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千倍王鷹虎蝗合成獣

平成仮面ライダーの感想・考察サイト。衒学的で悪し様で居丈高な語り口のブログにようこそ。

『ゴースト』第41・42話感想

17_ゴースト

 久々の『ゴースト』各話感想は第41・42話の豪華2本立て!(とか言いつつ、実際は未更新分の簡易版なんですが…!)

【前回】『ゴースト』第39・40話感想 - 千倍王鷹虎蝗合成獣
【次回】『ゴースト』第43・44・45・46話感想 - 千倍王鷹虎蝗合成獣

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※三四半評への賛同・反対意見もお待ちしております。

sebaooo-tatoba-combo.hatenablog.jp

■第41話「激動!長官の決断!」(山口恭平×長谷川圭一

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ア リ ア「アデル、考えを改めるのです。」
ア デ ル姉上、私が力を手にするのは、当然のこと。そして私が、完璧なる世界を実現する。姉上には最後まで見届けてもらおう。
ア リ ア「そのつもりです。それが父上との約束ですから。」
ア デ ル「フン…。」
(グレートアイとの接続を試みるアデル。)
イーディス「おやめなさい、アデル!」
ア デ ル「なぜ止める?」
イーディスガンマイザーは自己進化を続け、人間の感情に興味を持った。このままでは、自我に目覚めるかもしれない。もはやあなたの手に負える相手ではない。
ア デ ル「私ならできる。私は選ばれたのだ。」
イーディス「しかし…。」
ア デ ル「長官。あなたが望む理想の世界とはなんです?」
イーディス「それは…。」
ア デ ル「あなたも不完全だ。私が、正しく導く。」
ウルティマエボニーに変身するイーディス。アデルと取っ組み合いになり人間界へ。)
(『ゴースト』第41話「激動!長官の決断!」より)

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タ ケ ル「この感覚…。またあいつが…!」
ア デ ル「余計なまねを…。」
イーディスこのままでは、我々の世界から人がいなくなってしまう。
ア デ ル「そんなことはどうでもいい。」
イーディスアドニスは悔いていた…こんな世界にしてしまったことを。
ア デ ル「父上は、不完全になったのだ。」
イーディス「違う!アドニスはお前を…!」
(アデルが変身したパーフェクトガンマイザーに攻撃されイーディスの変身が解ける。)
タ ケ ル「おっちゃん!」
マ コ ト「いや、違う!」
ア ラ ン「あれはイーディス長官だ。」
ア デ ル「消えろ。」
(タケル・マコト・アランが仮面ライダーに変身し、アデルからイーディスを守護る。)
ア デ ル「もうそいつは、不要な存在だ。」
ア ラ ン「兄上…。」
マ コ ト「長官!」
タ ケ ル「大丈夫ですか?」
ア ラ ン「あっ…大丈夫ですか?」
イゴール 実に面白い。DEMIAの準備もまもなく整います。目障りな長官も消え、いよいよ私の時代です。
(『ゴースト』第41話「激動!長官の決断!」より)

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ア リ ア「アデル、長官は?」
ア デ ルうるさい!皆私を裏切り不完全になる。だが、私だけは…。
(グレートアイの接続に失敗するアデル。)
ア デ ル「なぜだ!?なぜ力の根源と繋がれない!?」
守 護 神あなたには、足りないものがあります。カギは、天空寺タケル。
ア デ ル「あいつがカギだと?ならば確かめよう。私の完璧な世界のために…。」
(『ゴースト』第41話「激動!長官の決断!」より)

