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『剣』前半の軌跡と手役の錬金術師と後半の奇跡

 ※今回の記事は『仮面ライダー剣』(以下『剣』)のネタバレがあるので未視聴の方はご注意ください。

■前半の『剣』はしょ~もない!

 前半の『剣』はしょ~もない!自分は平成仮面ライダーシリーズの中でも『剣』は五本指に入るくらい好きだが、『剣』の前半は擁護できないくらい酷い。「これがプロの仕事なの!?」とガチで驚愕した。「アマチュアだってもっとマシなシナリオ書くぜ…!」とマジに思った。まぁ中には比較的おもろい話もあるんだけど…!ムッコロと一般人の交流を描いた話とか(宮下隼一脚本回)、ムッキー登場&希硫酸の話とか(井上敏樹脚本回)、高原/イーグルアンデッドや新名/ウルフアンデッドの話とか(會川昇脚本回)、鯛焼き名人アルティメットフォームの話とか(井上敏樹脚本回)……。……嗚呼ッ!これら全て、メインライターたる今井詔二以外が手掛けたホンじゃあないかッ!(爆)

 『語ろう!555・剣・響鬼』でも、語り部の大半が、口々に「『剣』は面白いんだけど、もったいない!」「『剣』は『555』より難しい……」と、前半の『剣』に難色を示していたからな…!まずは、株式会社KADOKAWA代表取締役専務執行役員井上伸一郎の語り。

井上 『剣』はね、可哀想にオンドゥル語とかがネタにされちゃって、あんまり評価が高くないと思うんですけど、ちゃんと見れば面白いですよ。(中略)ただ、『剣』の難しいところは、話がとっちらかってるんですよね。海外ドラマの悪いところとも重なるような気がするんですけど、敵になったり味方になったりが、あまりにも頻繁に変化するので、見てて混乱してきちゃう。
 同じライダーバトル作品でも『龍騎』とかはその流れが見えたんですけど、『剣』は仲良くなって、これから協力していくのかなと思ったら、またすぐ敵になったり、もう少しそこに説得力を持たせてくれたら、印象が全然違ったと思うんですよね。
――最初のうちに、もう少し主要キャラクターの紹介に時間をかけてくれたらよかったんでしょうね。
井上 ですね。最初から、いきなりブレイドギャレンをすぐに敵対させちゃったじゃないですか。あそこはもうちょっと仲間のままで引っ張って、途中で別れるようにしたら、もっとわかりやすかったなぁと。ずっとブレイドギャレンがギクシャクしたまま話が進んでいっちゃったでしょ?(中略)
――1話の「橘(朔也)さん、どうして裏切ったんですか!」っていうセリフにしても、僕らはその時点ではまだ「橘さんって誰?」っていう状態なんですよね。
井上 わからないんですよね、何が起きているのか。スタッフとしては、スピード感のある早い展開をさせていくことをやりたかったんだと思いますけど、やりすぎちゃったんでしょうね。
――『剣』はすでにシリーズ5作目でしたから、つくり手の人たちも、このぐらい早くても視聴者はついてきてくれるだろうって読みがあったのかもしれないですね。
井上 おそらく、そういう判断があったような気がします。だから『剣』は好きなんですけど、もったいない感じがする作品でしたね。
井上伸一郎『語ろう!555・剣・響鬼【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】』より)

