読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

千倍王鷹虎蝗合成獣

平成仮面ライダーの感想・考察サイト。衒学的で悪し様で居丈高な語り口のブログにようこそ。

『語ろう!555・剣・響鬼』発売日決定

 ゲェーッ!気が付いたら『語ろう!555・剣・響鬼』の発売日が発表されていた!2015年01月09日(金)って来年じゃないッスかァ~!願わくば年内に読みたかった…!

 語るのは二ノ宮知子井上伸一郎鈴村健一虚淵玄森次晃嗣半田健人會川昇・高寺成紀・白倉伸一郎井上敏樹の十名。十人って多いな!一人当たり何ページになるんだろうか。というか、「ファン目線の本が作りたい!」という企画で『語ろう!クウガ・アギト・龍騎』は作られたのに、今回半分以上が作り手関係者じゃあないか(笑)敏鬼からは『555』、高寺Pからは『響鬼』についてもっと語って欲しかったので今回の人選は俺得。というか、前作の時点で「次作が出てもこの二人は続投するんだろうな」と思っていたw個人的には、會川昇が語ってくれるのは嬉しいね!『剣』スタッフは表舞台に出てこないからな~。貴重ですよこれは。角川のプロデューサー、井上伸一郎は『ユリイカ』の寄稿が素晴らしかったので今回も期待(というか、"井上"+"伸一郎"って凄い名前だ…!)っつーか、『のだめカンタービレ』の作者って平成仮面ライダーファンだったのか…!森次晃嗣はあれか、『剣』で「天王路博史」役で出てたからか。しかし、ファンと言っていいのか…?

 前作も読みごたえたっぷりだったな~。自分は『鈴木先生』のファンなので(あれは秀逸なギャグ漫画ですよ!)、武富健治が出てて驚いた。あと、ちょっと恥ずかしい話なんだけど、自分はラッパーの宇多丸をこの本を読むまで知らなくて、「ヒップホップの人間は、オタク文化を馬鹿にしてんだろ!」という偏見を持ってたんだけど、『アギト』について熱く語っていて考えを改めた。宇多丸さんごめんなさい…!俺も『アギト』好きだぜ…!一番じゃないけど…!切通理作は相変わらずブレない人だね~。理路整然とした語り口は美事。あと加藤夏希ちゃん可愛い。ロビーナちゃんも霧島美穂も可愛い(加藤夏希、小説版『龍騎』を読んだんだろうか…?)

 『語ろう!クウガ・アギト・龍騎』で一番印象に残ったのは、インタビュアー谷田俊太郎による「あとがき」かもしれない。以下引用。

 7時間半以上という最長取材時間を記録した高寺さんは、さらにその後も、できるだけ正直な気持ちをお伝えしたいと、こちらが恐縮してしまうくらい、何日も徹夜して渾身の推敲作業をしてくださって、この本にご協力いただいた時間を合計すると何10時間、いや何週間になるだろうか……。
 逆の意味でシビれてしまったのが、井上敏樹さん。取材が終わり「では原稿が出来たら送りますので」とお伝えすると「任せるよ。それより今度一緒に一杯やりましょう」と一言。なんと原稿チェックなし。なんという男気、潔さ……。これまた僕の20数年の取材歴で初めての経験だった。
 そんな人柄も作風も鮮やかなほど好対照な高寺さんと井上さんが、共に「子供騙しがいちばんよくない」と同じ志を抱いて作品をつくっていたことには、特に感銘を受けた、きっとこのおふたりだけでなく、そんなスタッフやキャストの共通した思いが、平成仮面ライダーシリーズの今日を築いたのだろう。
(谷田俊太郎『語ろう!クウガ・アギト・龍騎 【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】』より)

 自分もかつては、「仮面ライダーなんて、子供騙しの勧善懲悪モノなんだろ!」と過小評価してたんですけど、やはり『クウガ』『アギト』『龍騎』、そして『555』を見て考えが改まったし、「視聴者の固定観念をぶち壊した」という点で平成初期仮面ライダーは非常に価値ある存在だと思う。嗚呼、また見返したくなってきたな旧作品も…!

 『語ろう!クウガ・アギト・龍騎』は、高寺成紀の神経質なほどの生真面目っぷりと、井上敏樹の豪放磊落さを楽しむだけでも価値があります(笑)未読の方は是非ご購入を!

[了]