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千倍王鷹虎蝗合成獣

平成仮面ライダーの感想・考察サイト。衒学的で悪し様で居丈高な語り口のブログにようこそ。

裏番組とポケモンとサポートアイテム

 平成仮面ライダーの平均視聴率は、年々下がってきている、という統計が出ている。
【参考】
クウガ』(9.7%[]) →『アギト』(11.7%[↑]) →『龍騎』(9.4%[↓]) →『555』(9.3%[↓]) →『剣』(7.9%[↓]) →『響鬼』(8.2%[↑]) →『カブト』(7.7%[↓]) →『電王』(6.9%[↓]) →『キバ』(6.2%[↓]) →『ディケイド』(8.0%[↑]) →『W』(8.0%[-]) →『オーズ/OOO』(6.9%[↓]) →『フォーゼ』(5.89%[↓]) →『ウィザード』(5.94%[↑]) →『鎧武』(5.2%[↓])

 理由は幾つか考えられる。「マンネリ気味になってきた」「単純に、作品の出来が悪い(難しい/つまらない)」「録画機器を持つ所帯が増えてきた」「少子化の影響で、メインターゲットの視聴者が減った」…などなど。だがしかし、もっと恐ろしい原因がある…!裏番組、『ポケモン☆サンデー』(現、『ポケモンゲット☆TV』)の存在である。

■『ポケットモンスター』とは?

 今更ここで言及する必要はないですね。世界的に有名なゲームだから(オイ)

 超、ざっくり説明すると、"ポケモン"と呼ばれる不思議な生き物を、捕まえて、育てて、戦わせるゲーム。要するに「闘犬」や「闘鶏」みたいなもん(ん、こっちの方がわかりにくいのか…?)生みの親である田尻智は、幼少期の「昆虫採集」がヒントになったと後に語っている。そして!これ、けっこう重要なポイントなんだけど、ポケモンは育ててレベルを上げると「進化」する!それはまるで「芋虫が蛹になって蝶となる」ように、「お玉杓子が蛙になる」ように(※これらは「変態」だけど、『ポケモン』の世界では、「おや?○○のようすが…!」と姿形が変わることを全て「進化」と呼ぶのです。)

 更に!もしかしたらこれが一番の肝かもしれないんだけど、ポケモン』は自分で捕まえて、育てたモンスターを、他の人と「交換」したり「対戦」したりできる!また、『ポケモン』は同じソフトでも複数バージョン出る(例えば、初代だったら『赤』と『緑』)かつ、ソフトによって出現するモンスターがちょっと違うし、通信すると進化するヤツもいるため、全モンスター収集をコンプリートするためには「交換」が必須なのです。思えば、これが口コミに火をつけた最大の要因だったんだろうな。元祖『赤/緑』(GB)以降、『金/銀』(GBC)、『ルビー/サファイア』(GBA)、『ダイヤモンド/パール』(DS)、『ブラック/ホワイト』(DS)、『X/Y』(3DS)と、携帯ゲーム機が"進化"し続けるたびに新作が発売し続けているけれど、上記の基本方針はずっと変わらない。

 『ポケモン』は1997年からアニメシリーズも放送されている。『ポケモン』の番組の制作局は全てテレビ東京だ。『ポケットモンスター』→『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』→『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』→『ポケットモンスター ベストウイッシュ』→『ポケットモンスター XY』と、タイトルは何度も変わってるけど主人公は「サトシとピカチュウ」というのは変わらない(言うまでもなく、"サトシ"は田尻"智"からとられている。)『ポケモン』をやったことがなくても、ピカチュウはみんな知ってるんじゃあないかな?赤いほっぺの黄色い電気ネズミね。『ポケモン』には、強いモンスターを育成して闘わせて勝つ、というカタルシスだけでなく、愛玩動物を愛でる、可愛がる」的な楽しみ方もできる。ぬいぐるみなどのグッズも豊富だしね。

 で、ようやく本題に入るんだけど(いつも前置きが長いな…!)、その『ポケモン』を題材にした情報バラエティ番組が、2004~2010年放送の『ポケモン☆サンデー』、2010~2013年放送の『ポケモンスマッシュ!』、2013年から放送中の『ポケモンゲット☆TV』なのだ。放送時刻は、2004~2006年まで「毎週日曜8時~8時半」、それ以降は「毎週日曜7時半~8時半」となった。テレビ朝日の「スーパーヒーロータイム」と丸被りである。

■サポートアイテム(『ポケモン』っぽいヤツら)の登場

 子供ってのはマセてるもんで、小学校低学年くらいになると特撮を卒業する子が出始める。小学校高学年くらいになるとほとんどの子が見なくなるんじゃあないかな。そういった子達はみんな『ポケモン』の番組に流れるわけだ。つまり、「裏番組がポケモン情報バラエティである」=「もしかしたら特撮を見続けてくれたであろう子供達が視聴をやめてしまう」ということに他ならない。『555』(2003年)から『剣』(2004年)で一気に視聴率を落としてしまったのは、「裏番組×ポケモン」の影響も御多分にあったのではなかろうか(まァ、『剣』は後半は神憑ってるけど、前半はヒデェからな…!)