 次は、『のだめカンタービレ』や『87CLOCKERS』などで有名な女性漫画家、二ノ宮知子の語り。

二ノ宮 (中略)『剣』は1話の最初からつかみが難しくて、ライダーって普通、まず人間が出てきて、それが急に何かの事情で変身したりとか、最初にドラマがあるじゃないですか。『555』だったら、たまたま旅先で出会った女の子にたっくんが無理やりベルトをつけられるとか。『鎧武/ガイム』だったら、バイトやってる普通の子が変な森に行って謎のベルトを拾うとか。
 『剣』の場合は、いきなりライダーがワーッと走ってきて、2人くらいライダーがいて「橘さん、やるな、さすがだな」って言ってるんですけど、本人が出てこないので「誰?」みたいな(笑)。
 まずはそこから難しいんですよね。人間ドラマから入ってくれたほうが入りやすいんだけど、あれはきっと変わったつくり方をやってるんですよね。
――だと思います。でも、まずは誰がどういう人なのか、なかなか把握できないんですよね(笑)。
二ノ宮 うん。「橘さん、なんで裏切ったんですか!」って言われても「何のこと?」ってなっちゃって(笑)。なんか変な組織があるっぽいんだけど、それと私たちが何の関係があるのかもよくわからなくて。人類にとって何なのかとか全然わからないまま進んでいって。
 『555』より難しいですよ。結局、時間切れで今、途中で止まっちゃってるんですけど。これは『剣』の本でもあるのに、まだ語れなくて申し訳ない……。
二ノ宮知子『語ろう!555・剣・響鬼【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】』より)

 次は、『電王』のリュウタロスの声でお馴染みの人気声優、鈴村健一の語り。

――では、鈴村さんにとってナンバーワン作品のひとつ『剣』の話に行きたいと思いますが、リアルタイムではご覧になってなかったんですね。
鈴村 実はそれが……1クール目は見てるんですよ、そこまで見て脱落したっていう。というのは、正直、全然ノレなくて!(笑)。
 だから、『剣』はリアルタイムでは脱落しちゃったので、何年か経ってから改めて見直そうと思って、DVDを手に入れて、もう一回ちゃんと見てみようって思ったんですよね。しっかり見てみたら印象が変わるかもしれないと思って。……でも、1クールはやっぱりダメで(笑)。
 だけど、そこをガマンして、なんとか2クール目に突入したら……急に面白くなるんですよ!「なになに!こんなに面白いの!?」ってすごい驚いて、2クール目からはもう目が離せないぐらいにハマってきて。
 『剣』はほんと、1クールが終わった途端に、急に、究極に、面白くなりますね!突然、面白くなるんですよ!あれはねえ……溜めすぎですよ、1クール。みんな、脱落しちゃうよ(笑)。
鈴村健一『語ろう!555・剣・響鬼【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】』より)

 次は、後半の『剣』でメインライターを務めた、會川昇の語り。

――(中略)會川さんは最初に22話から25話に助っ人的に参加されますよね。それ以前の『剣』はどういう印象でした?
 うーん、世間の人とあんまり変わらないんじゃない?1・2話はリアルタイムで見てますけど、本当に世間的なイメージと同じで、とにかくメインの4人の区別がつかなかった。なんでこんなに顔とか芝居とかが似てる人を選んじゃったのかなっていうのと、あんまり日笠さんらしくないなと思ったかな。
 日笠さんはそれまでスーパー戦隊のプロデューサーがメインだったけど、毎回毎回手を替え品を替え、その作品の根本みたいなものを1話でバーンと楽しく見せてたから、そういう意味では、日笠さんの個性っていのがあんまり感じられないなと思ったのが、1話、2話だった気がしますね。
會川昇『語ろう!555・剣・響鬼【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】』より)

 次は、東映インテリヤクザこと、白倉伸一郎の語り。

白倉 たぶんね、『555』をもって自分がライダーから一回離れるのは、仮面ライダーに関しては枯渇してしまって、自分にはもうやれることはないと思ったからで、自分が仮面ライダーにたずさわる意義や価値を見失ってたから……っていう内向きな理由だけじゃなくて、思い上がりもあったんですよね。
 仮面ライダー枠の番組のつくり方のフォーマットや、つくり方の手順みたいなことが確立されたんじゃないかっていう。こうすればこの番組はつくれるんだ、この枠は続いていくんだって。
 結局、それは錯覚でしかなくて、今に至るまで迷走が続いていくって評価になっちゃうんですけど、『555』の当時はそう思いこんでたんですよ。『クウガ』から始まった4年間で、題材がどうであれ、つくり方のフォーマットは確立できて、自分が担当であろうがなかろうが、なんとかなるんだと。
白倉伸一郎『語ろう!555・剣・響鬼【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】』より)