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ア ラ ン「この方はイーディス長官。我が父上の古くからの盟友であり、こちらの世界で言う科学者だ。」
オ ナ リ「しかし見れば見るほどおっちゃん殿と瓜二つ!」
シ ブ ヤ「双子のご兄弟とかいませんか?」
マ コ ト「長官、アリア様は?」
イーディス「無事だ。ただ、アデルに拘束されている。」
ア ラ ン「兄上はグレートアイと繋がったのですか?」
イーディス「いや、まだ繋がっていない。」
ア カ リ「私も聞きたいことが…。グレートアイ、ってなんですか?」
イーディス我々の世界に最初から存在した、全知全能、叡智そのものだ。しかし、その正体は私にもわからない。
ア カ リ「でもその力を使った。」
イーディスそう…我が友、大帝アドニスは、グレートアイに選ばれ、その力の根源と繋がった。
ア ラ ン「では、父上の大いなる力は、グレートアイから授かったもの…。」
イーディスそして、病で、妻と、長男アルゴス、多くの同胞たちを亡くし、悲しみに暮れた、アドニスは望んだ…。二度とこのような悲劇のない世界を。
タ ケ ル「だからアランのお父さんは、誰も死なない世界を…。」
ア ラ ン「父上…。」
イーディス私はそのために必要なシステムを考案し、グレートアイの力で実現した。
ア カ リ眼魂による精神の分離と、生命維持カプセルによる肉体の永久保存。
イーディス「そこまでわかっているのか。私達の完璧なる世界の仕組みを。」
( 中 略 )
タ ケ ル完璧な世界なんてウソだ!俺は見た。カプセルの中で人が消えるのを。
ア ラ ン「私も見た。」
イーディスそうだ。あれは完璧な世界ではない。しかし、人が死ぬとわかっていながら何もできなかった…。私が作り出した…ガンマイザーに阻止されたからだ。
ア カ リ「ガンマイザーは、あなたが作ったの?」
イーディスそうだ。人がむやみに、グレートアイと繋がらないように。それがあだとなった…。
オ ナ リ「なんと!」
イーディスそして、世界維持に必要な、生命エネルギーを確保するため、アデルとイゴールは人間世界への侵攻を進めた。私は、それを見ているしかなかった。最後の希望は、グレートアイの力による、世界の再生。だが、唯一その資格を持っているアドニスは、迷っていた。その心の揺れを、アデルに気付かれ…。全ての対抗手段も、ガンマイザーに干渉された。結局、アデルを止めることはできなかった…。
ア ラ ン「イーディス長官…。」
イーディス「もはや私には、何もなすすべはない。悔いても、悔やみきれない…。」
ア カ リ「本当にそう思ってる?あなたの言葉は、どこか他人事に聞こえる。科学を志す者として感じるの。あなたが完璧な世界を創ったのは、友人のためより、本当は自分のためだったんじゃないの?」
イーディス「そんなことは…。」
ア カ リ「やっぱり。科学は人を幸せにするためにある。あなたは何がしたいの?私は、タケルを救いたい!」
タ ケ ル「来た!また奴が…!」
(『ゴースト』第41話「激動!長官の決断!」より)

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ア デ ル「天空寺タケル、お前に何がある?」
マ コ ト「アデル!アリア様を開放しろ!」
ア デ ル「くだらん。」
マ コ ト「なんだと!?アリア様のためにも、タケルのためにも、お前を止める!(中略)アデル!昔俺を軍人に取り立てくれた頃のお前には、熱い信念を感じた!多くの兵士を束ねる姿は、輝いて見えた!
ア デ ル「それは初耳だ。」
マ コ トだが今は、その手で父親の命を奪い、弟アランを殺そうとし、姉のアリア様まで…!完璧な世界とは誰のためだ?もうお前の周りには誰もいない!
ア デ ル「貴様もか…。私には完璧な力がある。それで十分だ。」
(『ゴースト』第41話「激動!長官の決断!」より)

 説明乙!だがしかし、セリフ量多過ぎィ!

 あと、ベートーベンの件は無理矢理ぶっこんだ感が凄いな(笑)

■第42話「仰天!仙人の真実!」(山口恭平×長谷川圭一

アデル「天空寺タケル!お前は人間を超える力を手に入れた。だが私より優れているとは思えん!教えろ。一体お前には何があると言うのだ!」

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 第40話までに登場したガンマイザー(合体~は除く)は<五大元素(火・水・風・土・空)>で、対になる偉人は以下の通りらしい。グリム兄弟と天候に何の関係が…?というか、<空>ってそういう意味じゃあないぞ!