 そんなわけで、『響鬼』以降は「ポケモンを意識したような」サポートアイテムが我々の前に姿を現すこととなる。
(2005年)『響鬼』…「ディスクアニマル
⇒茜鷹(アカネタカ)、瑠璃狼(ルリオオカミ)、緑大猿(リョクオオザル)、黄蘗蟹(キハダガニ)、鈍色蛇(ニビイロヘビ)、浅葱鷲(アサギワシ)、黄赤獅子(キアカシシ)、青磁蛙(セイジガエル)、黄金狼(コガネオオカミ)、鋼鷹(ハガネタカ)、兜大猿(カブトオオザル)、鎧蟹(ヨロイガニ)
(2006年)『カブト』…「ゼクター」
⇒カブトゼクター、ザビーゼクター、ドレイクゼクター、サソードゼクター、ガタックゼクター、ホッパーゼクター
(2007年)『電王』…「イマジン」
モモタロス、ウラタロス、キンタロスリュウタロス、ジーク、デネブ
(2008年)『キバ』…「魔族」
キバット族、ウルフェン族、マーマン族、フランケン族、ドラン族、サガーク族
(2009年)『W』…「メモリガジェット」
⇒スタッグフォン、スパイダーショック、バットショット、フロッグポッド、デンデンセンサー、ビートルフォン
(2010年)『オーズ/OOO』…「カンドロイド」
⇒タカカンドロイド、タコカンドロイド、バッタカンドロイド、トラカンドロイド、電気ウナギカンドロイド、ゴリラカンドロイド、クジャクカンドロイド、プテラカンドロイド、トリケラカンドロイド
(2011年)『フォーゼ』…「フードロイド」
⇒バガミール、ポテチョキン、フラシェキー、ホルワンコフ、ソフトーニャ、ナゲジャロイカ
(2012年)『ウィザード』…「プラモンスター」
⇒レッドガルーダ、ブルーユニコーン、イエロークラーケン、ブラックケルベロス、グリーングリフォン、バイオレットゴーレム

 ただ、ぶっちゃけ「居ても居なくても変わらない」連中の方が多いよね…!「変身」に必要な、『響鬼』(※装甲響鬼のことね)や『カブト』、『電王』や『キバ』ならまだしも、平成二期以降のサポートアイテム達は特にそう感じる。一番「見(魅)せ方が下手だなァ…!」と感じたのは『ウィザード』の「プラモンスター」達。本当に必要性を感じなかった。まぁ、ゲートやファントムを探したりはしてるんだけどさ、『W』~『ウィザード』の流れを受けて「とりあえず出しました」感が凄まじい。『鎧武』で、思い切ってサポートアイテム枠を廃止したのは潔いね。その代わりに、アームズウェポン(大橙丸、バナスピアー、ブドウ龍砲など)を売ると。

 『鎧武』の「インベスゲーム」は、完全に『ポケモン』が元ネタだと思うけど、あれも見(魅)せ方悪かったなァ…!『鎧武』に関してはまだまだ書きたいことが山ほどあるのでそれは別途記事にします。

■『ドライブ』の「シフトカー」は『ポケモン』である!

 今回の『ドライブ』の「シフトカー」の妙は、平成二期における「変身ツール」と「サポートアイテム」を一つに融合したこと。一周回って、『カブト』~『キバ』の流れに戻ったことになるね。第01話「俺の時間はなぜ止まったのか」にて、マックスフレア・ファンキースパイク・ミッドナイトシャドーが怪人ロイミュードを倒したり、牽制するシーンには驚かされた。ここまで戦闘に役立つ変身ツールも珍しい!『カブト』や『キバ』ですら、「いけ、カブトゼクター!メガホーンだ!」「いけ、キバットバットⅢ世!ギガドレインだ!」みたいに戦わせないわけですよ。『電王』だと、イマジンタロスズ連中はどんどん出張っていったけどねwまとめると『ドライブ』は、フシギダネヒトカゲゼニガメで変身して戦うポケモントレーナーというイメージなわけ。そしてフシギダネヒトカゲゼニガメも、変身前も一緒に戦ってくれるのだ。

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 ん…?ポケモンで変身…?嗚呼、これって『ポケットモンスターReBURST』だ!

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 まぁ、「東映ポケモンを意識してる」ってのは完全に憶測なんですけどね(オイ)

 だって、特撮情報誌や関連本で、ポケモンがヤバい!」という発言してるライダースタッフ見たことないもんね!そういうのは、言わないもんなのかな…?何が言いたいかというと、「『ドライブ』は色々上手いことやってんなぁ…!」ということです。

[了]