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『ゴースト』感想:第04話「驚愕!空の城!」

仮面ライダーゴースト』の感想です。以下、ネタバレ注意。

第04話「驚愕!空の城!」(脚本:福田卓郎、監督:山口恭平)
東映仮面ライダーゴースト 第4話 驚愕!空の城! | 東映[テレビ]
テレビ朝日ストーリー|仮面ライダーゴースト|テレビ朝日

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■What a Wonderful World.

 4話は街を揺るがす大事件に発展!!っていう展開がいいんです、と監督に無理を承知でお願いしたら本当に街を揺るがす大事件を実現してくれました。決して某ハリウッド映画があったからではなく「仮面ライダーOOO」の劇場版へのオマージュです。劇場版でやったことを少しとはいえテレビでやってしまいました。(※東映公式HPより)

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 すごく…ワンダフルです…!

 『OOO WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』というタイトルは、
 『W FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』を踏襲したんだろうけど、
 『フォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』で自ら型を破る塚田英明の潔さよ(笑)

 逆に監督から「死んでるんですよね? だったらオバケものの面白さを出したいです」と山口監督らしい面白いアイディアを色々盛り込んでもらってます。ビルから飛び降りたら・・・。巨大な〇〇が落ちてきたら・・・、などなど。(※東映公式HPより)

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 未来少年コナン』ネタとはまた古典的な(笑)や、今回の戦闘シーンは、幽霊モノならではの画(え)が多くて、面白かったですよ。「一般人に仮面ライダーと怪人は視認できない」という画づらはやっぱ俺好みだわぁ…!

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 前回の予告は「次の偉人は織田信長なのにどうやってニュートン出すんだ!?」と疑問だったけど、まさか『ドライブ』第48話と繋げてくるとは…!(時系列とか細かいことは気にしない!)それにしても、平成二期制作陣はノブナガ好きねぇ…!

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 ノブナガ眼魂(アイコン)は仮面ライダースペクターが横取り。第05話は深海マコトも登場!…なんだけど11月08日放送かよ~!来週は久々に考察記事書きます。多分『鎧武』か『電王』のどちらか。

■「人の命で遊ぶなんて絶対に許さない!」

タケル「よく聞いて!あなたが閃きだと思っているのは、眼魔っていうゴーストの仕業なんです!あなたは利用されているんです!」
園田 「わけの分からんことを!わしは1%の閃きのためなら、命だって惜しくないんだ!」
タケル命が惜しくない?命は…命はそんなに軽くない!
(第02話「電撃!発明王!」より)

タケル 「あの光は何だ!?」
ユルセン眼魔の影響だよ。奴らに目をつけられた人間はどんどんおかしくなって、命と引き換えにゴーストを呼び出すんだ。
タケル 「命と引き換え!?」
ユルセン「それが眼魔が眼魂を手に入れるやり方だ。さあ、ロビン・フッドのゴーストが現れるぞ!奪われるなよ!」
タケル そんなの、絶対ダメだ!人の命と引き換えの眼魂なんか、俺は要らない!
ユルセン「ふ~ん、これがお前のやり方ってわけね。」
(第03話「必中!正義の弓矢!」より)

 なかなかどうしてタケル君への好感度高いですよ私。「まだまだ子供ね」と下に見られても、体当たりでぶつかっていく姿勢がグッド!やっぱし「命の尊さ」をテーマ・メッセージに据える作品はええやね。ただ、現時点では「御成はヒロイン!」「アカリはゴリラ!」など、脇役の方が目立ってしまっているので、演じている役者さん共々徐々に光り輝いていってほしいですね。

■宮崎剛 ~キャラ重視で殺陣を撮るアクション監督~

 『クウガ』『アギト』は山田一善、『ウィザード』『鎧武』『ドライブ』は石垣広文がアクション監督を務めたが、『龍騎』~『フォーゼ』の戦闘シーンは、全て「宮崎剛」が一手を引き受けている。そんな宮崎剛が、『ゴースト』から久々に復帰!(まぁ、『仮面ライダー3号』には携わってるけど…!)オファーしたのは勿論、チーフPたる高橋一浩である。

――宮崎さんは『龍騎』以降、基本的にリアルタッチな平成ライダー特有のボディアクションを作ってこられた方ですが、もう一つの持ち味として、そのアクション系の中に各種アイテムを上手く組み込んできっちり見せる点が挙げられるかなと。(中略)で、今回はアイテム的にかなり攻めてる印象があったので、変身ベルトを筆頭に各種アイテムを強くアピールする意図から、宮崎アクション監督という人選に至ったのかなと思ったんですよね。
高橋 確かにその意図もありました。諸田監督が基本的にはドラマや芝居に注力される方なので、アクション監督の人選について話をしたところ、監督からも「宮さんがいい」と言われました。宮崎さんに入っていただけると、おっしゃるように芝居からアクションへの流れも上手く組み立てていただけるし、見せるべきものをきっちり見せてくださるというか、ともすれば「監督、ここベルトの寄りはなくて大丈夫ですか?」と訊くと、「もう、いいんじゃない?」とおっしゃることもある監督に(笑)「パイロットだから撮っておいたほうがいいですよ」と言ってくれる、そういうバランス感覚に優れてらっしゃるので、そこで安心して任せられるというのは大きいですよね。
(高橋一浩『東映ヒーローMAX Vol.52』より)

 ちょっと諸田さん…!(苦笑)まぁ、ぶっちゃけ映像業界はガジェット類(玩具)に興味関心の無い人間がほとんどなんだけどね(※詳しくは以下の記事をご参照ください。)

sebaooo-tatoba-combo.hatenablog.jp

 そんな中でも、宮崎剛は稀有というか、大変有り難い存在なのだ。

 子供的にはあれ(注:変身アイテムや武器)を見たくて番組を観てる部分があるわけじゃないですか。だったらアイテムをカチャカチャってやってるとこだけ撮るより、それをライダーになるためにカッコ良く使いこなして戦う映像を撮れば、子供たちも喜ぶだろうし、気持ち的にライダーに成りきりやすいんじゃないかという思いが常にあるんで。プロデューサーに「毎回そこまで見せなくてもいいですよ」みたいに言われても、見せるところは見せてあげたほうが話的に盛り上がるかなって。だから、そこはあまり苦労せずにやってますね。
(宮崎剛『東映ヒーロー仮面俳優列伝』より)

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 …というわけで、何が言いたかったかと言うと、『ゴースト』スタッフは「キャラ重視」の制作者が多いということ!

島本和彦 ~キャラ重視で怪人を描く漫画家~
▲諸田 敏 ~キャラ重視で芝居を撮る監督~
福田卓郎 ~キャラ重視でホンを書く脚本家~
▲宮崎 剛 ~キャラ重視で殺陣を撮るアクション監督~

 『鎧武』や『ドライブ』の感想・考察記事を書いて、投稿されるコメントを読んで感じたのは、視聴者の大半は「キャラ重視」なんだな、ということです。だから、高橋一浩の人選は間違ってないと思うし、良い方向に転んでいくだろうと信じてます。現状、『ゴースト』に対して特に不満は無いです。

[了]

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