 最後は、東映の用心棒こと、井上敏樹の語り。

井上 (中略)当時はもっとね、次は何しようかって、プロデューサー連中も熱い思いがあった。『クウガ』『アギト』『龍騎』もそうだし、『555』もそうだしさ。さっきも言ったけど、俺、『剣』はちょっと否定的なんだけど、『響鬼』はいい作品だと思うよ。俺は嫌いだけど、作品としての「志」があった。
 要はね、その「志」があるかないかなんだよ。
 要するに、いいものをつくろうとする意欲とかさ、誰もやってない新しいことをやってやろうっていう挑戦心とかね。それはすごい大事なことでさ、それがないとダメだね。俺、『剣』はそれが感じられなかったんだよ。會川は頑張ってたと思うけどね。
 その志を感じられればさ、俺が好きか嫌いかなんてどうだっていいんだよ。俺が嫌いであっても認めることはできる。ただ、世の中、志がないのが多いよね。そうなると、もうダメだね、いろんな意味で。
井上敏樹『語ろう!555・剣・響鬼【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】』より)

 これらはね、言質というか、言霊ですよ。「前半の『剣』はしょ~もない!」という、証拠というか証明ですよ!俺みたいなクソオタクが言ってるんじゃあないよ!?大企業の役員が!大人気漫画家が!大人気声優が!平成仮面ライダーを作ってきた男達が!異口同音に口を揃えて「前半の『剣』はしょ~もない!」と言っている!これね、当時『剣』に携わっていた制作陣はね、これらの言葉を重く受け止めるべきだと思うよ。特に武部直美、おめーだよおめー。

■心に剣、輝く勇気 ~52枚のカード~

 ただね、最近ふと『剣』の前半を思い返してみたんだけどね、「4人の仮面ライダー」のキャラクターを構成する要素(ELEMENTS)自体は、第01話~第30話の間に、出揃っていたと思うのよね。試しに列挙してみる。

●剣崎一真(スペードのA(剣 + 一))
(01)仮面ライダーブレイドに変身して戦う。
(02)正義感に溢れ、「人を助けたい」という想いが強い。
(03)幼少期に両親を火事で亡くしており、天涯孤独の身。
(04)自称ルポライター白井虎太郎の豪邸に居候している。
(05)人類基盤史研究者である広瀬栞のサポートを受ける。
(06)栗原遥香は虎太郎の実の姉であり、天音は姪である。
(07)栞の父、広瀬義人もまたBOARDの研究者だった。
(08)人に裏切られた経験が多い。裏切られることも多い。
(09)滑舌が悪い(オンドゥルルラギッタンディスカー!!)
(10)アンデッドとの融合係数が高い。
(11)ジャックフォームに変身できる。
(12)醒剣ブレイラウザーを使用する。
(13)ブルースペイダーを乗用する。

●相川始(ハートのA(愛 + はじめ))
(01)仮面ライダーカリスに変身して戦う。
(02)ヒューマンアンデッドのラウズカードで、人間に変身する。
(03)カメラマンの栗原晋を戦いに巻き込み、死亡させてしまう。
(04)晋の妻、遥香が経営する喫茶店ハカランダに居候している。
(05)遥香の娘、天音に慕われており、彼も彼女を守ろうとする。
(06)マンティス&イーグルアンデッド(高原)は好敵手だった。
(07)鯛焼き名人アルティメットフォームに変身する(三上了が)
(08)口数は少なく、何処か他人と交わらない孤独感を漂わせる。
(09)滑舌が悪い(オレァ クサムァヲ ムッコロス!)
(10)いかなる生物の始祖ではない、ジョーカーである。
(11)ジャックフォームに変身できない。
(12)醒弓カリスアローを使用する。
(13)シャドーチェイサーを乗用する。

