読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

千倍王鷹虎蝗合成獣

平成仮面ライダーの感想・考察サイト。衒学的で悪し様で居丈高な語り口のブログにようこそ。

『ドライブ』第18・19話の簡易感想

16_ドライブ

『ドライブ』ももうすぐ第20話か~!
第18話「なぜ追田警部補はそいつを追ったのか」

第19話「なにが刑事を裁くのか」
の簡易感想です。大森敬仁曰く、「第20話はハチャメチャでいて、実は真面目な『仮面ライダードライブ』のテーマを描く話です。」とのことなので、何とか次からはちゃんとした感想を書きたいなァ…!

●『DEATH NOTE』ってあったじゃないですか。2003年~2006年まで週刊少年ジャンプに連載されていた、大場つぐみ×小畑健の漫画ね。まぁ前置きはそんなに要らないかな。ものっそい有名な作品だし。要するに「名前と死因を書いた人間を、その通りに殺せるノート」を手に入れ犯罪者を裁いていく主人公と、それを阻止せんとする警察・探偵のハナシなんだけど、2000年代半ばはこういった「ピカレスクロマン」が流行っていた時代だったような気がする。谷口悟朗監督のアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』もそうかな。白倉伸一郎も、『DEATH NOTE』には衝撃を受けたようだ。

「企画当時、『ドラゴン桜』とか『女王の教室』とか、"俺様ヒーロー"というか、周囲が誤解するようなきつい物言いで一人孤高に戦う人がカッコイイ、というドラマが幾つか成功していたので、俺様主人公でも成立するんじゃないかと考えたんです。小泉劇場もそうですけど、世間が許容するようになったというより、寧ろそういう者を求めているのではなかと。あと、何より『デスノート』の設定がショックだった。ああいったドラマが少年漫画誌で受け入れられるんだという。主人公が完全に悪ですからね。まあ、全面には出てこないけど、こういう作品が許される時代になったというのは衝撃でした」
白倉伸一郎仮面ライダーカブト特写写真集「MASKED RIDER SYSTEM」』より)

●『ドライブ』第18・19話はそういう話だったと思うのよね。「復讐代理人事件」は。「行き過ぎた正義は時に悪になってしまう」というハナシ。そして「いくら悪人とはいえ、暴力をふるうのは果たして正義なのか?」という問いかけ。平成初期の仮面ライダー(『クウガ』~『555』)でやっていたこと。『W』の「コックローチ・ドーパント」の話を書いた荒川稔久もそうだけど、長谷川圭一も平成一期テイストな話を好んで書くなぁ。その辺が、三条陸といい意味で差異化が図られて、いいですね。今回はゲストキャラが多すぎて、話が雑多になっちゃった感があるけれど、二転三転する展開が面白かったです。長谷川圭一、いい仕事するな…!

●ただ、オチがちょっと残念だったかも…!あそこは「現さんが橘さんを逮捕する」でいいじゃん!なんでここで進ノ介を立たせる方向に持っていっちゃったんだろうなァ~?『鎧武』を受けて、「主人公はオイシイ役どころにしないとダメよ!」といった制約でもあるんだろうか…?『ドライブ』の第16・17話でも書いたけど、現さんの話は現さんでオトさないといけんと思うのですよ自分は。それに、橘さんも「おとり捜査のためだった」とはいえジャッジロイミュードと結託して民間人に暴力をふるったわけだし、ここはきっちり裁かないと、チビッ子達にさえ「身内贔屓じゃね?」と呆れられちゃうぞ…?

●なんか、石田秀範監督回なのに、販促めっちゃ顔晴ってなかった…?意外や…!「魔進チェイサーがライドクロッサー(ライドチェイサー+ライドマハー)を使役する」というのは、『555』のジェットスライガー戦を彷彿とさせて痺れました。詩島剛の、その対処法もお美事!巨匠も、毎回こんな感じで暴走しなければ文句無しなんだがなァ…!カラフルコマーシャルもデコトラベラーも活躍できてよかったね。

[了]

※関連記事です。

『ドライブ』第14・15話の簡易感想 - 千倍王鷹虎蝗合成獣

『ドライブ』第16・17話の簡易感想 - 千倍王鷹虎蝗合成獣

『ベイマックス』と『鎧武』と『ドライブ』 - 千倍王鷹虎蝗合成獣