【火】ファイヤー (対:織田信長
【水】リキッド  (対:玄奘三蔵
【風】ウィンド  (対:坂本龍馬
【土】プラネット (対:卑弥呼
【空】クライメット(対:グリム兄弟)

 そして第42話にて一気に四体のガンマイザーが登場(そして退場)した。プロップ(武器)をガンマイザーを言い切るのは潔い…!「いつからガンマイザーが全体ヒト型だと錯覚していた?」「なん…だと…?」マグネティック「ブレード」の方を合わせると対抗手段(英雄)は以下のようになると思われる。

【刀】ブレード(対:宮本武蔵
【弓】アロー (対:ロビン・フッド
【銃】ライフル(対:ビリー・ザ・キッド
【槍】スピアー(対:石川五右衛門
【鎚】ハンマー(対:武蔵坊弁慶

アローは<怪鳥>、ライフルは<蝙蝠>、ハンマーには<蜘蛛>の意匠が盛り込まれている。そうか、コンドルデンワーやバットクロック、クモランタンはガンマイザーから逆算して(仙人)によって作られた、という設定にしたんだな。第42話のラストにてクソコラアデル様…もといガンマイザーが三体残っていたけれど、あれ?第33話で二体(グラビティ(重力)とタイム(時間)?)モノリスが破壊されたはずだから残りは二体(電力(対:エジソン)と音(対:ベートーベン)?)のはずなんだがなぁ…?マグネティックの方が実は生きてるとか?

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アラン「兄上!父上はこんなことは望んでいません!」
アデルしょせんは不完全な存在。脆弱な人間に成り下がったお前には何もできん。その愚かさを噛み締め、消えるがいい。
アラン「私は…何も後悔などしていない!人間は死ぬ。でもその思いは残る。父上の思いも…。この胸の中に生きている!兄上の心は、本当は何を望んでいるのです?」
アデル「私の心は最初から決まっている。完璧な世界の実現だ。」
アラン「兄上…なぜ父上を殺した?マコトの言ったとおり、もうあなたの周りには誰もいない!人は…一人では生きられない!兄上!」
アデル体だけでなく、心まで脆弱に。これだから人間は…!天空寺タケル、お前が全ての元凶だ。
(『ゴースト』第42話「仰天!仙人の真実!」より)

 『ゴースト』は意外と主人公に優しくない(厳しい)世界観で、眼魔の帝国の皇子、アランと共闘するに至るまでにも全体の三分の一(第16~30話)を費やしている。序盤(アランが人間界に侵攻するためのゲートを設置してた頃)も含めるともっと(三分の二)だ。アランはアカリやカノンやフミ婆、そしてタケルと<対話>することで「この世界の宝物を守りたい」という己の本心に気付いた。それが自分にとっての<理想の世界>だったからだ。一方、アデルは他者との<対話>を拒絶する。故に彼からはどんどん人がいなくなっていく。父(アドニス)も、弟(アラン)も、かつて軍人に取り立てた男(マコト)にも。アリア様だけは見捨てずにいてくれてるけれど。そうか、アデルは「アランのIF(タケル達に感化されなかった場合)」という側面もあるんだな。

 そしてタケルとアデルも対になっている。ガンマイザーを取り込み<完全体(パーフェクト)>となり、ハンマー・アロー・スピアー・ライフルを召喚・使役してもタケルの銃撃(シンネンインパクト)、射撃(タノシーストライク)、砲撃(イサマシュート)、剣戟(イカリスラッシュ)に勝てないのは、<対話>を拒絶するだけでなく、<感情>も無くしてしまった(=理想に心を殺されている)から、という帰結はお美事。ちょっとクサいけどな!

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 「仙人=イーディス長官」でFA。タケル対アデル戦にインサートされるおっちゃんの回想を見るに、最初は眼魔の帝国の不穏な動きをキャッチした天空寺龍を始末しにイーディスは大天空寺に出現したようね。宮本武蔵は古株だな…!変身もせず、生身の肉体でウルティマエボニーと渡り合うタケルパパTUEEE!流石は、斧の一振りでワームホールを生み出せるだけある…!決着が付き、強襲した敵であっても<対話>し、<共闘>を持ち掛ける天空寺龍。仙人はそれを思いだし、タケルとアデルにもその光景を重ねるが…?

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 結局は決別。これは「暴走したガンマイザーがラスボス」フラグだなぁ…!

[了]

※はじめましての方はこちらをご一読ください。

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