●橘朔也(ダイヤのA(橘菱 + 一日))
(01)仮面ライダーギャレンに変身して戦う。
(02)後輩の面倒見が良く、剣崎からは絶大な信頼を寄せられている。
(03)ライダーシステムで体がボドボドになるのではと烏丸啓を疑う。
(04)伊坂(ピーコックアンデッド)に騙されて、モズク酢に漬かる。
(05)大学の同級生、深沢小夜子を死なせてしまう。「バーニングザヨゴ」
(06)元ギャレン適格者、桐生豪の暴走を止め、彼から激励を受ける。
(07)新名(ウルフアンデッド)に騙され、ファングを造ってしまう。
(08)「いいひと。」故に、人を信じやすく、人に騙されやすい性格。
(09)滑舌が悪い(ダディャーナザァーン!!)
(10)「恐怖心 俺の心に 恐怖心」
(11)ジャックフォームに変身できる。
(12)醒銃ギャレンラウザーを使用する。
(13)レッドランバスを乗用する。

●上城睦月(クラブのA(白詰草 + 一月))
(01)仮面ライダーレンゲルに変身して戦う。
(02)バスケット大好きな高校生。性格は温厚でお人好し。
(03)幼い頃に誘拐されコインロッカーに閉じ込められた。
(04)バスケット部の先輩からの不当な非難にも平身低頭。
(05)その平和主義ぶりに幼馴染の山中望美も呆れている。
(06)烏丸啓が開発したレンゲルクロスの邪念に苛まれる。
(07)嶋昇(タランチュラアンデッド)の捨て身も虚しく、
(08)スパイダーアンデッドの呪縛に囚われ、翻弄される。
(09)滑舌は悪くない(オッペケテンムッキー!)
(10)「自分は闇の中から生まれた」
(11)ジャックフォームに変身できない。
(12)醒杖レンゲルラウザーを使用する。
(13)グリンクローバーを乗用する。

 だから、剣崎一真の以下の要素(ELEMENTS)を組み合わせれば第33・34話(息邦夫監督回)になるし、

(10)アンデッドとの融合係数が高い。
(11)ジャックフォームに変身できる。
(12)醒剣ブレイラウザーを使用する。
(13)ブルースペイダーを乗用する。
(01)仮面ライダーブレイドに変身して戦う。

 下記の要素(ELEMENTS)を組み合わせれば第35・36話(諸田敏監督回)になるのだ。

(01)仮面ライダーブレイドに変身して戦う。
(02)正義感に溢れ、「人を助けたい」という想いが強い。
(03)幼少期に両親を火事で亡くしており、天涯孤独の身。
(04)自称ルポライター白井虎太郎の豪邸に居候している。
(05)人類基盤史研究者である広瀬栞のサポートを受ける。

 要するに、前半の『剣』というのは……!

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 「くばられていたのはッ!ブタだァ~~~ッ」状態だったのよね(汗)「スリーカード」にも「ツーペア」にすらなっていない。毎回毎回ブタばかりで、よくて「ワンペア」みたいな。手役を作らなければ、勝つことはできない。視聴率的にも玩具売上的にもね。

 ところが、後半の『剣』では、會川昇が怒涛の勢いで「Aのフォアカード…!」「ストレートフラッシュ…!」「ファイブカード…!」と次々に手役を構築し、並べていく(※下図はイメージです。)

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 『剣』の後半の展開って、ほぼ全てが「前半の軌跡」を拾い集めて作られてるのね。後付けの設定って、トライアルシリーズや天王路博史/ケルベロスアンデッドくらいなんじゃない?ティターンはデザイン自体は最初から存在してたっていうし。上級アンデッド達も、人間態はまだしも怪人態は「既にあるもの」なわけだしね。だから、後半の『剣』はテコ入れ感があまりしない。ほとんどが既存の要素(ELEMENTS)の積み上げ積み重ねだからだ。故に、俺達視聴者はただひたすら會川昇の手腕に感嘆し、戦慄することになるのだ…!

