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千倍王鷹虎蝗合成獣

平成仮面ライダーの感想・考察サイト。衒学的で悪し様で居丈高な語り口のブログにようこそ。

『ドライブ』感想:第40話「2人の天才科学者はなぜ衝突したのか」

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仮面ライダードライブ』の感想です。以下、ネタバレ注意。

第40話「2人の天才科学者はなぜ衝突したのか」
脚本:三条陸 
監督:柴崎貴行
*↓東映公式サイト
http://www.toei.co.jp/tv/drive/story/1205971_2271.html

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■前回までの『仮面ライダードライブ』!

 第01話「俺の時間はなぜ止まったのか」より。

世界の破滅ってやつは、突然起きるみたいだ。
例えば、ディナーを楽しんだりしている、その時に…。
いわゆる、グローバル・フリーズの勃発だった。
あの日、俺の時間も止まった。
あの日は俺の、心の破滅の日でもあった。
この時、俺はまだ知らなかった。
凍りつく時間の中でただ一人、
世界を救うために立ち上がった戦士がいたことを。

 第06話「戦士はだれのために戦うのか」より。

ベルトさん「かつてある科学者がいた。彼は人類のために革新的な発明をした。だがそれは大きな破壊を生む結果となった。」
泊進ノ介 「要するに、ドライブの力はまだ、人間の手には余るってことか?」
ベルトさん「イエス。ロイミュードと戦うためとはいえ、ドライブ自体も、重加速を引き起こせる。」
泊進ノ介 「もしかして、そのある科学者って、あんた自身なんじゃないのか?」
ベルトさん「フッ…ハズレだね。科学者の名前はノーベルだ。ダイナマイトを発明した彼は、のちに世界平和を願ってノーベル賞を設立した。
泊進ノ介 「なんだよ。うまくはぐらかしやがって。だが、今ならわかる話だ。」

 第06話「戦士はだれのために戦うのか」より。

チェイス「命を拾っても愚かさは変わらないな。人間に守るべき正義などないと、知ったはずだ。
泊進ノ介「そうだな。確かにお前の言う通りかもな。人間に悪人がいねえなら、そもそも警察官なんて必要ない。右も左もずるい奴でうんざりすることばっかりだ。だが…。だからこそ真っすぐ生きてる人が光って見える。正義じゃない。俺は市民を守るんだ!変身!

 第10話「ベルトの過去になにがあったのか」より。

ベルトさん「私は科学者だった。ロイミュードは私の親友、蛮野博士が発明した増殖強化型アンドロイドだ。だが、開発は頓挫した。蛮野に懇願された私は、開発していた超駆動機関コア・ドライビアをロイミュードに与えてしまった。
泊進ノ介 「トライドロンやシフトカーの動力源…だな?」
ベルトさん「ああ。それを使用すれば、危険な重加速を伴うと知っていたのに…私は友情に負けた。」

 第10話「ベルトの過去になにがあったのか」より。

ベルトさん「ここが、私の屋敷だった場所だ。15年前、ロイミュード001、002、003の3体が反逆。生みの親の蛮野博士を処刑し、私のもとにも迫った。私はここで死んだ。だが既に私は、意識の全てをベルトにダウンロードする用意を完了していた。グローバルフリーズの直前、私はようやくプロトドライブを完成させ、ロイミュードを撃退した。奴らを根絶させるための戦いが始まった。ハートは全ての元凶だ。私は奴が恐ろしい。だが、その恐ろしい怪物を作るのに手を貸したのは…私なんだ。それこそ、生涯消えない恐怖だよ。いや、正確には私の生涯はもう終わっているのだがね…。」

 第13話「私の弟にはなぜブレーキがないのか」より。

泊進ノ介「悪を倒すためとはいえ、重加速を人間にかけたら、お前もロイミュードと同じだろ!自分を落とすようなマネはするな!」
詩島剛 「でもさ、俺たち2人とも、敵の力を使って悪を滅ぼす、怪物同士じゃないか。だから、少々落ちてもいいんじゃない?それで奴らを止められるなら。」

