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千倍王鷹虎蝗合成獣

平成仮面ライダーの感想・考察サイト。衒学的で悪し様で居丈高な語り口のブログにようこそ。

『ゴースト』第39・40話感想

 久々の『ゴースト』各話感想は第39・40話の豪華2本立て!(とか言いつつ、実際は未更新分の簡易版なんですが…!)

【前回】『ゴースト』第34・35・36・37話感想 - 千倍王鷹虎蝗合成獣
【次回】『ゴースト』第41・42話感想 - 千倍王鷹虎蝗合成獣

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※三四半評への賛同・反対意見もお待ちしております。

sebaooo-tatoba-combo.hatenablog.jp

■第39話「対立!父と娘!」(渡辺勝也×福田卓郎

アデル 「力の根源を手に入れるには、具体的にどうすればよい?」
守護神 「それは、意志の力。」
アデル 「意志の力だと?」
イゴール「非常に興味深い。その力とは一体なんですか?」
アリア 「イゴール、下がりなさい。」
イゴール「いいえ、たとえアリア様といえども…。」
アリア 「お黙りなさい!」
イゴール「クッ…!なぜ私ばかり…。」
アリア 「あなたは何を望んでいるのですか?」
アデル 「父上が目指した、完璧な世界の実現ですよ。」
アリア 私たちがこの世界に来て、母上が亡くなり、兄アルゴスも病に倒れ亡くなりました。父上は絶望し、その深い悲しみから完璧な世界を創ろうとなさった。向こうの世界の侵略が目的ではなかったはず。父上の思いを、忘れてはいませんか?
アデル 「私にしかできないことなのです。姉上、これが私の手に入れた力です。これは、この世界の守護者。私と一つになったのです。」
アリア 「あなたはもはや、アデルではない。」
アデル 「私は私だ。これを使い私は、力の根源を手に入れる。」
アリア 「話しても無駄なようですね。」
(プロトメガウルオウダーで、ダークネクロム・ピンクに変身するアリア。)
アデル 「フッ…愚かな。」
守護神「敵対行動確認。消去開始。」
(イーディスが加勢しようとするも、ガンマイザープラネット&クライメットにやられるアリア。)
アリア 「アデル…。あなたは…。」
(眼魔眼魂が砕け散り、消滅するアリア。)
守護神 大切な存在、だが戦う矛盾。相反する2つの感情。分析不能。観察開始。
(ガンマイザーブレード&マグネティックが融合し、マグネティックブレードに。)
アデル 「今のはなんだ…?」
イゴール「非常に興味深い。」
(『ゴースト』第39話「対立!父と娘!」より)

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 「マグネティックブレード」、どうやって動かしてんだコレ…?

 もうすぐ(08/06)夏映画『100の眼魂とゴースト運命の瞬間』(以下、『百目鬼』)が放映開始!ということでテレビ本編にも『百目鬼』のネタが盛り込まれる。アバンでアリアが「私たちがこの世界に来て~」と言ってるということは、『ゴースト』の世界は
(1)アラン達がいた世界
(2)グレートアイの世界
(3)タケル達人間の世界
の三種類ある(あった)ということかな?元々アドニスの帝国が存在した世界は、何らかの理由で崩壊し、グレートアイの世界に逃亡した。そこも荒廃しており、アドニス妻と『百目鬼』の敵アルゴス、その他大勢の国民が病魔に侵された、と。アドニスの子供達は「長男アルゴス、長女アリア、次男アデル、末っ子アラン」という構成だったのね。…今まで、アルゴスの「ア」の字も出なかったけど…!(他の「ア」の字はいっぱいいるけど)

