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千倍王鷹虎蝗合成獣

平成仮面ライダーの感想・考察サイト。衒学的で悪し様で居丈高な語り口のブログにようこそ。

『ゴースト』感想:第20話「炸裂!炎の友情!」

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仮面ライダーゴースト』の感想です。以下、ネタバレ注意。

第20話「炸裂!炎の友情!」(脚本:福田卓郎、監督:渡辺勝也)
東映仮面ライダーゴースト 第20話 炸裂!炎の友情! | 東映[テレビ]
テレビ朝日ストーリー|仮面ライダーゴースト|テレビ朝日

【前回】『ゴースト』感想:第19話「爆発!絵を描く心!」 - 千倍王鷹虎蝗合成獣
【次回】『ゴースト』第21・22・23・24話感想 - 千倍王鷹虎蝗合成獣

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■KAKUGOのタケルとKEJIMEのマコト

マコト「タケル…。俺の体は、眼魔の世界にある。アランがその気になれば、俺の体は消えてなくなる。」

 「ケジメっていったい何なんだよ!?」散々引っ張ってきたけれど、ようやく事実(事情)が発覚。マコトの体は、眼魔の帝国に保管されていたのね。言い出せなかったのは、タケル殿を巻きこんだり、カノンちゃんに心配かけさせたくなかったからかしら?(ケジメ兄ちゃんはけっこうコミュ障よね)今まで断片的に出てきた、深海兄妹の過去(実情)をまとめると以下のようになる。

(01)マコトとカノンは西園寺の策略で十年前眼魔の世界へ。
(02)マコトとカノンはアリアの手引で十年間眼魔の帝国に。
(03)マコトにとって眼魔の世界は地獄のようなものだった。
(04)アランにとってマコトは好敵手であり唯一の友である。
(05)マコトはアランに体を奪われ逆らうわけにはいかない。
(06)カノンはマコトとアランは親友であると信じていたい。
(07)カノンはアリアやアランは善人であると信じていたい。
(08)カノンは何者かにより眼魂化されたがその記憶が無い。
(09)マコトは何者かから変身ベルトを入手し眼魂争奪戦へ。
(10)マコトは眼魔の帝国の自分の体を奪還せねばならない。

 未だ謎なのは、「カノンは誰に眼魂化されたのか?」「マコトは誰にベルトを貰ったか?」だね。ゴーストドライバー&スペクターアイコンはおそらく仙人からだろうけど、カノンちゃんを眼魂にした犯人は、容疑者が複数人(アリア?アデル?アラン?イゴール?)いてよーわからんな…!マコトが眼魂化されなかったのは、アランが懇願したからかもね(トレーニング相手がいなくなるので)

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 ネクロムVSゴースト&スペクター戦は、1クール目では<奪い合い>だったエジソン眼魂が、2クール目では<貸し合い>になっていたのが芸が細かいわね(ネクロム液状化には電撃が有効?)そしてまさかの仙人がイーディス長官!東映公式HPがめっさネタバレしてたけどね。

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 そろそろ強化フォームの季節か…!『鎧武』は第23話でカチドキアームズ、『ドライブ』は第22話でタイプフォーミュラに変身したし。ますます、仙人はサガラっぽいな。

■どことなく、平成一期の風を感じる

 『ゴースト』からは、どことなく平成一期の風を感じる。まだ、上手くは言語化出来てないのだけれど…!序盤のマコト兄ちゃんが話し合いに応じてくれなかったり、今回のカノンちゃんとアラン様の掛け合い(「信じて!」「信じられるか!」)なんかが顕著。…これらは平成一期の負の要素やな。何と言うか、タケルとアカリ&御成の日常がいつもの平成二期のノリだとすると、平成一期の連中が殴り込みに来た、というのが『ゴースト』のコンセプトな気がする。

※例えば、第05・16話などからは、特に平成一期の風を感じる。

sebaooo-tatoba-combo.hatenablog.jp

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 これは『ドライブ』総括のコメント欄のやり取りで書いたことなんだけど、「外連味と話題性と強烈な引きの多さ」<攻撃力>「設定の齟齬や、物語の矛盾の少なさ」<防御力>とすると、高寺成紀は防御力重視、白倉伸一郎は攻撃力重視、塚田英明は攻防平均点以上、って感じなのよね。…武部直美は、防御力は0(ゼロ)だけど、「わけのわからない」謎の攻撃力がある(笑)闇属性的な。

 塚田英明は「二話前後編ゲストお悩み相談」フォーマットを平成二期のスタンダードとして確立したけれど、平成一期の「謎伏線鏤め」要素も少しだけ残していて(例えば『W』だと園崎家、『フォーゼ』だと我望理事長絡み)、その平成一期要素を完全に排除したのが宇都宮孝明の『ウィザード』、後半から謎伏線鏤めを増やしたのが大森敬仁の『ドライブ』と言える。武部直美は知らん。

 自分は「平成一期と平成二期のハイブリッド」が出来ないものかなと常々夢想していて、『ドライブ』は惜しかったんだけど(あれは色々詰め込み過ぎだ…!)、『ゴースト』は「それ」が実現しそうなので、期待しているのです。…制作陣が「それ」を意識してるかどうかは、判らないけれど…!

■復ッ活ッ画材眼魔復活ッッ

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 画材眼魔生きてた~!…みんな、連想するのはモグラ獣人なのね(笑)

 『仮面ライダーアマゾン』(昭和49年10月~50年3月 毎日放送
 石森先生が『仮面ライダー』もアルファベットの最後に近いXまで行っちゃったから、この辺で原点返りをしましょうと言い出した。デザインはそれまでの昆虫から一転して、主人公は大自然の中で生きるトカゲのイメージになった。敵組織ゲドンの首領や獣人も一緒に描いてもらったが、十面鬼はアメリカのSF小説をヒントにデザインしている。モグラ獣人は何となく愛くるしいし、私が寝返ってライダーの仲間にしちゃえと言ったんだ。「チュチュ~ン」という槐柳二さんの鳴き声も良かったね。
(平山亨『泣き虫プロデューサーの遺言状~TVヒーローと歩んだ50年~』より)

 正直、第19・20話は「そろそろこういう話もやらんとね」と急遽ぶっ込んだ感が否めない。『剣』第35・36話(諸田敏×會川昇)みたいな感じ。上手く調理してくれると、嬉しいんだけれども。

 …いっそのこと、ネクロムスペクター解除も、画材眼魔復活も、「謎の浄化ハグ」で解決してくれたら、清々しかったのに(笑)

[了]

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