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■『剣』の奇跡、切札とは會川昇のことだよ!

 「仮面ライダー?バッタの改造人間が世界征服を企むショッカーの怪人を倒す、アレでしょ?」

 そういう固定観念を持つ友人知人先輩後輩に、自分はよく『クウガ』『アギト』『龍騎』『555』を薦めるのだけれど、仮面ライダーに対して抱いていたイメージがいい意味でぶち壊されるようで、みんな「面白かった!」と言ってくれるんだけど、『剣』は難しくて…!『キバ』はまだ、「753315www」とか「音也カッケェ…!」的な感じで視てもらえることがあるんだけど『剣』は…!みんな序盤で躓くんよね…!「これ、いつになったら面白くなるの?」って、聞かれなかったことないもの(汗)そう尋ねられるたびに、俺は「31話まで我慢してくれ!」と返すのだけれどw友達のキタオカ君に『剣』のDVDを貸した時もね、「前半は苦行だったよ、苦行!」とブーたれてたからね(笑)

 まぁそんなキタオカ君も、最終回まで視終わった後「ラストのアコギで涙腺が緩んだ…!ケンジャキ良い奴過ぎだろ…!(´;ω;`)」と『剣』を好きになってくれて「よかったよかった!」と内心ホッと胸を撫で下ろしたのだけれど、その次にボソッと「一番の奇跡、切札は會川昇だよなぁ…!」とキタオカ君が呟いて、「嗚呼ッ!確かにそうだよなぁ!」と思った!『語ろう!555・剣・響鬼』でも、谷田俊太郎が「平成ライダー作品で人気投票をしたら、『剣』は1位にならないような気がするんです。でも、好きなラストや感動した最終回という投票があったら、トップになる可能性も高いんじゃないか」と仰っていて、「そうだよなぁ…!俺もそう思うよ…!(うんうん)」と思わず頷いてしまったのだけれど、いや~!いいよなぁ『剣』は…!けど人に最後まで視聴してもらうのにものっそい骨折れるんよな…!

 會川昇、また平成仮面ライダーでメインライターやってくれないかしら…?宇都宮孝明あたりが起用しそうだけれど…?それにしても、『ドライブ』の次は誰がチーフプロデューサーを務めるのだろうか…?(気が早い?)會川昇については、また単体で何か記事を書くかもしれません。

■オマケ:會川昇井上敏樹

 何気に會川昇井上敏樹は付き合いが長いのだ。

――會川さんと井上さんは、もう30年ぐらいのおつき合いなんですよね。
井上 そうだね、あいつはまだ10代の頃に、うちにインタビューにきたんだよね。俺がまだデビューしたばっかりのときに。島田満っていう脚本家の特集をやるんで、俺に話を聞きにきたのを覚えてるね。
 最初は仲が悪かったんだよ。あいつ生意気じゃない?いつもドヤ顔してるしな(笑)。まあ腐れ縁で今でもたまに飲むね。メシ食ったりね。
井上敏樹『語ろう!555・剣・響鬼【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】』より)

 なんか目に浮かぶな(笑)あと、まさか敏鬼からもアニメの『ハガレン』の話が出るとは思わなんだ。

――(中略)『剣』は會川さんが参加されてから、どんどん盛り上がって、後半のドラマはすごい見応えありましたよ。
井上 うん、會川は頑張ったよね。あのときの會川はよかったんじゃない?あいつはハマれば、いい仕事するんだよ。『ハガレン』もよかったよな。
――よかったですね。井上さんも書かれてましたよね(笑)。
井上 また例によって怪盗ネタとかな(笑)。あれは面白いアニメだったよな。相当、残虐なこともやってたしな。原作者も寛容だったよ。よく許したよな。
井上敏樹『語ろう!555・剣・響鬼【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】』より)

 あんたが言うなよ(笑)

[了]

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