 さて、お次は大天空寺サイド。墓参り中に喧嘩する夏目(真一郎&真由)親子。そこにマグネティックブレードが現れ、お互いの魂が入れ替わってしまう不可思議現象が発生。

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真由 「パパの姿なんてやだ!もう大嫌い!何が刑事よ。」
タケル「立派な仕事だよ。悪い人を捕まえて、みんなを守ってるんだ。」
真由 「だからって家族のことほったらかしにしていいわけ?」
タケル「えっ?」
真由 「いい刑事でも、家族を犠牲にする最低のパパ。わかる?」
(カノンに憑依するビリー・ザ・キッド。)
ビリー「フフッ。お前のパパ、ビリー様は気に入ったぞ。」
タケル「ビリー・ザ・キッド?」
ビリー「全てを犠牲にしても自分を貫き通す勇気。俺はそういう勇気を持った奴を尊敬するぜ。」
タケルでも、全てを犠牲にしちゃダメじゃないかな?
(タケルに水鉄砲を撃つビリー。)
タケル「ううっ!?ビリー?」
ビリーお前も自分を犠牲にしてこの娘を助けたじゃないか。男の中の男!大したもんだぜ。
アラン「カノンがビリーに…。」
オナリ「お父上殿が真由殿に…。」
アラン&オナリ「ややこしい。」
( 中 略 )
タケル「お父さんとなんでケンカしたの?」
真由 「今日は…ママの命日なの。夜は、ママの大好きだった夜景を見る約束だったのに、仕事だからって…。いっつもそう。ママの危篤の時だって来なかった。最低!」
タケル「きっとお父さん、正義のために戦ってたんだよ。」
真由 「じゃあママはどうでもいいっていうの?」
タケル「そうじゃないけど…。」
マコトタケルにはきっとわからない。だが俺は…。母さんが死んだ時も、あいつは来なかった。来てくれたのは、龍さんだった。だから俺は、父親は龍さんだと思っている。
カノン「お兄ちゃん…。」
(『ゴースト』第39話「対立!父と娘!」より)

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真由 「私がパパの悪事を暴く!」
タケル「でも勘違いかも知れないし。」
真由 「パパは指名手配犯に情報を教えてた。いい刑事だと思っていた私のことも裏切ってた。絶対に許せない!」
タケル「決めつけちゃダメだって。(中略)お父さん、きっと今は言えない理由があるんだよ。捜査上の秘密とか。俺は、絶対悪い人じゃないと思う。お父さんを信じようよ。ねっ。」
真由 タケルくん、君よく、ウザいって言われるでしょ?
タケル「えっ?」
真由 「あ~あ、篠崎のおじさんがパパだったらよかったのにな。」
タケル「そんなこと言うもんじゃない。真由ちゃんのお父さんは1人だけだ。」
真由 「タケルくんはいいわよね、立派なお父さんがいて。いいなあ。」
アカリ「真由ちゃん。タケルのお父さんは、亡くなってるの。」
真由 「えっ?ごめんなさい。」
タケル父さんはいつもそばで見守ってくれている。俺はそう信じてる。
アラン家族か…。
カノン「アラン様?」
アラン病で死んでしまった兄上を思い出していた…。
タケル「アランにそんな兄弟がいたの?」
マコト「俺もよくは知らない。」
アラン父上ももういない。反発している父親が生きているだけでも、幸せとわかる時が来る。
タケル「そうだよ。アランの言うとおりだ。」
マコトそれは父親による。生きていても、どこにいるのかさえわからない奴だっている。
カノン私、きっと理由があるんだと思う。
タケル「マコト兄ちゃん…。」
(『ゴースト』第40話「勇気!悲壮な決断!」より)

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 マコト兄ちゃんにも新たな設定が追加…!

 「神隠しに遭った(眼魔の帝国に拉致された)深海兄妹だけど、両親は探さなかったの?」という突っ込みにアンサーが。『百目鬼』でゼロスペクターに変身する深海大悟は息子と娘を捨て、(仙人の回想によると)ウルティマに倒され死亡。マコトとカノンの母親も他界し、天空寺龍が半ば親代わりだったと。…これ、もう少し序盤や中盤で語られても良かったかもしれないね。終盤で明かすと決めていたのかもしれないし、設定が煮詰まってなかっただけかもしれないwタケルは基本的に性善説に則っているけど、マコトは(父親絡みになると)それを受け入れられない。対し、アランが同意の考えを示しているのが、心境の変化が垣間見れて微笑ましい。

