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『ドライブ』感想:第45話「ロイミュードの最後の夢とはなにか」

仮面ライダードライブ』の感想です。以下、ネタバレ注意。

第45話「ロイミュードの最後の夢とはなにか」
脚本:三条陸 
監督:柴崎貴行
*↓東映公式サイト
http://www.toei.co.jp/tv/drive/story/1206137_2271.html

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■長谷川圭一が叩かれてるけれど!

 『ドライブ』第35話(脚本:長谷川圭一)のコメント欄に、こんな書き込みがあった。

【関連】『ドライブ』感想:第35話「ろう城事件はなぜ起きたのか」 - 千倍王鷹虎蝗合成獣

 相変わらず絶賛継続中な「繋がってない感」なのですが、セバオーズさんはこれの原因に思い当たるところがあると仰ってましたよね。私も色々考えたんですが、結果的に作劇が根本的に下手くそなだけなのでは?としか思えなくなってしまいました…。(中略)この、つぎはぎフィルムみたいな変な作劇、フォーゼやガイムでもそうそう見なかったです。やっぱり下手なだけなんじゃ??(@_@)それとも、下手くそさにもまた何か理由があるのでしょうかね…。

 それに対し、自分はこんなリアクションを返した。

 うぅ~む。「繋がってない」「積上げがない」「作劇が下手糞」だから『ドライブ』はつまらないと、皆さん口を揃えて言いますけど、というか、自分も散々口にしてますけど!(笑)何か理由があるはずなんですよ。長谷川圭一だって、ここで盛り上がりを見せた『ネクサス』のメインライターですし(未視聴ですが…!)ある日突然絶不調になるとは、考えにくいので…!やはり、企画というか、プロデューサーサイドに原因があると睨んでます、私は。…ありゃ、何故長谷川氏を擁護してるんだろう?らしくないですね(爆)

 しかし、第44話を過ぎても「これだ!」という理由が浮かばん!このまま「何だか知らんがとにかくつまらん!」という結論になっちゃうのかなと、半ば諦めモードだった。東映ヒーローMAX Vol.52』を読むまでは。

■叩かれるべきは大森敬仁なのよ!

 第25話以降、シリーズ新展開は「テコ入れなんじゃないの?」と睨んでたんだけど、案の定だった。

【関連】『ドライブ』感想:第25話「新たなる闘いはなぜ始まったのか」 - 千倍王鷹虎蝗合成獣

――序盤はバトルがかなりトリッキーな印象がありましたが、中盤以降はそのあたりの見せ方にやや変化があったように感じました。
大森 作品自体の大きな構造を3クール目からは意図して変えてるんです。わかりやすく言えば、第3クールが「警察編」で、最終クールが「ロイミュード編」といったところなんですが、とにかく中盤までは各話完結の事件モノというスタイルに主眼を置いていたのを、いよいよ第3クールからは話の "縦軸" を強化していこうという狙いですね。そして、その時点で最初に予定していた流れを再構築して、もう一度ネジを巻き直すような感じで展開を早めたんです。実を言うと、泊進ノ介の過去に関するネタばらしはもっと終盤に持ってくる予定だったんですが、それも第3クールに詰め込んでしまえと。ここで話が盛り上がらなかったら "終わる" という危機感もあって……。だから詰めるだけ詰めて、とにかく展開をスピーディーにということに留意して調整していきました。なので疲れましたよ、そのあたりは(笑)。
(大森敬仁『東映ヒーローMAX Vol.52』より)

 「泊進ノ介の過去に関するネタばらしはもっと終盤に持ってくる予定だった」…だと…?あれでもファンは「遅い!遅い!」言ってたのに、もっと遅かったら…言わずもがなよね。上記引用部の "終わる" とはどういう意味なんだろう?『ドライブ』は、『鎧武』より平均視聴率は高いのだ(それでも、『フォーゼ』よりは低いし、玩具売上は、『鎧武』より下なんだけどね。)

 何にせよ、理由はハッキリしたね。シリーズ構成に問題があったのだ。

■剛より不遇なのはチェイスだよ!

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大森 (中略)それにしてもチェイスというキャラクターは上手く活きました。正直に言ってしまえば、彼の物語は仮面ライダーチェイスになった時点で終わってるんですよ。なので、当初はそのあとどうするか何も決まってなかったんですけど、ちょうどいい具合にロイミュードのことも知っていて、でも肝心なことは都合よく知らないという(笑)、そんなポジションでものすごく便利に動かしていましたね。
(大森敬仁『東映ヒーローMAX Vol.52』より)

 ももも勿体無ェ~~~ッ!!

 折角、『剣』の相川始や『OOO』のアンク級のポテンシャルを秘めた人外キャラだったというのに…そりゃあないぜッ!可哀想なチェイス…下手すると、先週のブレンの死の方が視聴者に悼まれたんじゃあないの?仮面ライダーチェイサー初変身回も「フーン」だったけど、正直今回の退場も「フーン」だった。だって「繋がってない」「積上げがない」「作劇が下手糞」の三重苦だったんだもの。それもそのはずだよ。チーフプロデューサー自ら「チェイスの物語は第26話で終わり」なんて言っちゃうぐらいなんだから。

 第45話、ドライブピット崩壊、仮設ピットと早瀬明、トライドロン&ライドマッハ―&ライドチェイサーによるコンビネーション、ハート&メディック共闘、ゴルドドライブVS仮面ライダーマッハ&チェイサー、魔進チェイサーによる捨て身の特攻と、流石の柴崎貴行クオリティだったんだけど、チェイスの一生が本当に勿体無かった…!

 トライドロン×マックスフレア、ライドマッハ―×ファンキースパイク、ライドチェイサー×ミッドナイトシャドーによるアタック1・2・3は素晴らしかった。こういうのがもっと見たかったんだよ、こういうのがッ!OP映像の「謎の角突き上げ」がテレビ本編でも拝めて嬉しかったです。

[了]

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