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千倍王鷹虎蝗合成獣

平成仮面ライダーの感想・考察サイト。衒学的で悪し様で居丈高な語り口のブログにようこそ。

『ゴースト』感想:第05話「衝撃!謎の仮面ライダー!」

仮面ライダーゴースト』の感想です。以下、ネタバレ注意。

第05話「衝撃!謎の仮面ライダー」(脚本:福田卓郎、監督:諸田敏)
東映仮面ライダーゴースト 第5話 衝撃!謎の仮面ライダー! | 東映[テレビ]
テレビ朝日ストーリー|仮面ライダーゴースト|テレビ朝日

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【次回】『ゴースト』感想:第06話「運命!再起のメロディ!」 - 千倍王鷹虎蝗合成獣

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■「お前は甘い!考えも、戦う覚悟もすべてが甘い!」

 スペクターのアクションは圧倒的な強さでタケルを追い詰めていきたい!と諸田監督、宮崎アクション監督にお願いしてゴーストとはまた違ったアクションになってます。必殺のライダーキック同士の激突!!勝負の行方は?!仮面ライダースペクターの登場で今後物語も加速していきます。(※東映公式HPより)

 普遍的に意図してやっていることは、主役ライダーより2号ライダーをカッコよく見せるように演出するということですね。そうすることによって、龍騎なら須賀(貴匡)君や高岩(成二)君が奮起して「こいつにだけは負けない」って頑張ってくれるのではないかという期待を込めて、あえてカッコいいシチュエーションを2号ライダーのほうにもっていったりしていました。それで主役がより良くなると、次は2号がまた負けまいとする。好循環が生まれるんじゃないかということです。
(宮崎剛『仮面ライダー 平成 vol.3 仮面ライダー龍騎』より)

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 『ゴースト』第05話ほど、力の差を「1号<2号」に演出したのは、平成二期だと初なのではなかろうか…!『鎧武』では、「鎧武<バロン」というパワーバランスにしたかったけどできなかったと、虚淵玄がボヤいてたしね。それはある意味当然で、主役を勝たせた方が玩具が売れるからなんだけど、それ故に「思い切ったことするなぁ」と感心しました。

――序盤の戒斗は、紘汰のライバルというポジションで、なおかつ「強さ」というものに非常にこだわっていたにもかかわらず、連戦連敗で、なんとも不思議な立ち位置でしたよね。
虚淵 いや、戒斗はね、本当はああはしたくなかったんですけど、とにかく紘汰を勝たせなきゃいけないというオーダーが多くて。(中略)とにかく主役に勝たせろ、主役の強さをアピールしろ、主役最強に見せろと。「えっ、主役が壁にぶち当たっちゃダメなの?」「これは紘汰の成長物語のはずなんだけどな」と終始思いつつも、主役が内面的に成長するのはいいけど、ライダーとしての勝負そのものは全部、鎧武に持っていかせろっていうのが至上命令だったんですよ。
虚淵玄『語ろう!555・剣・響鬼【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】』より)

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 織田信長と言えば鉄砲!「我の生き様!桶狭間!」…しかし、オメガドライブはどちらかと言うと長篠の戦いの方なのでは…?

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 すかさず、ツタンカーメンゴースト眼魂も販促!「ピラミッドは三角!王家の資格!」ピラミッドパワーは中々の反則技だったね…!

*****

天空寺タケル「お前は何者だ、なぜ俺と同じベルトをしている!?」
深海マコト 「お前は他人のために自分の命を諦められるのか!?」

 ベタな予想だと、マコトが英雄の眼魂を集める理由は「死んだ人間を生き返らす」ためかな?(家族、親友、恩人 etc…)割とガチ目にタケルの眼魂を奪いにくる戦闘シーンは緊迫感があって良かったです。『OOO』は、メダル争奪戦が雑だったからな…!アランとの関係性も気になるね。

 来週(11月15日)の脚本担当、毛利亘宏なの!?ちょっと最近の東映、毛利さん酷使(無茶振り)し過ぎじゃない…?東映公式HPを見ると、スペクターがエジソン魂に変身してる姿があるな…!『ゴースト』は、何気に『鎧武』の延長線上にある作品だね。

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■「限界見えた時でも、『俺がやる!』って決められるか決められないかだ!」

 個人的に超!応援している仮面俳優が渡辺淳!平成一期の頃、渡辺淳「顔を出して芝居をしたい」「キャラクターにまったく興味ないんですよ」と、当時アクション監督だった宮崎剛に言い続けていた。しかし、芝居をやりたいんだったら経験しといたほうがいいよ。面(マスク)の芝居ってすごく難しいから。1回やって嫌だったらやめてもいいから、とりあえずやってみないか。という宮崎剛の勧めを受け、『555』のドラゴンオルフェノクを熱演。怪人役は予想以上にやり甲斐があったようで、『剣』でも1年間、アンデッドを演じることに。そんな中、渡辺淳は、巨匠こと石田秀範の口から出た、ある一言が強烈に印象に残っているという。

 ゼブラアンデッド(第9・10話登場)をやったときに、これがとにかくやりづらい怪人でもう無理だ。これ、できないですよみたいに思っちゃって。そしたら石田さんにそうやって"できない"と思って諦めてやったら、お前は宮崎の顔に泥を塗ることになるんだぞって言われたんですよ。それを聞いてすごくショックでした。あ、僕自身の問題じゃないんだ、もうって。自分一人が勝手にやって済むことじゃないんだというのを痛感して、そこから何を言われても、とにかくいやもう、やりますよ!みたいな感じで、どんな要求にも食らいついていこうという姿勢になりましたよね。それがあって、『響鬼』で轟鬼をやることになったとき、石田さんからキャラクターをやるんだから、わかってんだろうな!みたいな(一同笑)
 宮崎さんも石田さんも「こいつダメだ」って僕を切ることもできたし、僕以上にやれる人はいたのに、それでもこいつを育ててやろうということで使い続けてくれたのはありがたかったし、嬉しかったです。それがなかったら、もしかしたら僕は諦めて辞めちゃってたかもしれないですから。
渡辺淳東映ヒーロー仮面俳優列伝』より)

 こうして渡辺淳は順当にキャリアを積んでいき、『響鬼』では轟鬼、『カブト』ではサソード、『W』ではエターナル、『ウィザード』ではビースト、『鎧武』では斬月、『ドライブ』ではマッハ、そして『ゴースト』ではスペクターと、近年では2号ライダーを演じるまでに至ったのだ。ご本人はアクション監督の道も視野に入れているようですが、ゆくゆくは、高岩成二に代わる第2の「Mr.平成ライダー」の座を射止めてこれからも活躍して頂きたい!

 …え?「これ昔も書いてただろ!」ですって?何度書いたっていいじゃない…!

sebaooo-tatoba-combo.hatenablog.jp

[了]

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