 第22話「F1ボディでどうやって戦えばいいのか」より。

チェイス「ドライブに伝えろ。改めて正午、正々堂々と勝負だと。」
詩島剛 「人殺しの言う事など信じられるか。」
チェイス「俺は、人間を殺した事など一度もない!」
詩島剛 「ふざけんな!俺は一刻も早く全てのロイミュードを倒さなきゃなんないのに!ロイミュードは悪だ!そんな事信じられるか!」

 第27話「詩島剛が戦う理由はなにか」より。

泊進ノ介「剛…ロイミュードを憎む気持ちは俺にも理解できる。でも…何でそんなに焦る?」
詩島剛 「父親だから。」
泊進ノ介「…え?」
詩島剛 「ロイミュードを生み出したのは、俺の父親なんだよ…。蛮野天十郎…俺の父親が奴らを暴走させ、その結果…グローバルフリーズを引き起こした。多くの人間の命を奪ったんだ…。俺には…時間がないんだ。」

 第28話「なぜ家族は狙われたのか」より。

泊進ノ介「剛の父親が、ロイミュードの開発者…?」
詩島剛 「驚いたろ?あのおぞましい悪魔どもを生み出した人間の子供が、仮面ライダーやってんだぜ?」
泊進ノ介「でも、その研究にはベルトさんも関わっていた。つまり蛮野博士は、人間の幸せのためにロイミュードを造り出そうとしていた。初めから暴走させようとした訳じゃ…。」
詩島剛 「だとしても、父親の犯した罪は大きすぎる…!奴らは今までに多くの人間の幸せを奪ってきた。現に今も…。俺はロイミュードが憎い。奴らを一匹残らず倒す…!」
泊進ノ介「霧子は…知ってるのか?」
詩島剛 「この事は絶対、姉ちゃんには内緒だ!もし教えたら…たとえ進兄さんでも許さないから。」

 第38話「悪魔はなぜ進化を求め続けるのか」より。

泊進ノ介「人間を滅ぼすなんて…絶対にさせない!」
ハート 「まあそう気張るな。お互い怪我人だ。それに俺は、ベルトを持たないお前とやり合うような無粋はしない。俺の目的はただ1つだ。創造主である人間を真正面から打ち破り、支配することだけだ。
泊進ノ介「人間を支配する?滅ぼすんじゃないのか?」
ハート 「ああ。滅ぼしたら、俺達の強さを見せつけてやれないだろ。それに、お前みたいに面白い奴も中にはいる。」
泊進ノ介「だったら…戦わずに済む方法は無いのか!?」
ハート 「ないね。俺達は戦い、進化する。人間の歴史と同じじゃないか。いや…違うか。俺は人間を超えるぞ。泊進ノ介。」
泊進ノ介「ハート…不思議な奴だ。チェイスもそうだったが…。お前は、前からただの悪党には見えなかった。」
ハート 「フッ、ハハハ…そりゃそうさ。こっちは元から悪のつもりはない。お迎えが来たようだ…。じゃあな。また、いずれ…全力で戦おう。泊進ノ介。」

 第39話「旋風の誘拐犯はいつ襲って来るのか」より。

詩島剛  「父さん!どうしてここに…!?」
蛮野天十郎「仕方ないだろう剛。もう全てを明かそう。私は蛮野天十郎。ロイミュードの生みの親にして、霧子…君と剛の父親だ。」
詩島剛  「今まで黙っててごめん姉ちゃん…。俺も最初はロイミュードの生みの親が自分の父さんだなんてショックだった。だから…姉ちゃんに知られる前に、奴らをぶっ潰そうって思ってた。」
詩島霧子 「剛…。」
本願寺純 「あなたもクリムちゃんと同じ、データなんでしょう?何故、敵はあなたを消去しなかったんです?」
蛮野天十郎「人類制圧の後、必要になると考えたのだろう。ロイミュードは、自力で個体数を増やせないからね。今回の事件の解決に手を貸そう。」
ベルトさん「いや、そんな事は許さないぞ!」
泊進ノ介 「ベルトさん…。」
ベルトさん「蛮野に関わってはいけない!彼の言うことを聞くな!こいつは悪魔なんだ!」
「何があったかは分かんないけど、2人で協力すればまたやり直せるんじゃないの?」
詩島剛  ベルトさん「ダメだ!それはあり得ない!」
蛮野天十郎「泊君、クリムは興奮している。冷静に判断してほしい。」

