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千倍王鷹虎蝗合成獣

平成仮面ライダーの感想・考察サイト。衒学的で悪し様で居丈高な語り口のブログにようこそ。

『ゴースト』感想:第08話「発動!もう一つのモノリス!」

仮面ライダーゴースト』の感想です。以下、ネタバレ注意。

第08話「発動!もう一つのモノリス!」(脚本:福田卓郎、監督:柴崎貴行)
東映仮面ライダーゴースト 第8話 発動!もう一つのモノリス! | 東映[テレビ]
テレビ朝日ストーリー|仮面ライダーゴースト|テレビ朝日

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■先週と打って変わって(その1)

 なんか今回は展開が雑だった気がする。特に、
(1)先週ラストで戦闘員に捕まるアカリと御成。そして巨大化する怪人。
(2)今週Aパートで早々に倒される巨大化怪人。そして救助される脇役。
とか、往年の白倉・井上コンビじゃあないんだから…!タケル、めっちゃワープしてたしね。まぁ、バットクロックの御蔭、という理由付けも一応あるんだけど…!それにしても空の眼魂(アイコン)がアカリと御成に近付くスピード遅すぎじゃね?という(笑)

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 個人的には特に不満の無い『ゴースト』だけど、「段取りっぽい」という感想はよく目にするね。第08話はそれが顕著だったかな。でも、現時点ではそんなに気にしてません。序盤は販促と説明に徹すると、チーフP高橋一浩も明言していたし。来年以降どうなるか、だね。

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 既に五つ眼魂(アイコン)を所持している西園寺…!この鞄は発売されるのかしら?

■先週と打って変わって(その2)

タケル「スペクター…。今はお前の相手をしている場合じゃない。早く智則さんを助けないと!」
マコト「この期に及んで人の心配とは…。」
タケル「悪いか。」
マコト「お前は何もわかっていない!」
タケル「なんのことだ?」
マコトタケル、お前は龍さんが何を研究していたのか知っていたのか?
タケル「えっ…!?タケル?龍さん?なんでお前が父さんのことを?龍さんって…。もしかして、マコト兄ちゃん?マコト兄ちゃんなのか?そうなんだろ?

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ゴースト 「この10年…一体どこで何をしてたんだよ!?マコト兄ちゃんが…!なんでスペクターなんだ!?一体、何があったんだ!ずっと、心配してたんだぞ!
スペクター俺のことなど忘れていたんだろ!
ゴースト 「えっ!?違う!そうだ、妹さんは?カノンちゃんは、元気なのか?
スペクター貴様が妹の名前を口にするな!
ゴースト 「マコト兄ちゃん…。」
スペクターお前たちが幸せに暮らしている間、俺と妹は、地獄を生きてきた!
ゴースト 「マコト兄ちゃん、話を聞かせてくれ!理由もわからないのに、友達とは戦えない!
スペクター俺に友などいない!
ゴースト 「やめてくれ、マコト兄ちゃん!俺だよ!いつも一緒に遊んでた、幼なじみのタケルだよ!」
スペクター「俺はなすべきことをなす。そのために生きてきた!」
ゴースト 「そんな…!」

強者「天空寺、前回のKAKUGOはどうした!?」

 スペクターが幼馴染みと知った途端に戦えなくなるタケル。この弱さはある意味リアルかもしれない。『鎧武』でも似たような話があったけど(紘汰が斬月に殺されかけて変身できなくなる、等)、『ゴースト』であまり違和感というか、「話の都合でキャラが動かされている」感が少ないのは「振れ幅」の違いかもしれない。この「振れ幅」については『ゴースト』序盤評に書きます。年末UP予定です。

■話は変身前に、変身後は戦いのみに

――シドも挫折した紘汰って印象があって、どこか憎めないキャラで好きでした。紘汰と「大人とは!」「正義とは!」って議論しながら戦うのは、世代的に『Zガンダム』とかを彷彿とさせるかんじもあって。
虚淵 そうですね(笑)。ただ、それがちょっと逆に良くなかったなって反省はあるんですよ。ああいう掛け合いはそういうつもりでやっちゃったんですけど、現場には結構負担になってしまったなって。ああいうのはアニメだったら成り立つんですよね。人の顔をしてないものが喋っても。
 でも、特撮ではセリフはなるべく素面で喋らせなきゃいけないって縛りを後から知って、ライダーに変身したときに喋るところは一度変身を解除してからと。だから、それを知ってからはわりとマメに意識して書くようにしてたんですけど、それでも残っちゃってるのがああいうところですね。
――やっぱり初めての特撮作品ということで、勝手の違う難しさがありましたか。
虚淵 ありましたね。実は変身しちゃってからのセリフは極力削るべきだったってのは、結構反省点ではありますね。話は戦い始める前に全部済ませちゃって、ライダーに変身したら、なるべく掛け声だかでカタをつけるっていうのは、ノウハウとしてあとから知った部分でした。
虚淵玄『語ろう!555・剣・響鬼【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】』より)

 思い返してみると、平成一期って戦闘シーンでの会話が少ないね。一言二言しか交わさない。『アギト』の翔一くんは変身後全く喋らんし(あれはそういう設定だからだけど)『鎧武』だと、例えば第05話「復活!友情のイチゴアームズ!」ではインベスゲーム中に紘汰と戒斗が問答してたりするけど、

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 第45話「運命の二人 最終バトル!」にて社長(金田治)の撮った殺陣をじっくり堪能できたのは、虚淵玄が特撮番組の現場に「迎合」したからなのだ。

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 …でも、『ゴースト』は戦闘中の掛け合い多いよね。これは、高橋一浩が意図的にそうしてるのかもしれないし、福田卓郎に好きなように書いてもらっているからなのかもしれない。ただ、仮面俳優的には、台詞が多い方がやり甲斐があるようで。何が正解かはわからんね。

 実は『アギト』のとき訊いたことがあるんだよね。「高岩、お前どうだ?戦隊をやって、ライダーもやって」って。高岩はもう覚えてないと思うけど、そのときにいやぁ、なんか戦隊のほうがいいですねって言ってたんだ。なんでかって言うと喋ったりするから、それが芝居だということでね。でも、実はそんなことないんだよな。(中略)アクションっていうのは全部芝居だから。だから、高岩がそう言ったとき、「うーん、すべてが芝居だと思うけどな」って言ってね。やっぱり、いかに感情を表現するかってのは役者にとって楽しいことだからね。そういうのがちょっと物足りなかったんでしょう、『アギト』のスタイルでは。今は当然、高岩もそこはわかってます。でも、当時はライダーをやるのが初めてだったから。
(金田治『仮面ライダーディケイド&平成仮面ライダーシリーズ10周年記念公式読本』より)

[了]

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