(大森敬仁『HYPER HOBBY キャラクターランド Vol.9』より)

 ここで問題になってくるのは、「悩んでる人」「自分探しをしている人」以上に、警察や医者は言動が取沙汰される、という点だ。

 例えば『龍騎』の時も仮面ライダーが悪事を働くなんて!」と批判されたものだが、
(1)仮面ライダーは元々はバッタの改造人間である。
(2)龍騎/城戸真司だけは英雄(ヒーロー)である。
(3)仮面ライダーはフィクション世界の存在である。
という言い訳が(一応は)できる。弁解の余地があるのだ。ところが、『エグゼイド』は「仮面ライダー」こそ架空の存在であるが、医者(小児科医/外科医/放射線医/監察医)は現実に存在する。戦闘シーンはともかく、人間ドラマでは嘘がつけない(独自の設定以外は、嘘がつきにくい)のだ。

 個人的に気になったのは天才外科医、鏡飛彩の言動で、例えば第03話の「変身中に体力ゲージが0になると死ぬ危険性があるから変身解除」「リスクがあるのは解かるけど患者の命はどうなってもいいの!?」と思ったし、第05話の「ゲーム病罹患者とはいえ犯罪者、ガシャットを取り返すのが先決」発言も「患者の生き死にを医者が決めていいの!?」とすっげーモヤモヤした。これは従来のヒーローものの「怪人を倒すのが先か?」「人間を守るのが先か?」を医療ドラマの落とし込んだ結果なんだろうけど、九条貴利矢の「俺はバグスターの謎が解明できればよい」「患者を救う為という動機では戦わない」もそうだけど、患者の生殺与奪を医者が握る(好き勝手する)という描写はどうなのよ?と思わなくもない。コメント欄にもこんな投稿があった。

 まだ一話なんですけど個人的にノリで飛ばしたらあかん奴をやってるなあという印象です。ちょっとネガティブ行きます。大森Pの特色なのかキャラクターを一人の人間としてリスペクトしてみてないのかなと思ってしまいました。まず医者としてのエム。職業としてまだ研修医で作中でも半人前だという感じで書かれてるのに、先輩や上司へ相談する描写もなしに検査入院しようとする少年を勝手に連れ出し病状を悪化させる。助かったからよいものの、次回で説明あるかもしれないですけど、その前でわざわざ急に倒れる描写を入れているので個人的に減点。(中略)検査入院ってどこが悪いか医者でもわからないから時間がかかるけどちゃんと全身調べようねってもので、これをちゃんと受けさせないのは半人前ではなく医者失格だよなーって自分は思いました。検査入院ではなく長期入院で原因がわからないってのならこんなに愚痴愚痴言わないんですがね。ゲーマドライバー完成までどうにもできないということも描写ができたし、上の先生と話して決めたというセリフがあれば半人前なりに考えたよ、そしてお医者さんにとっても謎が多い病気だよって感じにもなれたと思うんですよ。(中略)個人的に、医者設定いらなかったんじゃないの?とドライブの再来を心配してしまいます。

 ただね、一つ言わせてもらうとね、エンタメは穿った目で見てしまうと、途端に楽しめなくなりますよ。俺も人のこと言えんが…!なので、『エグゼイド』を楽しめない(楽しめてない)人は、もう少し肩の力を抜いて見た方が良いと思いますよ(なんじゃそりゃ)や、個人的にはあんまし不満無いのよな…!

■「仮面ライダー・本郷猛は、改造人間である」

仮面ライダー・本郷猛は、改造人間である」
 とは、初代『仮面ライダー』のナレーションだが、現在ではこうした設定が許されないのはいうまでもない。
 仮面ライダーが悪の組織によって、とりかえしのつかない手術を受けて悩むという設定は、手術をこれから受ける子どもや、術後の子どもたちをいたずらに苦しめる。また執刀医を悪の手先として描くことは、職業差別につながるという批判をまぬがれない。
白倉伸一郎『ヒーローと正義』より)

 『エグゼイド』の仮面ライダー(ゲーマドライバーの適合者)は皆<適合手術>を受けているッ!初代っぽいのぶち込んできたなぁ~!これは<医者>モノならではよね。そして、宝生永夢だけが、適合手術を受けていない(改造人間でない)にもかかわらず仮面ライダーに変身できる、と。その謎は、割と早期に明かされそうね。

 『エグゼイド』、意外とチャレンジングなので、<医者>要素アリのまま、完走してほしいなぁ。

[了]

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