 2015年7月。クリムのベルトが、ロイミュードによって奪われる。ここが歴史の転換点。そして…。

■今回の『仮面ライダードライブ』は!?

泊進ノ介「剛…すまん。ベルトさんを、誰かに奪われた…。」
詩島剛 「なんだって!?」
ハート 「やはりな…。そういうことか。」
詩島剛 「ハート!」
泊進ノ介「どういう意味だ?」
ハート 「お前達はハメられたのさ。蛮野に。奴はお前達に取り入るフリをして、クリムのベルトを奪ったんだ。研究材料としてな。」
詩島剛 「じゃあ…!」
泊進ノ介「ライドブースターを操ったのも蛮野か。」
ハート 「俺はあれほど最低な人間を知らん。」
詩島剛 「お前が言うな…。悪党のロイミュードのくせに!」
ハート 「何度でも言おう。あいつは最低だ。お前が憎むそのロイミュード以下だ。あいつが俺にした数々の非道な拷問を、俺は決して忘れない。15年前、その時俺達は既に、限りなく人間に近い頭脳を持っていた。…にもかかわらずだ!俺の姿のモデルは、蛮野への出資を断った青年実業家のものだった。俺だけが15年前から人間態を持っていたのはそのため。蛮野のつまらん復讐心を満足させるためだったんだ。俺はこの顔のままで蛮野…いや、人間すべてを見返してやろうと心に誓った!クリムに去られ、焦った蛮野はロイミュードに、人間の悪の心を植え付けた。フッ…皮肉にもそれが、ロイミュードを人間以上の生命体へ進化させたのだ。」
詩島剛 「そんなの…ウソだ…!俺も道具の一つとして利用されてたってことかよ…。もしその話が本当なら…この世で一番醜いのは俺達の父親じゃねぇかよ!!」
ハート 「うかつな奴とは敢えて言わない。生みの親に失望するその気持ち、わからんでもない。」

 『ドライブ』という作品は、いっちゃん最初の『仮面ライダー』をストレートにストロングスタイルで現代風に描いていると俺は思ってるのね。度々、「正義とは悪とは!?」とか「闘争とは進化とは!?」などを視聴者に問いかける会話がインサートされていて、その辺は楽しんで視てます。…面白くは、ないんだけど(苦笑)

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 『ドライブ』の敵は主人公と「対(つい)」になっていることが多い。
(1)クリム・スタインベルトと蛮野天十郎
(2)泊進ノ介の原動力(こころ)とハートの動力源
(3)マッハとチェイサー
(4)泊英介・進ノ介と仁良光秀
(5)タイプフォーミュラ(風の戦士)とトルネード(旋風)
(6)ドライブとダークドライブ(『サプライズフューチャー』)
 みたいな感じで。『鎧武』は<(1)企業><(2)天災>を敵に据えていて、「キミはこの力、どう使う?」という話だったけど、『ドライブ』は<(1)技術><(2)職業>で同じことをやっているのでは?というのが自分の想像(妄想)です。まぁ、放送終了後に大森敬仁&三条陸「今回はテーマやメッセージは盛り込まず、100%エンターテイメントに仕上げました!」なんて言ったら、俺が今まで書いてきたことは全て雲散霧消するんだガネ!(爆)

 今回、久々に面白かった…!三条陸が言っていた、「溜飲が下がる」とはこういうことだったのか…!

[了]

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