■第40話「勇気!悲壮な決断!」(渡辺勝也×福田卓郎

アデル 「あのガンマイザーは地上で何をしている?」
守護神 矛盾した人間の感情の検証。攻撃の傷と、あなたの姉の眼魂のかけらを取り込んでしまったため、バグが発生。感情に興味を持ったと推測。現在破損により、コントロール不能。
(『ゴースト』第39話「対立!父と娘!」より)

真一郎「俺は指名手配犯の手島に、情報を教えていたのはお前じゃないかって薄々気づいてた。だから、情報屋の黒川に、お前が誰かと密かに会っていた時間と場所を、探ってもらってたんだ。その相手が手島に違いないと思ってな。(中略)手島をわざと逃がして、情報を教えていた犯人も俺だっていうことにしようとしたんだ。俺はあの怪物になっていたおかげで、お前が俺を罠にはめようとしていた一部始終を見てた。篠崎!」
(崩れ落ちる篠崎。)
タケル「真由ちゃん…。お父さんは正しかったんだ。」
アカリ「よかったわね。」
真由 よくない!篠崎のおじさんは、パパの親友なのよ!あんなに必死になって、仕事だからって、親友を捕まえるのがそんなに嬉しいの?そんなことのために、私やママを…。
タケル親友だからこそ、やっているんじゃないかな。
真一郎「篠崎…。今の腐敗した警察を、正義の警察に変えよう。そう誓ったよな?お前は、あの約束を忘れたのか!」
篠崎 「忘れるものか。だけど…だけど俺は…すまん。俺を捕まえるのが、お前でよかった。
タケル「お父さんはずっとつらかったんだよ。決して君たちをないがしろにしてたんじゃない。今回だって、親友だから苦しんでたんだ。真由ちゃんも言ってたでしょ?パパが悪いことをしてるなら…。どんなにつらくても私が捕まえる。って。あの気持ち、お父さんと同じだよ。やらなきゃいけない。たとえどんなにつらくとも…。それが勇気なんだ。」
ビリー・ザ・キッド眼魂に入るタケル。)
タケル「ビリー・ザ・キッド…。」
ビリー俺様も、親友の保安官ギャレットに倒された。ギャレットは、他の連中が俺を倒すくらいなら、友人の自分がやると決めたのかも知れないな。
タケル「それも勇気…。」
(『ゴースト』第40話「勇気!悲壮な決断!」より)

 姉アリアはアデルを思い、弟の悪事を止めようとする。
 夏目真一郎は篠崎を思い、悪事を働いた友を逮捕する。

 この「相反する2つの(矛盾した)感情」というのは度々『ゴースト』では描かれる。それをビリー・ザ・キッドの逸話を交え、「タケルがカノンの肉体を復活させた」こと(自己犠牲)を再提示し、『百目鬼』の要素(ダークゴーストに変身するアルゴスや、ゼロスペクターに変身する深海大悟)も盛り込みつつ、刑事ドラマ風に仕立て上げたのは、中々美事な手腕だと思う。少々窮屈(ギュウギュウ)だったけど…!以下、参考記事です。

sebaooo-tatoba-combo.hatenablog.jp

 それにしても、真由ちゃんの中にパパ(真一郎)が入ってるかと思いきや、合体ガンマイザーの中に入っていたとは…!マグネティックブレードはバグ故にコミカルな動きをしてるのかと思ったら、アレ夏目のおっちゃんが孤軍奮闘していた、というオチだったのね…!(河原で自分の顔を眺めていたり…!)

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 第38話「復活!英雄の魂!」を受けてか、パーカーゴースト達も(一応)活躍。ガンマイザーブレードが宮本武蔵と対になっているのは明々白々だけど、マグネティックの方はフーディーニが(龍さんや仙人的には)対抗手段なのね…!(磁力VS鎖(鉄)?)第39・40話は概ね文句無しだけど、少々不満(難点)もあって、一つ目は「今回の事件、タケルの目を使えば即座に解決したんじゃあないの?」ということ、二つ目は「怪人(ガンマイザー)の存在が警察に知れ渡っていいの?」ということ、そして三つ目は…。

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 最後の三人の同時変身は、ディープではなく普通のスペクターになってほしかった…!

[了]

※はじめましての方はこちらをご一読ください。

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