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千倍王鷹虎蝗合成獣

平成仮面ライダーの感想・考察サイト。衒学的で悪し様で居丈高な語り口のブログにようこそ。

『エグゼイド』感想:第04話「オペレーションの名はDash!」

仮面ライダーエグゼイド』の感想です。以下、ネタバレ注意。

第04話「オペレーションの名はDash!」(脚本:高橋悠也、監督:坂本浩一)

■板チョコと宝箱とドラム缶と勝杯

 セカンドパイロット版まで終了。第04話にして早くも仮面ライダーが4人に。あ、ゲンムもいるから正確には5人か。<シャカリキ(釈迦力)>と聞くと曽田正人(そだまさひと)を思い出すな…!

(1)仮面ライダーエグゼイド
【氏名】宝生永夢(ほうじょうえむ)
【職業】小児科医(研修医)
【遊戯】マイティアクションX
【武器】ガシャコンブレイカー
【LV2】「大変身!」
 
(2)仮面ライダーブレイブ
【氏名】鏡飛彩(かがみひいろ)
【職業】(天才)外科医
【遊戯】タドルクエスト
【武器】ガシャコンソード
【LV2】「術式レベル2」
 
(3)仮面ライダースナイプ
【氏名】花家大我(はなやたいが)
【職業】放射線科医(闇医者)
【遊戯】バンバンシューティング
【武器】ガシャコンマグナム
【LV2】「第弐戦術」
 
(4)仮面ライダーレーザー
【氏名】九条貴利矢(くじょうきりや)
【職業】監察医
【遊戯】爆走バイ
【武器】なし
【LV2】「二速」

 「多人数ライダー」の弱点は、主人公は羽目を外した言動を取らせられない(<いい子ちゃん>にせざるを得ない)かつ、サブライダーは好き勝手させられる(しかも超!個性的なキャラクターだらけ)ため、メインライダーがサブ達にキャラを食われてしまうことだが、永夢はドクターとしては<未熟>だけど、ゲーマーとしては<熟達>(熟練の領域に達している)という設定なので、かろうじて埋もれてない感じ。

 飛彩は医者の腕は一流だが、ゲームには疎い(というか、そもそも興味関心が無い)大我も医者の腕は立つが、免許剥奪されており(というか、「ゲームに夢中で治療ミスを犯し患者を死なす」とか字面だけ見るとかなりアレだな…!)、永夢の「ゲームとなると目の色が変わる」性格の暗黒面を強調させている。貴利矢は「怪人(バグスター)の生態(検体)」に興味があるというキャラ付けなのね。「多人数ライダー」はしょうもない理由でライダーバトルが勃発することが多々あって、それに辟易としていたのだけれど、『エグゼイド』は「ゲームで勝負する」というシチュエーションを用意することで(例えば、<点取り合戦><競走(レース)>など)、単なる<内輪揉め>に終わらせないようにしてるのがええやね。時折、共闘もするし。

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 『マイティアクションX』の操作キャラクター「マイティ」は、マリオやソニックだけでなく星のカービィも入ってるなこりゃ。ブロックと言えばマリオだけど、お菓子(≒チョコ)と言えばカービィ(というか、あいつは何でも貪り食う擬態能力持ちの地球外飛行生命体だけど…!)そう、カービィもまた「敵の力を使って戦う」存在なのよね。そういう点で言うと、ロックマンもまた<同族殺し>のゲームだな。この、『エグゼイド』の「エナジーアイテム」の秀逸な点は、後々、その辺にブロックや宝箱、ドラム缶を置いておくだけで「ここにはゲームエリアが展開されている!」と視聴者に認識してもらえること。変身時のエフェクトくらいは、一年間やり通せるんじゃあないかしら。『鎧武』のヘルヘイムの森ですら、やり切ったんだし。

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長部 (中略)森のシーンはすべてエフェクトが必要なんですけど、そこにいる人物には効果がかかってないんですよ。要は、ただ丸ごとフィルターをかければいいというものではないので、人物のマスク処理がやたら大変で、担当してた者は森が出てくるたびに可哀想なことになってました(笑)。
――合成担当としては、気軽にヘルヘイムの森へ行かれても困ると(笑)。
長部 しかも「アーマードライダーに変身しないと森にとどまれない」という設定だと最初は聞いてたんですけど、途中からどんどん生身のまま森に入っていくようになって……。ヒーロースーツならまだしも人物のマスク処理はかなり大変でしたね。しかも、それが立ってるだけじゃなくて動き回るわけですから。
(長部恭平『仮面ライダー鎧武/ガイム公式完全読本』より)

 …あるぇ!?意外と面白いぞ『エグゼイド』!?おかしいなぁ、パイロット版からぶっ叩くことになるかもしれんと危惧してたのになぁ?何だかちょっと肩透かしだ…!(←ええことやないの…!)

■「どうせゲーム演出はすぐに無くなる」と言うけれど、

佛田 (中略)今回一番大変だったのはシフトカーが現れるときに出てくる道路でしょ。最初にシフトカーの設定を考える段階で、異空間から飛んで来るのは当たり前だから、何か面白い表現はないかという話を田崎(竜太)監督として、「じゃあデンライナー(『仮面ライダー電王』)のレールのように、空間に道路が走るのはどうだ」と。で、結果それがものすごく大変だったと(笑)。
足立 トライドロンと同じく、これもデータが重くて、計算が大変でした。
佛田 まあ、最初のほうだけで、あまり出なくなっちゃったけど。
足立 道路自体は出てたけど、画面に細い道路が走るだけだから、最初のような派手さはなかったですね。あの道路に関しては、ほぼ1話でやりきっちゃいました。
佛田 しかも冒頭で(笑)。
足立 そう、オープニング前に(笑)。
佛田洋仮面ライダードライブ公式完全読本』より)

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 世の中には「初回」で無くなった演出もあってだな。

[了]

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sebaooo-tatoba-combo.hatenablog.jp